オフィスさがしのポイント

●オフィスさがしのポイント
　日本各地で、事務所や営業拠点の設置を行ないました。
　そのときの着眼点を簡単にまとめてみました。
　事務所の場合、一度決めるとなかなか変えられないものです。
　入居時には、内装工事や各種の届出、取引先への通知、引っ越し作業があり、
　退去時には現状復帰工事が必要なためです。
　海外の事務所さがしは、機会をあらためて紹介します。　
　
　事前準備
　・あらかじめ、オフィス紹介の業者さんにお願いして
　　候補を準備してもらい、見る物権を選んでおく
　・地元の情報を得るため、取引先や出身者からその地域のエリアの
　　情報を確認する。

　当日
　・当日は、できるだけ多く見て回る
　・その場では決めない。候補を複数比較して検討する。
　・入居しているテナントの名前を確認
　・駅からの近さ、
　　ビル回りを歩いてみる。
　　できれば後日、もう１回、自分で訪ねてみる。
　・エレベータの具合（メンテナンスの具合、ドアがあいたときの床との
　　ズレ具合、スピード）　
　・部屋の形状や窓からの様子、廊下の雰囲気
　　入居している会社の社員の様子
　・８１年耐震基準であること
　（建築基準法１９８１年改正に適合）
　・ＯＡ、空調を考えると新しいものの方が良い
　　電気容量、個別空調、ＯＡ床の状況、床の耐荷重、天井高、
　　省エネ性、共有スペース
　　リノベーションされている場合は、お値段とリノベーション内容の比較。
　・部屋をパーテーションで仕切れるか
　　天井まで仕切ることができるか（会議室の防音性）
　　火災報知器や空調の吹き出し口、スプリンクラー、電源の位置関係
　・通信回線
　　専用線、電話回線、光ファイバーなどの設置、接続方法
　　通信用ダクトの位置と部屋までの引き込み方法。
　・セキュリティ
　　防犯システム、
　　かぎの構成、カードキー？
　・利便性
　　２４時間出入りできるか、休日の場合の入室方法　　　　
　・トイレの状況、ウオッシュレットの具合
　　洗面所の状況
　・ゴミの分別方法と出し方
　・禁煙の状況、喫煙できる場所の確認
　・駐車場の有無と使いやすさ、周辺の駐車場状況と価格、
　　コインパーキングの有無
　・避難経路、消防計画、避難訓練の状況
　・内装工事は専用業者の指定があるかどうか
　・引っ越しの方法と制約について
　・ビルオーナーさんの考え方
　・表示　テナントのリストの表示、入口のプレートの表示方法
　
　・価格
　　坪単価の削減交渉、フリーレントのお願い
　　部屋が現状復帰前の場合は既設設備が利用できないか、どうかの確認