卵管がんとハロハロ日記

団塊の世代の主婦の気まぐれブログです。
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しーちゃんの脳梗塞リハビリ病棟レポート( 4 )

2013-04-29 21:44:11 | 脳梗塞リハビリ病棟レポートと相方の文章

相方しーちゃんの 脳梗塞リハビリ病棟レポートの 4回目です。

2011年6月末、リハビリ病棟に移ってから約1ヶ月半経った頃です。
彼が 携帯メールで仲間達に送ったものです。



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「 地獄の中の極楽出張所 」

以前 リハビリ病棟は極楽と言いましたけど、訂正します。
地獄の中の極楽出張所です。やはり。

私がいるK病院リハビリ病棟の住人は現在22名。
ここに入るのは相当な重傷者です。
保険適用の医療機関として3ヶ月、あるいは6ヶ月が滞在限度です。

数百名の入院患者の中から2ヶ月以上のリハビリが必要な人間が
順番待ちで入って来るのです。
長期リハビリが必要な患者が対象です。

短期リハビリすることで、予後の改善が大きく期待できても
通院リハビリや自費診療リハビリの選択しかない人も多いのでしょう。



脳卒中の後遺症が8割近いですが肺炎をこじらせて40日もベッドにいて
全身の筋肉が消え失せた63才男性もいます。

大腿骨骨折の後遺症で整形外科から来た女性方も中にはいます。
いずれも3ヶ月リハビリを要する重傷者です。

翻って私はというと、脳梗塞後遺症としては立派な重傷者です。



脳梗塞の軽い場合は 本人も気付かないでいることも多いのです。
一時的に異常が出ても
一日二日で回復して 医者知らずのことも多いようです。

私のとなりのベッドの人は 一度目は完全な半身不随になりながら二日で回復したので
自分流の健康法をして過ごし 十日したら第二波がやって来て救急で入院したそうです。

回復する場合もありますが
私のように回復せずに重症な後遺症麻痺などが残ったケースが集まっています。



さてリハビリの効果はあるのでしょうか?
どの程度の期待が出来るのでしょうか?
改善のない人はいないようですが、その程度は統計的には曖昧です。

脳内の損傷の規模と場所
ペナンプラと呼ばれる半死にかけ脳細胞の復活の程度
本人の意思と精進の程度
リハビリ専門家の適切な指導などが大きく行方を左右します。

そして、痛みや転倒事故などの阻害要因、意欲の消失などが
予測を難しくさせています。



私の場合は 当初の医師の予測より歩行の方の回復は進んでいます。
一昨日の担当医師との面談で自分の目標がはっきりしてきました。
それは5週間以内に自力歩行で退院することです。

医師の見込みでは 装具と杖は必要だろうとなりますが
私の内部感覚は 関節の可動域の拡大と筋力増強の自覚を強めています。

退院のメドは「 完全自立歩行 」ですが、
同時に退院までに
「 関節全ての動きを、ひとつひとつ分離して動かせること 」を目指します。
これは医師からは出なかった高い目標レベルですけど 私はこれを目指します。

そういうことで今日もリハビリします!









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