室積光

初めての作家さん。

本当にあってもおかしくないお話で、面白かった
でも、あまりにも何もかもがうまく行き過ぎて、、、
ちょっと物足らない気がした。

『仕事で忙しいのはええことじゃ。
また何かきついことがあったら帰ってくればええんじゃ。
そうしんさい。故郷はそういうもんじゃから。待っとるよ』この作者は山口県出身。
私は広島だから、この方言が懐かしい。

『あんまり自分の考えにはこだわらないほうがいいですよ。
丸田さんがよく言うんです。こだわりを持つのはよくないことだって。ほら「こだわりの店」かなんか、こだわる事がいい事みたいな風潮があるじゃないですか。それは間違いだって。こだわる事は自分の狭い経験や考えの中にこもることだから、そこからいいものはできないって。
こだわらずに世界を見てくればいいんですよ』 うん、私もそう思う

『人間いい時と悪い時があるよね。良い時は「おかげさまで運良く」と思い、悪い時に「誰のせいでもない自分の努力が足りない」と思う。これが成功する人間の発想だな』

素敵な言葉がいっぱいです。
でね、一つ「あれ？」
って思ったんだけどね、この本最後の解説がないんだよ。
いきなり終わっちゃうの！
ちょっと、気が抜けた