HageOyaji通信

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第755話≪OECD「図表でみる教育」(2009年版)が公表されました≫

2009年09月18日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、1992年からほぼ毎年公表されている「図表でみる教育 OECDインディケータ(2009年版)」(Education at a Glance)の概要が公表されました・・・・が、日本の教育は寒い、寒いですね。

 経済協力開発機構(OECD)は、加盟国(30カ国)の協力で、「国際教育指標」の開発を行い、『図表でみる教育』(Education at a Glance)を毎年公表しています。

 経済協力開発機構(OECD)国際教育指標事業は、世界各国の教育制度や政策について、比較対照することができる指標を開発し、各国の教育政策の形成に役立てることを目的としたOECD事業の一つであり、OECDの教育事業の中でも最優先課題の一つに数えられています。

 そして、『図表でみる教育 OECDインディケータ(2009年版)』が、平成21年9月8日(火曜日)18時(日本時間)に公表されたので、概要をピックアップしてみます。


  ◆教育機関への公財政支出の対GDP比(全教育段階)
    ・日本の教育機関に対する公財政支出の対GDP比は前年比0.1ポイント低下
     順位:OECD加盟国(28か国)中27位
    ・日本では前年比GDPは0.9%増加、教育機関に対する公財政支出は0.6%減少
     減少要因:初等中等教育段階の公立学校人件費の減、及び公立学校における資本的支出減
    ・米ではGDPが増加したが、公財政支出がそれ以上に増加ししたため、0.2ポイント増加


  ◆教育機関への公財政支出の対GDP比(初等中等教育)
    ・日本の初等中等教育段階における公財政支出の対GDP比は、前年と変わらず2.6%
    ・順位:OECD加盟国(29か国)中27位


  ◆教育機関への公財政支出の対GDP比(高等教育) 
    ・日本の高等教育段階における公財政支出の対GDP比は、前年と変わらず0.5%
    ・順位:OECD加盟国(28か国)中最下位


  ◆教育機関への教育支出の公私負担割合
    ・教育機関に対する教育支出について、
      就学前教育における私費負担割合は、56.6%(OECD平均は19.3%)
      高等教育における私費負担割合は、 67.8%(OECD平均は27.4%)
    ・OECD平均と比較して非常に高い割合
    ・内訳をみると、
      就学前教育における家計負担⇒38.3%         
      高等教育における家計負担⇒51.4%
    ・就学前教育における私費負担の割合は、OECD加盟国(24か国)中最大
    ・高等教育における私費負担の割合は、OECD加盟国(27か国)中2位


  ◆一般政府総支出に占める公財政教育支出の割合 
    ・日本の一般政府総支出に占める公財政教育支出の割合は9.5%
    ・OECD加盟国(27か国)中最下位
                 日本      9.5
                 アメリカ合衆国 14.8
                 イギリス    11.9
                 フランス    10.6
                 ドイツ     9.7
                 OECD平均  13.3

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