浜ちゃんのブログ

八清の女性営業ウーマンのブログ。
仕事のこと、日々のこと、美味しいご飯のことなど・・・。

祇園祭り。

2012-07-15 19:08:59 | Weblog

京都の夏の風物詩。

祇園祭りが始まりました。

今日は宵々山で、山鉾巡行は17日に予定されています。

今年は3連休が重なり、例年にも増してたくさんの方がいらしているようですね。

ハチセの事務所前には【保昌山】という縁結びの山がございます。

祇園祭りの数ある山鉾の中で唯一のロマンスある山なんですよ!!

 

かつて武将平井保昌が、和泉式部に恋をし、

紅梅の枝を送って恋を成就した事にちなんで、

紅梅の枝を縁談成就の護符としているそうです。

ですので【保昌山】で授与されるものには、紅梅があしらったものばかりです。

 

(左から  【保昌山】 ・ 【黒主山】 ・ 【月鉾】 )

山鉾によって由来が違うこともあり、ハチセ社員も思い思いのちまきを購入し、

今年一年の無病息災を祈って持ち帰ります。

是非今年も活気ある祇園祭りに足をお運びください

 

 

暑い日が続く毎日ですが、現場では毎日職人さん達による作業がもくもくと

行われています。

先日の打ち合わせの際、梁を補強する為の新しい梁が作られていました。

町家のような古い建方の為、細工をする作業に非常に手間がかかります。

今回も大工さんの長年の経験を元に、古い梁に新しい梁を添える為の下準備が

進められていました。

この町家は大工工事が始まったばかりです。

現場打ち合わせの中で、少しずつですが変化があることが毎回楽しみです。

完成まで気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 


現場にて。

2012-07-01 22:26:56 | Weblog

九条山で現在進められている町家のリノベーション。

元々は昭和18年に建築された建物の改修工事現場を少しご紹介したいと

思います。

毎週現地にて打ち合わせがあるのですが、

改修前には気付かなかった新たな発見がいろいろ出てきます。

 

まずは、2階和室に設えたれた天井です。

工事中に屋根裏を確認した所、町家に特徴的に入っている大きな梁

(ゴロンボ)がこの家でも確認できました。

既存の天井を無くして、この梁を見えるような勾配の天井にしよう。

という事から始まったこの日の打ち合わせですが、

無くしてしまう予定の天井板を見た大工さんがある事に気付きました。

 

『これ、屋久杉の天井板ですね。』

屋久杉と言えば、大変希少性もあり高価な材料で有名です!

その屋久杉を使った天然板の天井という事であれば、

それを無くしてしまうなんてめっそうもない事です!

今回はこの天井板を残した和室の仕上げを行う事になりそうです。

こうして、ちょっとした宝物を発見する事ができました

 

そして、下の写真はダイヤガラスの入ったアンティークな建具なのですが、

右側のガラスが残念な事に割れてしまっています。

この建具はどうしても書斎の入口に使いたい!

と思っていたので、なんとか割れたガラスを交換して

修理ができないか建具屋さんと相談する事になりました。

最近では、このようなダイヤガラスは入手するのがだんだんと

難しくなってきています。

特にこのダイヤガラスは、大きいダイヤの形をしていたり、

小さなダイヤの形をしていたりと、大きさの不揃いなダイヤの形で

できたガラスという事もあり、普通のものよりももっと希少なのだそうです。

 

こうして打ち合わせを重ねる事で、今まで気付けなかった事をたくさんの

職人さんから教えていただいています。

まだまだ不足していることばかりですが、

少しづつ学べていければと思っております。

次はどんな発見があるのかな~。。。なんて、少し期待をしながらも

引き続き頑張っていきたいと思います!

 

 

(現場の玄関先からは、真っ青な空と緑の生茂った景色が楽しめます。