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12/17発売のコミック特盛冬号『新耳袋 あなたの隣の怖い話』(ホーム社刊)に
『うしおんな』
第2話 戦火の牛女(1C30P)
原作/木原浩勝・中山市朗 『新耳袋―現代百物語』 第一夜・第九十五話「甲山の祠」・第九十六話「座敷牢に閉じ込められていたもの」 (角川書店刊)
漫画/萩原玲二
が掲載されています。
ぜひ、ご一読を!(拝)
前回の第1話と今回の第2話は原作の木原さんの中高時代に取材したものです。
よって、その時代背景は1970年代であります。
70年代くらいになると、自分の記憶でもインフラ等は現在と見た目にそれほど違いはなく、たぶん、もっとも異なる印象なのは、自動車のデザインなんではないかと。
現在よりはるかに、丸目(ライト)が主流だったろうと。
舞台の西宮市については、この恐怖のインターネッツ時代、つぶさにストリートビューで視認できてしまうという未来!
もっとも「70年代にこのインフラはあったのか?」とか、悩みだしたらきりがない問題はありますが‥‥‥
70年代の習慣として、第1話の木原さんの少年時代の服装は、Tシャツを半ズボンにINしております。
友人のキャラも同じく。
70年代ならば、絶対にシャツはズボンにIN!です。
自分の小学時代の写真も、INです!
そして、音楽を聴くのはレコードが中心であります(ヴァイナルではない!)。
今回、レコードプレーヤー(ターンテーブルではない!)を描いて、ネットで検索したりして、「そうか、当時はステレオコンポが鬼のように流行ったのう‥‥‥」と、思い出し、懐古したり。
自分も、親に進言してパイオニアのそれを買わせた記憶が!
で、今回登場させたレコードが、ピンク・フロイドのアルバムでして、これはなぜかというと、わかっていただける同志も多かろうと思いますが、『うしおんな』というタイトルの漫画に、『原子心母』(1970)のアルバムカバーを出したい!と思うのは、必定―――いたしかたのないことではありますまいか!
しかし、編集さんから、『原子心母』はあまりにもそのまんま牛!というジャケットなので、「知らない読者はなにかの伏線と錯覚してしまうのでは?」と危惧の念が出され、それはさすがの自分も「もっともだ!」と思い、残念ながら登場は見送ることに‥‥‥
その残滓?が、「狂気」(1973)のカバーというわけなのでした。
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