花餅屋廼徒然書附帖

歌舞伎の世界に魅入られた男の、余りにも刺激的でグダグダ過ぎる日々…

夜は夜で…電飾が綺麗ですよ♪

2009年10月27日 23時10分59秒 | お祭…を徒然に…
まだまだ、引っ張っています…(苦笑)

おばあちゃんの家に戻って…ウダウダとしています。
隣の寿司屋から…オードブルとか…彼是と運ばれています。
先程、馬場に行くときに少し覘いたのですが…流石に祭りの日です。
忙しく…バタバタとされていて…祭りの注文に…彼是と忙しくされています。

そんな中…すみませんねぇ…。
また、祭りのカレンダーを貰ったら、置いといたるとの…嬉しいお話♪
流石は、嬉しいねぇ…大阪の甥にまでいつも彼是としてくれる(涙)

で…余子濱の叔母さん夫婦も帰って…さて…一服していました。

如何しようか?
屋台が帰って来るまで待ってよか?
時間掛かるかなぁ…でしょうね…。
今年は、輪番と違うから…宮入りも後…だから、宮出しも後になるよね。
順調に宮出しをしても…宮から…道中が長い…スッと真っ直ぐ帰って来ない…。
恐らく…此処まで…来るには1時間はみておかないと…そんなものですよ。

昼宮の日は、朝に馬場に入る前…丁度おばあちゃんの家の前の辻にて苅屋、浜田南、浜田西の三台の屋台が其々にチョーサをするのです…。
此れは昔からのことらしく…おばあちゃんの家を東に少し行くと川が流れていて、其処が苅屋と浜田の境界なのだ。
昼宮の朝、馬場入りする前に、浜田地区から遣って来る二台の屋台を其の橋の上まで苅屋の屋台が迎えに行くのです。
其処で、出迎えの儀式が行われ…ご祝儀と酒が酌み交わされる。
其の後…苅屋地区に入って初めの辻である処の、おばあちゃんの家の前にて三台が其々にチョーサを繰り広げるのだ…。
まぁ…おばあちゃんは、馬場にも、宮に行かずに此処で、十分に祭り見物が出来るといった話だが…何とも(苦笑)
母が言うには…昔、此処でたくさんの花が上がったと言う事で、其の名残らしい…。

で…夜。
昔は…浜田の屋台のみが帰って来て…苅屋は役員のみ見送りに附いて来ていた。
此れは私も覚えている…私がまだ小学生ぐらいの頃か…何しか、子供の頃…。
まだ夕方だったし…辺りが暗くなり掛けた時分に屋台が帰って来て…丁度、此のおばあちゃんの家の前の辻で一旦止まって…屋台の提燈に明かりを燈すといったものであった…。
其れが…今はエライ変わって…宮出しの時間が遅くなり、勿論、電飾を点けての宮出しです。
で…浜田のみでなく、苅屋も附いて来ます…。
三台の屋台が揃って…名残を惜しんで…帰って来るのです。
其れで…おばあちゃんの家の前がまた賑やかになります。
最後には浜田地区に移動して、三台の屋台が最後のチョーサを繰り広げます…。
此れには、神社まで遠い浜田の人々も、たくさん観に来るらしい…。
で…此処まで観ていたら…流石に遅くなる。
ましてや…高速の状況が把握できないし…。
絶対に此処を発つのが、10時を廻るに決まっている…。
今までも、何度か…最後まで観て帰ってことがあるが…流石に大阪に辿り着いたのは…日附が変わっていたし…。

じゃぁ…宮出しを観に行こうか…となった。
母と一緒に宮に行く…。
母自体…宮に行くのも久し振りだよ…?
大概…ウダウダで終わっているから(苦笑)
ましてや…今のようなスタイルになっての宮出しを観に行くのは…初めてだよ。

宮に向う道中…途中で子供屋台とすれ違う。
じゃぁ…まだだよなぁ…。
案の定、宮に着いても…まだまだと言うか、黒崎と東釜屋の宮出し前の練が行われていた。

先ずは…拝殿にて、お参りです。
東釜屋と黒崎が宮を後にして…一瞬の静けさを縫って、いい場所をキープしました(汗)



電飾の燈る苅屋屋台。



続いて、浜田西屋台。



最後は浜田南(高津)屋台。
浜田の屋台は宮入り、宮出しと其々交互に順番を入れ替えているのだ。



宮出しも巴練りをする…。
昼の宮入の際には、三廻転半…都合七回のチョーサをするのだが、宮出しの際には、一廻転半で三回のチョーサです。
しかし…此の迫力はスゴイモノです。
ましてや、最後の最後…拝殿大前にてのホンマに最後のチョーサは…見応えがある。
此れでもかっ!、此れでもかっ!
と言わんがばかりに…連続してのチョーサが続く。





巴練りを終えると…其々が、鳥居をくぐり出て…凄まじい勢いで…
エーエンエンヤァー!ソーリャァッ!
エーエンエンヤァー!ソーリャァッ!!

物凄い…迫力と若中の意気込みを感じて…家に向いました…。

少し…羨ましくなりました。
いや…羨ましい…。
私は花餅屋の正統な血筋の家の者です。
分家であって…大阪に出て来ているが為に…いや、其れは致し方ないだろうが…。
此の場で…観る側に立つのは…つらいものだ。
花餅屋の本家…其れに親戚たちは挙って浜田南(高津)の屋台を担いでいる。
従兄弟の子供も…乗り子になって…屋台に乗っている。

また、母方の親戚…従兄弟も苅屋の屋台を担ぐ若中となって、立派に祭りに参加している。

私は毎年のように祭りを観に帰っているが…参加は出来ない。
まぁ…無理だ。
本拠が大阪だから…。
もう、出た者だから…父が…田舎を出てからも毎年、祭りには屋台を担ぎに帰って来ていたら如何だっただろうか?

まぁ…時代が違うか…。

何だか…虚しく思って…家に戻りました。

帰る前に…おばあちゃんとお話タイムです。
此の所、帰る間際になって…母が隣の寿司屋に行っている間、私とおばあちゃんで話し込みます…其れもコアな話題。
後で母に聞くと…そんな話、今まで聞いたこと無いって感じの…おばあちゃんの娘時代の話だったり…結婚当初の話だったりと…。
昔の情緒も垣間見れる、興味深い話だ…勿論、花餅屋の昔の話も出て来る…。
語り部のようだ…。
母が言うには…あんたに言っておきたいのんとちゃうか?…昔の頃の話を。
段々と昔のことを話してくれる人が少なくなって来る…まぁ、此れは詮無い事だが。
此のひと時が少し、楽しみです。

で…遅くならないうちに…8時には出発ですっ!
帰りは、山陽道を走らずに…いつもの順序にて走りました。
姫路バイパス→加古川バイパス→第二神明道路→阪神高速神戸線。
此の神戸線の西宮から分岐している名神道に入り…東へ向った。
名神の豊中から、阪神高速の池田線に入り…環状線→東大阪線へと繋ぎ…やはり、遠廻りだが…順調に走りましたよ。

ホンマ…全く渋滞には遭わず…何だろうか?
此れだったら、際まで来て、一旦下に降りて走っても良かったのではないか?

家に帰り着くと母は直ぐにおばあちゃんに電話をいれる。
向こうも無事に帰ったか?心配だろうから…いつまで経っても、母と娘です。
聞けば…三台の屋台が帰って来たのが、9時頃だったと…其処から最後まで観ていたら…やはり、10時を廻るよなぁ…(苦笑)

でも…何とか…いいお天気(?)で良かったですよ。
ホンマ…おばあちゃんも元気だったし。

さぁ…来年も宜しくですよね(苦笑)


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2 Comments

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Unknown (苅屋っ子)
2010-02-16 14:15:03
苅屋についてあつい記事ありがとうございます。

ここ数年、元気のない苅屋ですが今年も見に来てくださいね。
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ようこそ。 (花餅屋の太夫元)
2010-02-16 23:27:57
苅屋っ子さん、こんばんは。
そして、初めまして…。

>苅屋についてあつい記事ありがとうございます。
そう言って頂けたら…嬉しいですよね♪
本籍は浜田ですが、苅屋も母方の実家がありますのでね…。
此の記事を読んだら、其れが何処かわかるかもしれませんね(汗)
まぁ…御内密に(苦笑)

>ここ数年、元気のない苅屋ですが今年も見に来てくださいね。
はい、今年も、時間…都合が合えば、帰りますよ♪

どうぞ…祭以外でも、田舎には帰っていますので…そんな記事もチラホラと書いています。
どうぞ、宜しくお願い致します。
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