怠惰なひな菊

漫画家・萩原玲二(はぎわられいじ)の怠惰なブログ(2006~2019)

麻雀新撰組

2018-11-04 00:11:00 | 漫画
色川武大



大和証券Mリーグ、楽しく観ているが、現行の7という抜け番3チームという半端さは、あたかももう1チームフィクションでこさえてみれと促されているようにも感じる!(パート2!/パート1)。

往年の昭和漫画脳としては、もう1チームが麻雀新撰組(!)になってしまうのはいたしかたないことで、当然選手は朝倉徹也と花島タケオと蟹江凱という並びにならざるをえない。

と、ここまで考えて、モデルのお三方はすでに鬼籍に‥‥‥そこで、妄想が止まってしまうのが昭和漫画脳の限界で、平成漫画脳においては、むろんそのお三方が女子高生に転生しているのはいうまでもないことなのだ(?)。

その「三JK」がいかに出会い対立し仲間となるかが漫画家の抽斗の引き出しどころで、自分だったら『七人の侍』のプロットを大いにパクってなんとかしたいものである。
「この半荘おろそかには打たんぞ‥‥‥」


ところで、現在映画化で話題の『ノーマーク爆牌党』は、平成版『はっぽうやぶれ』というべき作品で、片山さんがどのくらい意識していたかはともかく、麻雀漫画史の系譜としてはそれでおおむね合ってると思う。

なので、『はっぽうやぶれ』を未読で『ノーマーク爆牌党』を激賞するのは、ちばてつや先生を知らずに福本伸行氏を語るようなものだから、そういう意味でも『はっぽうやぶれ』は昭和だの平成だのを超えてきちんと再評価されるべきだろう。

闘牌の演出において『はっぽうやぶれ』は、いまだに麻雀漫画のテンプレートとして君臨していると思うので。

(とかいいつつ自分は、漫画史上の重要作品をかなりの確率で読んでいないが‥‥‥)





はっぽうやぶれ(6) (かわぐちかいじ傑作選)


トラスト・ツー


[まとめ買い] ノーマーク爆牌党(近代麻雀コミックス)





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