赤い彷徨 part II

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こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

たべりんこ 城みまくりんこ その3

2008-10-11 17:35:39 | ぶらりアウェイの旅
前回のつづき)

いよいよ犬山城へ。日本でも数少ない「現存する天守」、そのなかでも最も古い部類に入る城(国宝)で、戦国時代に織田信長の叔父にあたる人物が築城したのが始まりと言われているらしい。と言っても、いわゆる「殿様が日常的に居住する」城というより、戦略的に重要な地点にあって、殿様が指揮官として戦争時に一体を見渡すために滞在する拠点という位置づけであったとかどこかの文献で呼んだような記憶が。



川のせせらぎに荒んだ心を癒されつつ天守に向かって粛々と歩を進め山を登る。木曽川のほとりにあるため、三国志(読んだことありませんが・・・)に出てくる長江沿いの城に習い「白帝城」とのニックネームがあるらしい。ありふれた彼岸花もなんとなく違って見えたような気がするのはオレだけだろうか。



ここで東京から来た浦和者と合流。犬山城でランデブーって言うと何となくロマンチックな気もするが(いやそうでもないか)、30過ぎのオヤジ同士となれば何ともイタい話でしかない。天守は前述のとおりの戦略的意義のとおり、ご覧のとおり二層の櫓の上に見張り台が乗った至ってシンプルな作りとなっている。



激動の歴史を走り抜けた犬山城だったが、江戸時代以降は尾張徳川家家老・成瀬氏の居城となり(なんと、以降平成16年まで成瀬氏の私有物だったとのこと)、まさに「殿様の居住地」となったそれ以降に加えられた改造も多い由。下の写真は天守より、木曽川上流(犬山公園駅)方面。



川沿いということで、軍事的重要性はもちろん、経済的にも重要な場所だったのだろうと推測。木曽川下流に向かっての雄大な眺め。その昔(と言っても数年前)に乗ったことのある、美濃大田からこの犬山までの木曽川路を結ぶ日本ライン下りは中々楽しめた記憶が。



「ワン丸くん」というキャラクター。彦根城発のいわゆる「ゆるキャラ」として一躍人気者になった「ひこにゃん」の二匹目のドジョウを狙ったものだろうか(こっちの方が歴史があるようならすいません)。普通にかわいいとは思うし、しかも犬山城というくらいだから「ひこにゃん」よりはごく自然な名前と言えばまあそうなんだが。



(つづく)

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