赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

晩春の三河路(2)

2009-04-18 01:00:24 | ぶらりアウェイの旅
前回からのつづき)

矢作川沿いから城内に侵入を試みんとす。露天が石垣近くまで占拠しており、石垣の前でのび~るアイスを売るトルコ人(多分)の兄ちゃんという、なんともアンビバレントな状況も。とりあえずお約束で、石垣に纏わりつく苔をパチリ。いつもながら撮影する様子を人様に見られたくはありません。この岡崎城、家康公の生地ゆえ当然に尊ばれ、松平家、江戸時代の譜代大名などそうそうたる面々が城主として名を連ねている。



ほどなく天守。撮影するには恐らくここがべスポジなんだろうが、如何せんこの2本の木が邪魔・・・。天守は裏手も木々に覆われており、結局のところきれいに写真に納めようと思えば少々離れたところから望遠レンズかなんかで撮るしかないんじゃないかなと。この天守、入口のところの案内で「鉄筋コンクリート」と高らかに宣言されているため、ある意味清々しく、かえって建物内の展示に集中できるというもの。


The Okazaki castle. The birthplace of Ieyasu TOKUGAWA, the first SHOGUN on Edo era.

歴史好きにはそれなりに楽しめる構内の展示だった。「日野根頭形葵紋兜」の英訳は"Helmet with hollyhock motif"、日常で"hollyhock"と聞いて何か違和感を覚えてしまうのはサカヲタくらいなものだろう。また、"enemy"とか"border"とか"strategy"なんて単語を使いながら日本人の妻を相手に英語で戦術論を熱っぽく語る白人さんがいたのが何とも印象的だった。最上階からの眺めは普通の街並みが普通に見られるという程度かな。


A view from the top of the castle.

家康が産湯に浸かった際の井戸ということらしい。この他「三河武士のやかた家康館」という展示館もあって、なかなか面白そうだっただが時間がなくて流し見になってしまい悔やまれる。入場料は、大人ならば「岡崎城家康館共通」で500円なので、まあお得感のある方じゃないかと思う。しかしこの日は「晩春」と銘打ったものの、その実既に暑いくらいの日だったな。



(つづく)

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