三女から聞いた話です。
三女、仕事が終わってバスに乗る。
駅前のバス停からおじいさんが乗って来ました。
そのおじいさん、優先席に座っている人がいるにも関わらず強引に座ろうとしている。
優先席には白いズボンを履いた痩せた人が座っている。
のに。
どうなるものかと見ていた三女でしたが。
そのおじいさん、するりと座ってしまったそうです。
そう、白いズボンの人は幽霊だったのです。
バスには時々幽霊が乗車しているらしい。
運転手さん気を付けてね。
出来ました。
なんと！
ポケット付き。
初めての挑戦。
難しそうだと思っていたけどわりとスムーズに出来ました。
三女のよ。
ああ。
縫い物は楽しい。
型紙を取るのも楽しい。
ああ、
でも主婦には没頭する時間があまりない。
ありそうでないのよ。
ここんとこ、写真はとってないけど服はいっぱい作ってます。
ほぼブラウスなんやけど。
半袖着られないんで長袖のものを作ってあげてます。
夏の長袖、大変よー。
暑いわ。
マスクもね。
死にそうやろ？
かれこれもう２０年以上になりました。
マスク生活。
今は悪目立ちしないんで有難いです。
皆さんには申し訳ないけど。
苦しいけどマスクは何かといいのよ。
綺麗に見えるしね。
付け方にもよるけど。
ふふっ、下げすぎに注意です。
今日はこれから買い物に行かねばなりません。
塩コショウがないのよ。
全くないの。
さぁ、君ならこの状態でなに作る？
塩コショウがなくても塩はあるんでまぁいいけどさぁ。
日が沈んだら買い物へ行こう。
ああ。
めんどくさい病気よねぇ。
んじゃ。
また。
先程
夕飯の片付けでコーヒーカップ洗ってると…。
重っ。
めちゃくちゃ重い。
毎朝 洗っているのに今 特別重い。
すごく重たい。
気のせいかも、と思ってみたけどあの重さは異常だ。
で、気になるんでもう一度持ってみたりする。
重っ。
持ち主の長女を呼んで持たせてみる。
「いや、なんともないよ。」
いつもと一緒らしい。
納得がいかんわ。
で、もう一度持たせてみる。
「あ。 いや、重っ。」
ほら、重い。
何故だか重い。
それで思い出したけど、ずいぶん前にカップの間から古い写真から出てきたような人の顔が覗いてたことがあったんよね。
もしかしたらこのカップが原因？
恐怖のコーヒーカップ。
明日もまた重たかったら思いきって捨てるわ。
人のやけど
長女のお気に入りだけど。
明日はどうなる？
生首が出る。
なんでやろ。
ここにおった、
と、言って三女が鏡の後ろを指差す。
そう言えば
昨日、長女が(鏡の中に誰かおった)って、言ってた。
誰？
怖いんですけど～。
((( ；ﾟДﾟ)))
家の霊道はベランダから玄関の方に抜けて行くのだと思ってましたが、どうやら違うようです。
玄関の一歩手前で曲がり、南向きに台所を通りゴミ箱の方向に行くみたいです。
あら、
こう説明をするといかにも広い部屋のように思えますが、実際は…。
３歩、4歩、まぁ５歩と言う感じですかね。
玄関の前で幽霊をよく見かけるのは、そこで一旦止まって迷っているのではないのかと。
そう、昨日もいたの。
どういうわけか玄関のドアをガチャガチャとして入って来た人もいました。
お盆だからかしら。
えらく人の出入りが多かったような感じでしたねぇ。
ここ なんなんやろう。
慣れとは恐ろしいものです。
もうあんまり怖くないみたい、みんな。
襖の上からのぞきこむ男の顔。
家の部屋、襖をはずしてそれを部屋の仕切りにしています。
もうね、夏は暑いので襖は外してます。
襖の代わりに簾を。
簾はカーテンレールに着けてるんでわりとお洒落。
いい感じに横移動します。
で、
が。
外した襖の置き場がない。
家が狭くて置き場がない。
んで外した襖を倒れないようにタンスの裏側に固定して仕切りにしています。
まぁ、誰も来ないから。
見た目なんか気にしない。
と、思っていたけどわりと来る。
J-COMやら風呂の工事やら湯沸し器の取り付けやら。
私はもう見慣れてるもんでなんともないけど子供たちは「ねぇ、これ、おかしいやろ！」と、言うのです。
指 差して。
ん、確かに。
まぁ変。
しかも襖を二枚並べて紐で縛っている。
無理やりな感じが伝わってくる。
仕切れてはいるけど…。
まぁいい。
で、その上から男の人が覗きこんでたそうです。
下の方を見てたらしい。
怖くない？
「よく見えて凄いねぇ。」って言う話をしてたら
「反対に、これだけ家に幽霊が出るのに全く見らん方が
凄いわ。」って長女に言われたけど。
確かに。
見ないわ。
見たような気がするときもあるけど、急いでる時が多いんでそのままスルーして用事をしてるもんで。
幽霊も出た甲斐がないね。
引っ越してきたようです。
ロフトベットが玄関にある。
どんな人だろう。
ここが事故物件だなんて知らないのでしょうねぇ。
ああ、教えたい。
でも、余計なお世話。
なにも感じないのならそれが幸せ。
でも
ほら
安すぎるでしょう。
家賃が。
ねぇ、家賃が安すぎる訳聞いてみた？
「大家さんが頑張ってくれてるからです。」
って言葉を信じちゃった？
ああ。
どうぞ お隣さんが元気で過ごせますように。
それとも、他の人のようにすぐに出ていってしまうってこともあるかも。
そう、死ぬ前に出ろ。
おかしいと思ったら出るのだ。
人のことは言えませんが…。
家の場合、次女の職場が近いもんで。
出るに出られない。
出たいけど。
歓迎の気持ちを込めて。
後で玄関に塩まいておこうっと。
それの方が怖いか？
さりげなく
優しい気持ちでね。
まいとくわ。
何事も起こりませんようにって。
次女は今日から9連休。
長い長い休み。
ロング ロングね。
長いわ。
私が大変なだけ。
じゃ、掃除してくる。
またね。
新聞読みながらテレビから聞こえる汚い声。
はぁい、
はぁい。
ふぅ～ん。
なるほどね。
歳いった女性の声。
どこの局や、と思って見てみたら。
安藤優子だった。
なるほど。
ふぅ～ん。
