叔父の闘病の記録です。
悪性胸膜中皮腫 その1
悪性胸膜中皮腫 その2
に続きます。
≪2015年 12月2日≫
エコーガイド下経皮穿刺生検・細胞診
胸壁・胸膜の病変を体外に針で採取し、検査・診断する処置。
この辺りで、医師は何かを疑っている気配を感じる。
その言葉をたどり、ネット検索をすると・・・
悪性胸膜中皮腫にたどり着いたのです。
アスベスト(石綿)と叔父の繋がりが想像できずに、父に確認すると・・・
アスベストは熱の遮断がいいので、職場で使っていたことがわかる。
父と叔父の職場は、ガラス工場。
旅行番組等で、花瓶とかガラス製品を作るシーンがあるでしょ?
そう、ああいう仕事をしていたのです。
出来上がった商品をつかむのが、アスベスト。
叔父は、商品についたアスベストをエアーで引き飛ばす作業をしていたのです。
まだまだ、アスベストの怖さを知らなかった・・・
そんな時期ですから、防塵マスクなんて使っていませんでした。
父には、そのような症状はないのですが、珪肺(けいはい)です。
ガラスの溶剤によるじん肺です。
これも、治すことのできない病気ですが、ほとんど症状がないので普通の生活ができています。
≪2015年 12月7日≫
医師の口から、病名を聞かされる。
手術の適応外。余命のついては、特にない。
労災認定を受けることができると医師から告げられたが、叔父は知的障害の関係で医療費が免除されている。
なので、手間を避けて認定は受けないことにする。
アスベスト(石綿)健康被害の救済サイトで情報が得られます。
胸膜癒着術
胸腔を癒着させ、肺の再膨張を促す処置。
これで、しばらく胸水が溜まるのを抑えられる・・だろう。
この辺りから、叔父は「家に帰りたい」と訴え続けます。
自分の病状についての理解はない。
痛みも苦しみも訴えない。
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