私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

たなばた

2017-07-07 14:10:18 | 日記

July 7, 2017

七夕などついぞ気にとめたことがなかったのに、今年はなんだか気になる。短冊に当面の願い事を書きたくなったということは、気持が弱くなったことかもしれない。一つだけ願いを書くとしたら、なかなか回復しない背中の圧迫骨折のことだろう。今日の昼のテレビ番組・「徹子の部屋」に、新劇女優の奈良岡朋子さんが、体験された、骨粗鬆症から来た背骨の圧迫骨折についた語っていた。痛みを押しても舞台をつとめなければなかったと話されていたが、私のように背中が曲がってはいない。先日の医師との面談では、本当ならば手術をして鉄骨を入れ矯正するのだけれども年齢的に無理だというようなことを言われていた。もちろん私も手術は望まないが、背中が曲がったことによる胸のうずきが気になる。何とか乗り越えたいと思っている。

さて、先のブログでも触れた、『漱石の思い出』という本を読書会で読んだ後、図書館から借りてきた、森まゆみ『子規の音』(新潮社)を読みはじめている。明治の文学の天才二人についての記述を読んでいると、まったく文学的な感性とは無縁の私でも、いつの間にかその世界に引き込まれ、このふたりの人物の頭の中にさまよいこんだような気分になる。預かっていた点訳の校正が一段落したし、80歳を記念して何か創作まがいのことをはじめてみようかと思いつつ、もう一人の自分の声は、まずは健康を取り戻してからと言っている。次に子規の句を2句載せる。

          昼中の堂静かなり蓮の花
          朝顔やわれ未だ起きずと思ふらん    (『子規の音』より)

今日のニュースは、九州地方の大雨の被害を伝えている。いつもいつも同じような被害に遭われるこの地方の方々の無事を祈るばかりだ。毎年今の時期、友人や妹から、蓮の花の写真が届く。身軽に蓮を見に行けた頃を思いながら、このささやかなブログの窓を飾らせてもらう。画像は、妹のメールから。千葉市の川村美術館で撮ったという「古代ハス」。