私、このたび思うことありこの「花咲かせましょう」を閉じることにしました。
2005年8月にブログを開設して4年弱、独りよがりのつたない文章で恥ずかしげもなくいろいろと書き綴りましたが、最近はマンネリになり、写真の編集にも限りを感じています。
もう少し勉強して、またその気になったら新しいページを作ることも考えています。
次のページにたどり着いた方は、「なんだ、変わりないじゃないか?」とあきれられるかもしれませんが。
いつもコメントくださった皆様、ありがとうございました。
15日に父が亡くなったことをお話ししましたが、父は「自分は無宗教を信条としてきたので、僧侶による葬式はしないでほしい。」と言い残していったので、その意志を尊重して、直葬にして今はその風景を気に入り50年前に建てた家の海の見える部屋に安置しました。
日本海と対岸に見える暑寒別岳が気に入り、あえて北向きの居間にしました。
そこで、好きな音楽を聴きながら本を読み、煙草をすって眠くなったら寝てという、まさに悠々自適の生活を送っていたのですが、さすがに95歳くらいからそこでの一人の暮らしがきつくなり、ホームヘルパーの方のすすめもあり、近くの老人ホームに入居しました。
はじめは冬の間だけというつもりでいたのですが、そこの快適さにそのままずっと過ごすことにしたようです。
私も最近はそこで弟と落ち合って、父の誕生祝いをするのが習慣になっていました。
今年もできると思っていたのですが、急なことでちょっと当惑しています。
アメリカ在住の弟夫婦も急きょ駆けつけて、父をしのんで会食をするために、再び札幌を訪れました。
おりしも札幌は春爛漫、八重桜もライラックも藤の花も、そして地面近くではチューリップも芝桜もムスカリも、すべて一斉に開き、華やかな色であふれています。
北の国では気温が低い分、花の色が鮮やかです。
6月になったら会いに行く予定でいた父が急逝しました。
5月15日の夕刻、享年97歳8か月 肺炎で亡くなりました。
日に日に体力は衰えているが、自分のことは自分でできて、頭もさほど衰えておらず、たまに好きな甘いものなど送るときちんとハガキで礼状が来ていました。
その父が11日に肺炎の疑いで入院したという知らせを弟のお嫁さんからもらいました。
年齢が年齢なのでいつ急変するかもしれないと思い、話ができるうちに見舞っておこうと札幌の病院を訪ねました。
酸素吸入をされ、栄養補液の点滴をされた父はもう呼びかけに反応してくれませんでした。
昨日まではなんとか自分の意思を伝えられたらしく、医師に「延命のための経管栄養はしないでくれ。」とはっきり拒否したそうです。
私が行ったのは父に導かれていたのでしょうか?
その晩、弟の家に帰ったとたんに病院から「急変しました」という知らせ。
すぐに駆け付けたのですが、もう父はすべての管をはずされ安らかな死に顔でねかされていました。
高齢だから覚悟はしていたものの、あまりにあっけない別れに呆然とするばかりです。
その病院は若い研修医の多い看護も行き届いた病院で、私が付くとすぐに主治医が病室にきてくれました。
研修医だそうで真剣なまなざしが眩しいくらいの27歳という医師。
これまでの経過を説明してくれ、「私たちは体力をつけてもらって肺炎を治療して、少しでも元気になってほしくて経管栄養なども勧めたのですが、ご本人がもう、いいと拒否なさったので御意志を尊重しました。」とのこと。
父は尊厳死協会に登録をしていましたので、まさに尊厳死を実行できました。
これからはこういう希望を患者が出し、医師もそれを受け入れてくれる時代が来そうな気がします。
去年の今頃府中浅間山公園にムサシノキスゲとキンラン、ギンランを見に行ったことを思い出して、友人を誘って出かけてみました。
ここは保存会の方たちが管理しているので、貴重な花が毎年咲いてくれるのですが、今年は残念ながらキンラン、ギンランは行くのが少し遅かったようで、もう、数本しか残っていませんでした。
しかし、ムサシノキスゲは新緑の林で鮮やかなオレンジ色の花を咲かせていました。
花好きの女性が何組かゆっくりと散策している静かな公園は、あふれるばかりの緑と、時折聞こえる鶯の声が心を癒してくれます。
急に気温が上がって、各地で今年の最高気温を記録したというニュースを見ながらこれを書いています。
家の中にいても気温がぐんぐん上昇していくのがわかり、日中は涼しい階下の部屋で夕方になるのを待ちました。
やっと日が落ちたので、植物たちに水やりをしに出てみたら、昨日まで咲いていなかった花がいくつもあります。
やはり花は気温センサーで咲くのですね。
ピンクノウゼンカズラは3年目で、元気に雨どいを這い上っています。
普通のノウゼンカズラと違ってとても可憐な花を咲かせるので大好きです。
アマチャ これはおととし挿し木をしました。
お茶の席にはぴったりなので、枯らさないように、毎年挿し木をしてたやさな
いようにしています。
ヨイマチグサは先日友人が届けてくれたシランの鉢についてきました。
横にはコバンソウも穂をつけ始めています。
キャッツテイルは何年か前に買ったものを株分けしながらさかせています。
手間をかけずに可愛く咲いてくれるお利口さんです。
羽衣ジャスミンはもうほとんど花を終えているのですが、葉蔭でひっそりと咲
いているので、載せてあげることにしました。
最後のこの花、いつ買ったのか、勝手に咲いたのか忘れるほど前からあり
ます。 とても硬いギザギザの葉は触れないほどイガイがしているのですが
花は薄紫でとても可憐です。
どなたか名前をおしえてください。
連休は鎮痛剤を飲んでも治らない頭痛に悩まされ、さえない気分で過ごしていました。
連休明けに早速ハリ治療に出かけ、やっと解消しました。
首の筋がゴリゴリに凝っていました。時々こうなります。
このコリをほぐさないことには頭痛も治りません。困ったものです。
やっと気分もよくなったので、二子玉川の高島屋アレナホールで開かれている「王妃の愛した薔薇 宮廷画家ルドゥーテの世界」といういわゆるボタニカルアートのバラの絵の展覧会を連れ合いと見に行ってきました。
1820年代に描かれた銅版画です。
会場に近付くとほのかなバラの香りが漂ってきます。
これは、会場でバラの香りのアロマを機械で放っているからでした。
薔薇の精巧なボタニカルアートはとても素晴らしいもので、額縁も油絵などの絵画とは違ったとても繊細なもので、まさに女性向きの展覧会です。(残念ながら5月10日で終わりです。)
花より団子の私たち夫婦は、どちらかというとランチがメインの外出です。
今日は二子玉川駅の前にある玉川高島屋SCの10階にある「鼎泰豊」(ディンタイフォン)です。
一時新宿高島屋に開店して長蛇の列を作ったという台湾の小籠包が売り物のお店です。
小籠包とエビそばのランチセットですが、どちらも上品な薄味で人気のほどもうかがえます。しかし、何時間も並んでまで食べたいと思うほど?というのが感想です。
ここでは並ばずに眺めの良い席に案内してもらえたので、ラッキーでした。
先日小石川植物園でハンカチの木を見たことを書きましたが、そのごMARKSさんのブログでご近所になんじゃもんじゃの木の見事なものがあると伺い、これは一刻も早く見に行かねばと、自転車をとばしました。
確かにめったに見ない見事な咲きぶりのなんじゃもんじゃの木でした。
住宅街のごく普通の佇まいの中でそれはとても目立っていました。
絵画館の横とか、神宮球場の周りなどで毎年見かけるなんじゃもんじゃの木、しかし、今度見たのが一番だったように思います。
その足を梅ヶ丘図書館に向けましたら、そこの入口に大きなベニハナトチノキがいっぱい花を咲かせていました。
去年は新百合ヶ丘に見に行ったのですが、少し遅くて見られなかったので、今年はしっかり見られてよかったです。
そして、おまけはうちのささやかに咲いたカラタネオガタマの花です。
この花は別名バナナツリーと呼ばれるように、バナナのような甘い香りがします。
今日水道道路の井の頭線の踏切近くで、カラタネオアガタマの大きな木を見つけました。
その近くに行くととてもいい香りがするので、すぐわかりました。
ハンカチの木が咲いたという記事に触発されて、見たいという気持ちが抑えられなくなり、小石川植物園に出かけていきました。
ハンカチの木は新宿御苑にもありますが、しばらくご無沙汰の小石川植物園で見たいと思いました。
幸い、平日なのでそれほど人も多くなく、ハンカチの木もたくさんの白い花(実はこの白いのは花ではなく苞という部分なのですが)が強い太陽にキラキラと輝いて、「ああ、来てよかった!」と心から思える景色でした。
下の写真はたまたま見ていたつつじの花にアゲハ蝶が止まったので、マクロで写してみました。
広い構内にはたくさんの植物が花を開いていました。
ナニワイバラ、各種のつつじの中で特に目を引いたのはセイシカという石垣島など南の方に咲く珍しい種類のつつじや、キンギンボク(スイカズラ科)等々。
アマナの群生が林の中に広がっていて涼しげです。
今日は温室も一部あいていて、ヒスイカズラを見ることもできました。
でも、写真はちょっと失敗でしたので載せません。
小石川植物園植物園は季節ごとに珍しい花を見ることができ、人もそれほど多くないお気に入りのフラワーウオッチングの場所です。
駅へ通う道の途中で藤の花が咲いているのを見つけました。
足利フラワーパークの見事な藤を一度見たいと思っていたところなので、これは今を逃したら又いつ見られるかわからないと、好天の一日足利を訪れました。
足利にお墓参りに何度も行っているという友人にガイドをお願いして、まず足利義兼が妻を弔うために建てたという鑁阿寺(ばんなじ)を訪れ15世紀に再建され重要文化財に指定されている本堂に参拝。
静かなたたずまいの古刹はとても心を落ち着けてくれました。
次は足利学校へ。
こちらは関東で一番古い高等教育機関があったところに、それを復元したものだそうです。
そして、足利名物「古印最中」の香雲堂で最中や瓦煎餅を購入。
昼食はこれまた足利の名店「手打ちそば一茶庵本店」で美味しいお蕎麦を。
街であまり人影を見ないのに、ここは満席。知る人ぞ知るというお店だそうです。
お腹を満たした後は、本日の旅の目標「足利フラワーパーク」へ藤の花を見に行きました。
リンクしていただけるとお分かりになると思いますが、藤の花の多さでは関東一番の規模で、藤の花盛りの時期には大変な人だそうですが、今日は花がまだ花が満開になっていないため、まあ、そこそこの人出。
面白いと思ったのは、今日は入場料が1300円だけれど、花が満開になると1500円になるそうで、花の少ない分だけ200円安いということです。
なんだかとてもシビアでいい!
さて、肝心の藤ですがさすがにたくさんの株が植えられ、甘い香りをはなっています。
地面に届きそうなほど花穂を伸ばすそうですが、200円分だけ短いのはちょっと残念。
藤の花のほかにシャクナゲ、つつじなどが所狭しと植えられています。
正直、ちょっと花の色が多すぎてそれぞれの花の良さが生かされていないのが残念です。
「もう少し、造園する人が考えて植えてくれたら良かったのに。」というのが正直な感想です。
でも、トイレは簡易トイレなのに洗浄便座付きでとてもきれいに掃除されていていて、さすがトイレ先進国日本!と嬉しくなりました。
中国やロシアの人が見たらびっくりするだろうな。