HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第757話≪「平成20年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2009)の解説から≫

2009年09月23日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、経済産業省資源エネルギー庁から「平成20年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2009)がでましたが、今回のエネルギー白書では、原油価格の騰落、地球温暖化問題というエネルギーをめぐる重要な問題を取り上げ、その分析や我が国の取組を対外的に発信しています。

 特に、「わかりやすい『エネルギー白書』の解説」が、作られており、理解するのに非常に役に立ちますよ。

 その解説の「はじめに」から一部を抜粋しますと、
 
 2008年7月に1バレル当たり147ドルまで達した原油価格は、100年に1度と言われる経済危機の中、12月には30ドル台まで急落した。
 このエネルギー白書では、世界がこれまでに経験したことがない原油価格乱高下の要因を、当時の需要と供給のバランスの面、つまり需給ファンダメンタルズと、将来的な需要と供給への懸念、地政学的リスク、金融要因などの面、つまりプレミアムから分析。原油価格が急激に変動したことによる経済への影響について、データを活用。

  一方で現在の原油価格は再び上昇しており、長期的な視点に立ってみても、中国、インド等の新興国における大幅な需要増などにより価格の上昇圧力が再び高まることが懸念。


 需給バランスを改善するための取組としては、上流事業への投資を推進、エネルギー価格の変動の影響を受けにくい経済構造とするために省エネ・新エネ・原子力発電の取組を引き続き推進。

 原油先物市場における価格変動への対策としては、原油先物市場をより透明で厚みのあるものとし、価格操縦や不正取引が行いにくく需給から乖離した価格変動が起きにくい市場とすること、原油先物市場における過度な価格変動を抑制することの必要性。

 エネルギーをめぐるもう1つの大きな課題が地球温暖化問題です。

 2008年には京都議定書の第1約束期間がスタートしたが、世界のCO2排出の現状を見ると、2006年時点で多くの国の温室効果ガス排出量は第一約束期間の目標を超過しており(日本は9%増加)、世界各国がさらなる温室効果ガスの削減対策に早急に取り組む必要があり。

 2009年6月に発表された我が国の中期目標について、将来の我が国のあるべき姿、環境、経済、エネルギーへの影響を総合的にとらえ、国際的な公平性を確保しつつ科学的な分析に基づいた検討を行ってきたことを紹介。

 以下、タイトルをクリックし、詳細をお読みください。

   ◆解説1:原油価格乱高下はなぜ起きたか

          

   ◆解説2:原油価格変動による経済への影響

          

   ◆解説3:将来のエネルギー安定供給のために①(上流事業への継続的な投資)

          

   ◆解説4:将来のエネルギー安定供給のために②(新エネ、省エネ、原子力発電への取組)

          

 下記の解説は現在執筆中のようです。
   ◆解説5:地球温暖化問題を巡る状況
   ◆解説6:中長期目標の設定に向けた国際交渉

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