August 7, 2017
友人と国立新美術館で開催されているジャコメッティ展を見てきた。シュルリアリズムに傾倒していた頃その名は耳にしていたが、作品を見るのは初めてだ。「歩く人」をはじめ、彫刻の限界を超えるほど細長い人物像、観ているうちにだんだんこの細長い人物の世界に引き込まれていき、何の不思議もなくそれらを受け容れている自分に気づき驚いた。彫刻のほかに、和紙のような紙に鉛筆で描いたたくさんのデッサンが素晴らしかった。絵を描いている人だったならばなお一層影響を受けるものがあるのではないかとも思った。久しぶりに訪れた美術館だったが、退屈な日常に一陣の風を送り込んでもらったひとときだった。今日は台風が接近しつつあるというニュースもあり、ランチを食べて早々に帰宅した。
こういった展覧会では珍しく、撮影可能なエリアがあり、画像は、スマホで撮ったもの。あまり上手に撮れていないが、雰囲気だけは分るかもしれない。