11月23日は、歌人・小説家として明治時代に活躍した樋口一葉の命日にあたります。
本名は奈津。なつ、夏子とも呼ばれる。
1872年5月2日(明治5年3月25日) - 1896年11月23日(明治29年)
24年間の短い生涯のうち、約10年間を文京区に住んだこともあり、文京区内では、この日
いろいろのイベントが模様さたれていました。
法真寺
一葉一家は明治9年に法真寺(本郷5丁目)の左隣に居を移し、5年間住む。
この時代が樋口家では最も安定した時期であったようです。
幼少の頃に住んだ法真寺では、文京区一葉忌が催され多くの一葉ファンでいっぱいでした。
父の死後、明治23年18才のときに本郷菊坂町70番地(現:本郷4丁目)に移り、3年間住む。
今は一葉の家は残っていませんが、一葉が使ったとされる井戸は今も残存しています。
福山町(西片)
明治27年には竜泉寺の家から本郷丸山福山町4(現:西片1丁目)に転居し、亡くなるまでの
14か月間、『にごりえ』を始め『大つごもり』『たけくらべ』『ゆく雲』『十三夜』
など精力的に小説を多く発表されたとの事。
しかし、一葉は結核のため24歳の若さでこの地で生涯を閉じた。
この場所には今、平塚らいてうの筆による記念碑が建っている。
伊勢屋質(本郷)
一葉はこの質屋によく通い、彼女の葬式には店主が香典をもってきたといいます。
毎年一葉の命日に一般公開されています。