らんかみち

童話から老話まで

そら豆マルチ

2014年10月25日 | 暮らしの落とし穴
                

 ほんの数坪しかない畑でも、初めてのことって大変だ。マルチ(根覆い)など、こや豆(そら豆)栽培には必要ないといわれたけど、なぜか種の説明書にはマルチングをするようにと書いてある。

 マルチ(mulch)は、抑草、地温上昇、鳥害防止などの効果があるという。とくに豆は蒔いた尻から鳥が食べるので必要らしいけど、種の袋を開けてみたらメタリックブルーにコーティングされていた。毒々しい色なので鳥も食指が動かんだろうね。

「こや豆は 祭太鼓で 目を覚ます」の言い伝えが当地にはあって、秋祭り(10月10日前後)には種を蒔いておけ、ということらしい。今ごろ蒔いても遅いがな!
 調べてみると、早く蒔きすぎると大きく育って冬を越すのが難しいらしく、遅く蒔いて小さいまま冬を越すのは大丈夫なんだそうな。

 農作業はこれで終わらない。タマネギの苗50本を衝動買いしてしまったので、なんとかしないと! 植える畑はあるんだけど、草引きやって堆肥を入れ、苦土石灰なんか蒔いたらしばらく落ち着かせて肥料を鋤込み、畝立てしてマルチング。
 そういう郎党の末にようやく苗を植える。儲かるわけじゃないけど、収穫の楽しみがないとやっとれんよ。あ、農作業ダイエットっていう効能もあるにはあるけど……。