Madonna “Confenssions Tour”

行って来ました、マドンナライヴ
20年想い続けやっと参加出来た今回のライヴ。
京セラドームで行われたんですが、意外とステージが小さかった



そして鉄塔のせいか空のブロックが結構あり、パッと見たら
「えこんなにチケット売れてないの？」
って感じを受けました。
でも２万５千ぐらいは入ってたんじゃないでしょうか。

ライヴの方は７時の定刻から20分遅れでスタートしました。
ミラーボールが下りてきてその中からマドンナ様登場
めちゃくちゃキレイ、そしてスリム、若い
あとで知ったんですがこのミラーボール、正式にはミラーじゃなくて
２億円ぐらいのクリスタルが装飾されてるらしい
さすが規模が違う

オープニングはFuture Lovers
ポニーテールにシースルーの黒いブラウス、黒のベストにスリムなパンツ、
足元はブーツインになってて手には革の手袋のムチ、
騎手をイメージしたスタイルだった。

「Hellow OSAKA !!」

それがマドンナの第一声でした。
yeah～～と観客が盛り上がる。
４曲目にはLike a virgin 登場で観客は大興奮
マドンナは馬の鞍を想定したと思われるイスにまたがり、
そこから伸びる鉄のポールをあやつりながら、
しなやかに、かつハードに魅せる
これが第一部のメインと言う感じ。
そして次の曲が終わったところで早くも１回目の衣裳替え。

Live To Tell のイントロと共に現われたマドンナは、
真っ赤なブラウス(だったと思う)に身を包み
キリストのように十字架に張り付けられていた。
頭には枯れたツタで作ったような冠。
すごくメッセージ性のあるステージ。
第二部の始まりだ。
バックのスクリーンには常に映像が映し出されているのだが、
このスクリーンにもMessageと言う言葉が見受けられた。

If I ran away
I'd never have the strength
To go very far
How would they hear
The beating of my heart
Will it grow cold
The secret that I hide
Will I grow old

How will they hear
When will they learn
How will they know

逃げ出したところで
そんなに遠くへ行く力もない私
この波打つ心臓の音を
どうしたら聞いてもらえるのかしら
心に隠しているあの秘密も
やがて冷めるのかしら
私もいずれ年老いていくわ

どうしたら聞いてもらえるのかしら
いつになったらわかってもらえるのかしら
どうしたらわかってもらえるのかしら


十字架に張り付けられたまま切々と歌うマドンナ。
バックの映像にはエイズで親を亡くしたアフリカの子供達が次々に映し出される。
その瞳が、いくつもの瞳が、強く…強く…
その子供達はやがて火に包まれ……

涙が出そうになりました
言葉が通じなくても、心の底まで伝わってきました。


そしてその後にはヒトラーやブッシュの映像が次々と映し出されました。


マドンナは「華氏911」で有名になったマイケルムーアの前作
「ボウリング・フォー・コロンバイン」を見て刺激を受け、
前作の「アメリカンライフ」を完成させたそうです。
その頃からマドンナの革命を起こしたいという気持ちが強くなり、
「アメリカンライフ」のビデオクリップでは、
軍服姿に身を包んだマドンナが戦車に見立てたような車に乗り込み、
カメラマンに放水したり、最後にはブッシュのそっくりさんに
手榴弾を投げると言うストーリーが繰り広げられたそうです。
戦場の映像に加え、痛烈なブッシュ批判も加わった過激さから、
当時は即座に放送中止になったと某冊子には書かれていました。

そしてマドンナの色濃い意志は全ての人には受け入れられず、
初日公演の翌日には十字架のシーンが反感を買い、
あらゆる協会から非難を浴びたそうです。
それでもマドンナは「エイズ撲滅の慈善事業への寄付を観客から募るため」
とバッサリ切り捨てた
さすがですよね。

その後に歌われた“アイザック”と言う曲の中にも、
マドンナの想いを汲み取ることが出来ます。

神は天使達の上におられ
その天使達は
神の御霊で育まれる

そんな強い意志のこもった第二部が終了した


第三部はまず衣裳にビックリ
ボディコンシャスな黒いＶ開きＴシャツに、フルレングスの黒のスパッツ。
それだけだったらまさに「モジモジ君」
でもそこはマドンナ。
ウエストには黒ラメベルト、足元は黒いヒールで、
完璧に形勢されたボディ
そして47歳とは思えないダンス
ため息がこぼれるほどでした


そしてラストの第四部。
白いスーツに身を包んだマドンナが、
ダンサーを引き連れて踊る踊る
曲は“Music”ダンスリミックスと言った感じ。
「サタデーナイトフィーバー」の世界ですね。

ダンスも楽しく、一緒に振り付けしながら踊っちゃいました
“ライスラボニータ”も原型を全く留めていなくて、
サンバのリズムになっていました。
う～ん、でも私は原曲のアレンジの方がスキだなぁ

そしてオーラスが“Hung Up”
イントロと共にステージ周辺の照明が一気にきらびやかになる
赤・青・オレンジ・緑など、もうキラキラキラキラ
まるでクラブハウス。
テンションは一気に最高潮

Time goes by so slowly

マドンナの導きによって最後は大合唱
そしてTHE END。
２時間に渡るショーは幕を閉じた。


楽曲的には前回のツアー(日本公演はなかった)の方が良かったし、
まぁ以前から言われてるんだけど、
ダンスの激しい曲では口パクもあったと思われるので、
14000円分フルに楽しめたかと言うと疑問は残りますが、
またいつか100%満足させに日本に来て欲しいなと思いました。

でも来週のワールドツアーラストを飾る東京公演は盛り上がるんだろうなぁ



　セットリスト

01. Future Lovers
02. I Feel Love
03. Get Together
04. Like A Virgin
05. Jump
06. Live To Tell
07. Forbidden Love
08. Isaac
09. Sorry
10. Like It Or Not
11. I Love New York
12. Ray Of Light
13. Let It Will Be
14. Drowned World/Substitute For Love
15. Paradise(not for me)
16. Music
17. Erotica
18. La Isla Bonita
19. Lucky Star
20. Hung Up