YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

花祭り〜4月8日〜

2024-04-09 09:22:00 | 歳時記
4月8日はお釈迦さまの誕生日。キリストの誕生日は、何ヶ月も前から楽しみにしている我々日本人。お葬式でお世話になるのは仏式が多いんですけどね。我が家もそうです(^^;;



キリスト教ほどのにぎわいはないですが、仏教の世界でも創始者の生誕を祝うお祭りがあります。

それが花祭り、灌仏会(かんぶつえ)です。



お釈迦さま(コーダマ・ジッタール)はインドとネパールの国境辺り、ルンビニーで生まれたと言われています。

こんなところ(2018.12.21)


マヤ・デヴィ寺院
釈尊が誕生したといわれる場所に建てられた寺院

プスカリニ池
出産前に母親が沐浴し、釈尊の産湯にも使われた池

池のほとりの菩提

釈迦は生まれてすぐに7歩歩き、天と地を指し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんにげゆいがどくそん)」と言ったとか、言わないとか…。

花祭りにはそんな釈迦の姿を表す「誕生仏」が花で飾った花御堂に安置されます。誕生の頃のルンビニーは美しい花の園だったため、それを模しているんだとか。



誕生仏の足元には甘茶が満たされます。これは釈迦が誕生した時に九頭の龍が現れ、空から香湯(甘露の雨)を注ぎ、清浄したという逸話によるものだそうです。

柄杓で甘茶をかけ、お参りします。
お参り後、寺院によっては甘茶を振る舞ってくれるところもあります。1年間無病息災で過ごせるそうです。


外国の方も興味津々…。

甘茶はユキノシタ科のアマチャという植物の葉から作られます。ヤマアジサイの変種のようです。夏に刈り取った葉を乾燥させ、発酵させたものを煎じでお茶にします。独特の甘みがあります。

ウリ科の「アマチャヅル」を煎じたお茶も「甘茶」と呼ばれるのですが、「花祭りの甘茶」は「アマチャ」から作られるものを指します。ややこしや〜(笑)



というわけで、花祭りのお話でした。

今日もいい日になりますように!!





麦が色づく頃です〜いつのまにか6月〜

2022-06-04 07:41:00 | 歳時記



5月31日より、季節は小満末候「麦秋至」。あらら、もう6月です(^^;;

麦は真冬の寒い頃に目を出し、ちょうど今が収穫の時期。上の写真はまだ緑がかってますが、そろそろ枯れ草色になっている頃。

横浜ではあまり麦畑を見かけないので、手持ちのストック写真が見当たりません(T-T)

紅花畑と麦畑の写真を撮りに行きたいなぁ。

ゴールデンウィークの麦畑↓


そういえば、「麦畑」なんて歌がありましたね。オヨネーズ?ドリフターズ?

え?どちらも知らない…Σ(゚д゚lll)



梅雨入り目前?

天候が不安定な時期です。
寒暖差にご注意ください。

北多摩散歩のムービー作りました↓




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小満

2022-05-20 18:00:00 | 歳時記



陽気が良くなり、万物の成長する気が高まり、天地に満ち始める季節、それが小満。


「小さく満たされる」って、なんだかいい感じ♪それくらいが幸せなのかも。


小さな卵から幼虫が孵化したり…


孵化直後に卵の殻を食べるアゲハの幼虫

小さな種子が芽を出したり…



そして日に日に成長したり…

森の中で、草むらで、我が家の小さな庭の中でも、生き物たちの命のドラマが繰り広げられる季節。
そんな生き物たちの様子をじっくり観察すると、小さな命に備わった素晴らしい能力に驚かされます。












〜七十二候のページ〜

初候(5/21頃〜)→ 蚕起食桑
次候(5/26頃〜) → 紅花栄
末候(5/31頃〜)→ 麦秋至




【二十四節気・七十二候とは】
旧暦(太陰太陽暦)が使われていた時代、季節のずれを調整するために作られたのが二十四節気。地球の周期をもとに、夏至と冬至、春分と秋分を設け、さらにその間を分けて1年を24等分して、季節の特徴を表した言葉を当てています。しかし、梅雨や台風などがない中国で作られたものがそのまま使われているため、日本の季節とは多少ずれるところもあります。
七十二候は二十四節気をさらに3等分ずつして、季節の特徴を当てはめたものです。日本独自に作り直された経緯があり、より、日本の季節にあったものとなっています。


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立夏の頃の公園散歩

2022-05-13 06:00:00 | 歳時記



エゴの花が咲き、眩しすぎる緑のシャワー。

コナラの梢にのびのびと広がる若葉!!



暑くもなく寒くもなく、初夏の公園歩きは爽やかです。

虫たちの姿も目立つようになってきました。

この春生まれた赤ちゃんたち。



ヒメギス


ヤブキリ


ハバチ?

ヤゴの姿で冬を越したのかな?



すでに次世代に命をつなぐ準備も始まっていました。



横浜ではないですが散歩の様子です。一緒に眩しい緑を楽しんでください。来年は横浜版が作れたらいいなぁ〜↓↓↓





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なんじゃもんじゃであ〜る!

2022-05-07 06:00:00 | 歳時記


@昭和記念公園

なんじゃもんじゃの木というものをご存知でしょうか?

畏れ多くも水戸光圀公が時の将軍に「あの木は何という木か」とたずねられ、とっさに「なんじゃもんじゃ!」であると答えたとか、答えなかったとか…。いかにもありそうな逸話です。



この時の「ナンジャモンジャ」の正体は中国原産のヒトツバタゴという木です。日本でも木曽川流域の東海地方とと長崎県対馬に自生していて、樹高は20mほど。

学名は雪の花を意味するらしく、その名の通りプロペラ状の真っ白な花をつけます。



日本(おもに関東地方)では、その地方に珍しい正体不明の立派な木に「なんじゃもんじゃ」と名付ける傾向があったようです。

なんじゃもんじゃは「何じょう物じゃ(なんという物だ)」という意味。

だから「なんじゃもんじゃ」と呼ばれる植物はいくつもあるそうです。



中でも有名なのが、このヒトツバタゴ。昔、江戸青山六道の辻(現在は明治神宮外苑内)の人家にあって、名前がわからなかったことから「なんじゃもんじゃ(または地名から「六道木」)」と呼ばれてきたそうです。



なお、近年になり自生地では絶滅が危ぶまれ、天然記念物に指定されいます。

公園などに植樹されていると結構話題になったりします。横浜では、金沢動物園や子ども植物園で見ることができます。

ちなみに友人に連れて行ってもらった静岡市の城北公園には、この「なんじゃもんじゃの木」ことヒトツバタゴがたくさん植えられていました。



大きな時計のモニュメントをぐるっと一周。真っ白に咲くなんじゃもんじゃの木!!!

圧巻でございました。



4月下旬から5月上旬が、花の美しい季節です。




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