怠惰なひな菊

漫画家・萩原玲二(はぎわられいじ)の怠惰なブログ(2006~2019)

最前線物語(サミュエル・フラー)

2012-03-26 21:27:48 | Weblog
橋頭堡にホンダライフもってきたよー\(^o^)/



そんなこんなで先日実家にいってきてもってきたのだった。
放射能くっついてんでねえべか!
怖い!
あうあう!
うちの賃貸の1Fの駐車スペースを借りれたのはラッキー。

はじめて軽で高速を長距離走ったが、存外快適。
120くらい余裕で出るじゃん!
ただ、140でリミッター?がかかるので、それは「エンジンいかれたんか?」とドキリとする。

‥‥‥
↓この番組録画はしたのだが、どうも観るのは億劫。

3.11 あの日から1年南相馬~原発最前線の街で生きる~

最前線とは大仰なと思いつつも、考えれば、もっともふくいちから近い数万人規模の居住する人口密集地なことは確かなのである。
まあ、最前線であろうか。

わが母校であるところの原高(原町高校)そばの、仮設住宅のほったて小屋感に、この冬は厳しかったろうと、複雑な心情に。
原高の体育館って、津波の被害者の遺体安置所になっておったのだよな‥‥‥
これまた複雑な心情。
南相馬でも、600人強亡くなっておるのである。

‥‥‥
んで、線量はおれの実家周囲(南相馬市原町区市街地)はこんな感じ↓



実家のエアカウンター(シンチ)
この程度の数値(0.39μSv/h)なら、松戸市の江戸川の土手でも余裕で計測できる。
同じ場所をラデックス(ガイガー)ではかってみるとこんな感じ(0.46μSv/h)↓



ネットでよくみる、シンチレーションよりガイガーの方が低線量では高めにでるというのを、大いに実感した(笑)。



地表に近づけるとややあがったり(0.54μSv/h)↑
子供が気軽に居住していいとはあまり思わんが(居住してるが)、年寄りにはなんの問題もない値だと、おれは思う。

ただ南相馬の市街地から海ぞい(東)にかけてはこの程度の線量だが、山あい(西)にいくと、途端に数値ははねあがる。

今回の帰省で、車中の線量が毎時1マイクロシーベルトをこえたのは、南相馬の八木沢峠あたりから、飯舘村を抜けるあたりまでだった(ようするに、ずばり計画的避難区域)。
それでも車中での線量にかぎれば、昨年11月の帰省より低くなっている印象。

飯舘で車中の数値が1.7くらいになって、「ちょっと高いな‥‥‥」と路肩に停車、外の線量をはかると‥‥‥(2.70μSv/h)↓



側溝に近づけると‥‥‥(3.63μSv/h)↓



斜面に近づけると‥‥‥(4.29μSv/h)↓



自分はもはや危険厨でもなんでもないが(といっても、さすがに実家の水道水は飲まない)、こうした線量をみると、たしかに人が住むにはむつかしかろう‥‥‥と、どよーんと凹んだのだった。

むろん、この値よりずっと高い場所は警戒区域外の阿武隈山中にいくらでもあるだろう。
ようするに、山林の木々と土ということなんだと思う。
全面的な除染が到底不可能なことは、言を俟たない。

‥‥‥


‥‥‥おう?



南相馬のぬこ。



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