嘘つきを反省する日記

日々の仕事の愚痴
大好きな読書、ゲーム、ガンダム
酒に溺れるダメ人間
強がりな裏の弱虫な自分

帰宅後の事実 【メッセ】

2005年08月31日 | Diary
時々、MSNメッセンジャー立ち上げます。
会社の子とその日の愚痴を言い合いますw

ヨパ王な本日、彼女の方から政経論、吹っ掛けてきました。

勝手に吹っかけられたと意気込んだと言うのが事実。

TV見ながら選挙戦の話をしていた私たち。

郵政民営化に関する事柄を彼女は述べました。
彼女のお父様が郵便局員なんだそうで。



  民営化してみりゃえーねん。

「でも、リストラ始めるかも」

  ほな、なして今までしとらんかって?

「しなくても、良かったから?」

  民営化してリストラ始まるんやったら、必要だったつーことぢゃね?

「でも、うちとーさん、未だ51歳だし、されたら困る」






‘されたら、されるような人材だったちゅーことやないの?’
とは言えませでした。

この会話の3倍以上の遣り取りは有ったんですが、まぁ、私が酔っ払って何言ってんねーん!
ってことに収まりました。


今まで官が保っていた人材を民になったら外される。
それが物語っているのは何か。

なーんてねw







郵政事業じゃなくて、他にリストラすべき公務員めっさ居るもん。
もちろん、真に頑張ってる人も居ると思うよ。

でも、県庁とか市役所とか行って、あくびしながら書類‘眺めてる’人見ると

「市ね」

って思うんですけど。
こんな奴等の給料に、血税使われてるのかと思うと、死んでも死に切れません。

公務員の友人知人はどっさり居ます。
三者三様、舐めてる奴は市んでほしーっす。


政経論書き出すと長くなりそうなので、今日は御披良喜。
こんな屁理屈王と酒を酌み交わしてみませぬか?w
熱いよ政経論。

文学部出身者だけどw

だって、家の中に酒しかなかったんだもん

2005年08月29日 | Diary
先週末の土曜日、久しぶりに連絡の有った友達と飲みに出た。
仕事終わってからだったので、だいぶ遅い時間から飲み始めた。

6月に出来たばかりという菜園の「ゆ屋」という和食居酒屋に行った。

その友達は新規開拓が大好き。
私は冒険できない人で、いつも決まった馴染みの店にしか行かない。

なので、その子との一献は貴重だったりもする。

酒は弱いが酒に関しても博学。いろんな知識が詰まってる。
ただ、女体にも相当興味が有る様で、隙有らばボディタッチを試みる曲者でもある。

私が忙しかったせいもあって、本当に久しぶりに会ったのだが、話があるとの事だった。

「来年の4月からの勤務での転勤が決まったよ。筑波だ」

遠いな、今から飲みに行こうよ、って行ける距離じゃないな。
残念だよ。

「だから今のうちに岩手の美味しい物食べ歩くんだ。付き合えよ」

そりゃぁ喜んで。

その夜も、一軒目「ゆ屋」大当たりで、友達も私も大満足。
もう一軒行くか、ということになり、
その店から程近い小さなバーへ。

個室のような狭い空間で、他愛もない話をする。
エヴァンゲリオンとガンダムの魅力についてとか。

お互い真剣にそんなことを話す。
帰り際は、私所有のガンダムと、友達所有のエヴァンゲリオンと甲殻機動隊のDVDを貸し合うことを硬く?約束して見送る。


帰宅後、日本酒片手に、ネットの中をふらふらする。
いつまでも引き摺っている、振られた男の知人(♀)の一人のHPを初めてじっくり見てしまう。

私にはやや理解しがたい彼女の生態が、彼女自身によって描かれていた。
心の病気を前面に押し出した自己陶酔と自己満足の世界。

その病気を理解できないという訳ではないが、彼女の人となりを思うと、その所業に吐き気を覚える程だった。

誰でも、どーでも、いい、偶然立ち寄った人のHPで、そういう人も居るんだな、って思うだけなら良かったのだが、私を振った男が彼女のお勧めに嵌っているということが分かった。

「これ、おもしれーんだよ」
って私に数日前に見せた‘ネタ’が彼女からのもので、彼女とメッセンジャーも遣り取りしていることが、吐き気のするHPで知った時、
言葉に出来ない虚しさを感じた。

私は彼女を彼女の作った世界でしか知らない。
それはどちらかと言えば嫌悪を覚えるモノであった。

彼女を理解したいともしようとも思わないが、どーゆースタンスであの男は彼女を見てるんだろうか、と。
気にならないと言えば嘘になる。

浮気することで、心の病を緩和し、人を憎んだり苦しめたりすることで、自分を傷つけることを防ぐという。

それって、どーよ。
でも、私に理解できないだけなのかな、とか。

馬鹿みたいに考えたりしてるうちに、日は高く上っていた。

少しおなか空いたので、そうだな、何か朝食に摂ろうと思ったのだが、
私の住む部屋には酒しかなかった。

ビール、サンゴー缶3本飲んで、最終的には日本酒二合空けていた。

カップラのひとつでも、家に置いておくべきだな、と。
米も無くて、お土産に貰った酒を飲んでる日々。

サラリー安すぎだぜ。

だから今夜も焼酎、ロックで。
明日も仕事だぜベイビー

数時間後には、制服着て、キリキリ仕事してるんだ。
背伸びして、強がって。

少しだけ、泣きたくなることが最近多くてさ。
原因は自分自身に有って、それを解決する決定権も自分に有るんだけどさ。

言の葉

2005年08月26日 | Diary
感情を持つ「文字」

時空間を共有せずとも、その感情を伝えることの出来る「言の葉」

彼女がどんな思いで、その日々を綴ったのか、
どうにも出来ない力の波に流されながらも、進まなくてはいけないことを余儀なくされた苦しさを、

その文字たちは抱いていた。

未だ見つけることの出来ない答えを抱えて、
それでも出した「結論」

答えじゃないことを知りつつも、
現実の世界に無理矢理に齎された「結果」


一言一句に含まれた苦しさを想うと
非力な自分が鏡に映る。

文字によって運ばれた言の葉は、
その一枚一枚に苦しさと悲しさを含みすぎていて
私は
ただただ泣くことしか出来ませんでした。


美しく優しい彼女の傍に行って涙を拭うことが出来ないけれど
一枚一枚の言の葉を
余さず集め、そっと仕舞うよ。
これ以上傷がつかないように、誰からも傷付けられないように、
真綿に包んで守るよ。

多忙 【仕事】

2005年08月25日 | Diary
毎日、毎日、最近
忙しい。

忙し杉。
数秒の合間を縫ってストーカー行為をするだけで、プライベートの時間は
睡眠時間だけ、って

どーよ。

労働の対価払え、クソ上司。

大赤字会社だから、しゃーないんだけどね。


ふぬぅ。

とりあえず、
うちのカワイイぴよぴー☆

APPI MUSIC CANP ’05 【ライブ】

2005年08月17日 | Diary
昨日、安比高原で行われたAPPI MUSIC CANP ’05に友人と行ってきました。

10:30に友達が迎えに来てくれて、安比高原へ。
私のアパートから、普段なら1時間20分くらいで着ける距離に在るのですが、市内を抜けた付近で、既に渋滞。

「これさー、みんな安比に行くクルマかなぁ」
「んだべー。」
「したら、会場すっげーごどになってんじゃね?」
「前売りだけで、2万人だってさ」

えぇぇぇえええっっっ!!
マヂでつか?!

「うん。ま、ゆっくり行こう」

常に温和でにこやかな友人。

途中、スーパーマーケットに立ち寄り、飲み物やおやつをゲッチュー。
私はビールも2本買って、再度、渋滞の道へ戻る。

「あぢー・・・
  ね、
      ビール飲んじゃっていい?」

助手席で、ビールを飲む私。
いつものコトよと、眺める友人。

開演15:00の予定が、14:00に変わっていたのは、オープニングアクト(って、所謂前座?)にタカチャが追加されていたためらしい。

結局、安比に着いたのは、14:30。
途中、20分程買い物したものの、まさか4時間もかかるなんて!
10:30出発早いかなぁ、なんて言ってたのが、なんのなんの。


日帰り出来る距離ではあるものの、せっかくなので、安比のペンションで1泊しようということにしており、その日お世話になる宿へ。
クルマを停め、荷物を預ける。
そのペンションから会場までは徒歩10分。
普通にクルマを停めると、遠くの駐車場に案内されると20~30分も歩くはめになる。
かと言って、会場近くに停めることが出来た場合、帰り、なかなか出れず、大変だったりする。

それらの心配無し! 且つ、ペンションのオーナーさんにも夕食が遅くなっても大丈夫だよ、と快く送り出して貰う。


タカチャのステージが終わろうという頃、指定ブロックに入る。
ブロックごとの人割、多過ぎっっ!!
めっちゃ狭い!

前日までの悪天候が嘘のように晴れ渡った空が照りつける太陽も暑いのに、
この人混みは地獄絵図ぢゃぁ~

でも、負けない。
強い子だから!

人波縫ってブロックの中程まで進む。

‘敷物などは敷かないように’と散々アナウンスしている中、
敷物を敷いている馬鹿者、基、若者の前に陣取る。

出演アーティストの順番などは予め知らされておらず、誰がどの順で出るのかドキドキだったりもするイベント。

15時を回り、いよいよスタート!

トップは175R
「ハッピーライフ」や「空に唄えば」等ぼちぼち知っている曲も多く、約1時間楽しめました。

友人と、いちアーティストにつき、1時間くらいだね、と話しつつ、次誰かを予想。
木村カエラ予想が見事的中。
「リルラ リルハ」くらいしか彼女の曲を知らなかった私は、小さなカルチャーショック。
すっげーパワフルで、歌も上手い!
「You know you love me?」とか、なかなか良かったですよ、ネーサン。

以前、倉木麻衣のライブに行った時、逆の意味のカルチャーショックを覚えたことを思い出しましたよ。

西日もまだまだ暑さを保ったまま、ORANGE RANGEのステージスタート!
今回の出演アーティストの中で2番目に楽しみにしていただけに、一緒に歌って、踊って、はしゃいじゃいましたよ。
1時間があっという間でした。

残る二組のアーティスト、トリは氣志團だろうと友人と話していたら、なんと、ここで登場。
この日イチバンのお目当て♪

同じブロック内に、赤組青組コスや氣志團アイテム揃いの子もぼちぼちいて、
もう、BE MY BABYの曲とともに高鳴りますよ、鼓動。

曲は「スウィンギン・ニッポン」「夢見る頃を過ぎても」「俺達には土曜日しかない」「One Night Carnival」「ゆかいな仲間たち(ラスでした)」等々。

で、嬉しかったのが、初めて見る富とキヨシの‘夕焼けワンワン’!
「たけしの元気が出るTV」のオープニングテーマ曲が、懐かしい~!
氣志團のネタって、私の年代にピンポイントなんだよね。
でもって、出ました!ゲストの雪村モエラちゃん。

ネタとしては有名なんだけど、セッションイベントで木村カエラが実際登場しているだけに、めっちゃおもろー!
そして、しっかり唄ってくれました♪

そして、モエラちゃんが追っかけしている‘ルシアンルーレット’がついに登場。
キン肉マンだよ、うん、あのネタは、と
自分の中で氣志團ピンポイント確認。

1時間があっという間!
またまた歌って踊ってはしゃいじゃいました♪

翔やん、面白杉!
えんたーてなー☆だよ、氣志團!
トリじゃなかったのでアンコール出来なかったのが、本当に残念でした。

そして、最後はRIP SLYME
会場が熱い!
若者達が熱い!
既に19時を回り、夜の帳が涼しさを導いてるはずなのに、野外のライブ会場が
熱い!

知ってる曲は有っても、「ふーん、リップスライムぅ」位にしか思っていなかった私。
こんなに人気有るんですかー。
世の波に乗り遅れてますなぁ。

メンバーの一人が病欠とか、その日有った地震の為、メンバーの一人が到着が遅れたり等あったけど、
新曲お披露目とか、アンコールも2曲!
めっちゃ盛り上がって終了。

メンバーの遅延の為に、氣志團が本来トリだったのを順番入れ替えたんじゃないかなー、なーんて勝手な私の憶測。

でも、いい感じに盛り上がって、最後は花火!
私にとって、この夏最初の花火でした。

21時近く、その晩泊まる安比高原ペンションもっきんばーどへ。
美味しいタンシチューのコース料理を堪能して、お風呂で汗を流して。
籐の手作り家具(ベッドまでも!)に囲まれて、穏やかに過ごす久しぶりに会った友人との会話。
大学卒業してから、そろそろ10年だよー、二人ともなかなか嫁に行かねーなー、なーんて話しながら、
この晩は友人共々あっという間に寝入ってしまいました。


やっぱりライブはいいなぁ~♪
しかもお天気のいい野外は気持ちいぃ~!
数年振りに‘夏休み!’って実感出来る時間を過ごせた気がしました。

弱々しいココロ

2005年08月09日 | Diary
「ドライブ行こう」
誘われて、また出かけてしまう。

でも、今日のドライブでは決めた言葉を伝えるために。

1時間ばかり、昼間の暑さの名残を抱えるアスファルトの上を滑った後、
私の家に戻る。

「今でも、きっと好きなんだ。いつでも考えてしまう。
  だから、
   忘れられないから、もう、恭介を忘れるための努力をするよ」

文字にすると、さらりと読めてしまう言葉。
でも、この一言を言い切るのに、何分掛かったんだっけ。

2分? 3分? 5分?

まるで、空気が動かなくなったように時間も止まる。
動かなくなった空気は重くて、息も出来なくなる。

しかし、その空気は自分自身のみを包むだけだったかのように、
君は軽やかに言う。

「忘れないでよ。俺を忘れることなんてしないで」

そう言って抱きしめる。


君の一挙一動は、私の一喜一憂。

いや、


      一喜百憂かな。

そう言った週末。

君の休みは、その翌日からの日曜日と月曜日。

その両日とも、同じ女の子と過ごしている。

日曜日は、海へ。
月曜日は買い物と自宅でと、休日を二人で過ごす。

どうして、それを私に伝えるの?

「そっか、海でバーベキューしたんだ、楽しかった?」

こんな返事をする私は、自分が傷付くのを避けているんだろう。
認めれば生傷が付く。
認めなければ、傷が付くことを恐れるまでで済む。

弱々しい心。

悶々と考えた末、音に出来た君への決別の言葉を、
あっさりと掻き消された、悲しい週末。

君が、もう、私を昔好きだった様に好きではないことを知りつつも
飲み込まれた重い言葉。

悲しみを助長するだけだと知りつつ認めた、君の言葉。


何故、99.9%の悲しい確信より
0.1%の儚い望みを夢見るのか。

見た夢が、日々、これ以上砕けることが出来ないほどに粉々になりつつも、
その砂となっていく望みを掻き集める。


手から零れ、風に流され、砂の跡さえ無くなる日まで、
一握にも満たない砂を
抱きしめ、憂う儚さよ。

さみしんぼーな夜

2005年08月09日 | Diary
美人局

一発変換です。
世に認められている証拠なんでしょうか。

つつもたせ。


そんなことはドーデモいーんですが、

お局

これまた、一発変換です。
おつぼね。

英語で訳すと‘Supervising maidservant’
ハングルなら‘국’
中国語だと‘局’ ・・・まんまやんけー

ま、そんなことはドーデモいーんです。本日二回目です。

眠いので、今日は寝てもいーですか?
明日、お逢い出来ることを夢見て。

肌と肌を触れあいませう。

カラスと白鳥 【青森ねぶた】 時々フラミンゴ

2005年08月07日 | Diary
青森ねぶたから年々カラス族と呼ばれる集団が減っていたのだが、今年、また増えたらしい。
黒の跳人(はねと)衣装故‘カラス’族と呼ばれていて、悪さする。
観客に向かってロケット花火飛ばしたり、早口津軽弁で喧嘩売ったり。
巻き込まれなければ面白いんだけどね。

乱暴が遊びの域をやや超えた頃、面白おかしく報道され始め、カラスの規制が数年前始まる。
黒の跳人衣装を販売する店を取り締まったり。
ねぶた当日も警官が規制。
数年来減り、変わってピンクの衣装のフラミンゴも出現!

白い衣装は白鳥、って・・・鳥に表現するほど華麗ではないけど、ようけ跳ねるっちゃぁ跳ねる。

そんな中、どーして今年、またカラスが増えたんだろう。
色んな不満を抱いているのかな、若者たち。
郵政民営化法案の攻防とか?かなぁ。
法案審議より、与党内の解散を掛けた攻防に、自分の進退をクローズアップさせる政治家。
衆議院での採決の際、「妻の顔が浮かびました・・・」を語るより、訴えることがあるんじゃねーの?!
とか、
明日の参議院採決に関して、論点がずれている議員たちに不満!
とか、かなぁ。


特定郵便局とかって世襲制なんてオカシーもん。
世の波の中で、生きてみろゴルァ!
他にも無駄なお金の使い方し過ぎ!
ってーな訳で、粗案ではあるものの、第一歩を踏み出す上で郵政民営化は、私は賛成です。

関連サイト
青森ねぶたオフィシャルサイト

親ばかです

2005年08月06日 | Diary
先日、お手伝いバイト終えて、キュウキュウなスケジュールの中、帰省しました。

帰省の一番の喜びは、私のカワイイぴよぴーに会えること^^

嗚呼!
うちのぴよぴー、めっちゃ可愛い♪

親ばかだろうが、なんだろうが、めっちゃ可愛いんだもん!

そんなアナタも、うちのぴよぴーライブで見たら、
うん、虜でつよ★



馬鹿全開です^^;
そのうち、更に親ばか開示しちゃうかもしれませんw

重松清 著『疾走』上下巻 【本&映画】

2005年08月04日 | Diary
疾走
注:少しだけネタばれしてます

友達から借りた本、『疾走』上下巻
読み始めたら、次の日の仕事も思考の果てに消えてしまう勢いで
一晩で読み上げました。
夢に出そうなほどの胸の悪さを抱えたまま、読み終えた晩は眠りました。

上巻は、少しずつ、そう、まるで、弱い毒が細胞を知らぬ間に侵していくように
ひたひたと‘不幸’が日常を壊していくのです。
その表現といったら、なかなかやるな、と。
自然描写も心理描写も、隙が無い感じでした。

やや残念なのは、主人公を表現する「おまえ」と呼びかける人物の不明瞭さ(これはラストで明確になるのですが)と、明らかに分かってしまう次の展開への布石の敷き過ぎさ。

「こうなるのでは・・」と思わせつつ、その思考を1%でも裏切ってくれる事を願うのは我侭でしょうか?
思った通りに進む展開に、不満が残りました。

下巻は、破滅へ向かう主人公‘シュウジ’を迎える‘都会’と‘故郷’
そこでの急激な展開は、制作上?、ページ上?、訳が有ったのか?と思わせるほどでした。
必要な描写なのかをやや疑うほどの性暴力のシーン。
ただし、これを映像にするのならば、外してはいけない描写も多いとも感じる矛盾。

今年12月に公開の映画「疾走」
どのように、この物語を立体化するのか、という点に於いては興味をそそられるが、キャストで既に、観賞意欲を殺いでいる。

まあ、先入観を持って見てしまうのは何事に於いてもマイナスとなるのだけれど、
二次元の世界を人様が作った三次元で見る時、
自身の二次元の世界を超えるものはなかなか得られないのが現状故に、ね。


久しぶりに、通し読みをした後、再読を時間を置かずにしました。
この物語は「聖書」の言葉を拠りどころとしているところが有ります。
そして、キーワードに‘言葉’を用いています。

その、ひとつひとつの言葉を、流してしまっていないかを確認しながら再読しました。
人は皆誰もがひとりで、でも、ひとりでは生きていけないのだ、ということを感じました。その矛盾を解決する術は持ち合わせていないのが人間?

作者もこの本も世間の評価は高い様です。
私も、世俗的なヒューマンドラマとしてなら、興味をそそる作品だと思いました。

しかしながら、詰めの甘さを感じました。
急激な下巻の展開はタイトルへの帰還なのか?とは思いつつ、筆の不足を感じます。
綺麗に終わらせたかったのか、最終的にはステレオタイプに見えてしまいます。

でも、何だかんだ言っても、途中でしおりを挟むことを許さず、再読を促した、ということは面白かった、ってことなのかな。

私の読書に域を広げてくれたこの本を貸してくれた友達に感謝!