行徳平兵衛の徒然

とりあえずは奥の細道の自転車放浪記

平兵衛の「奥の細道」ー21  羽黒山~酒田

2007年10月21日 | 奥の細道
2007年6月4日(月) 晴れ
荷物や自転車を旅館に置き7:30スタートし羽黒山頂に向かう。随紳門より継子坂を下り、平らな道に一段だけある階段を踏み外し膝頭を強打した。これで目が覚め以後慎重になったが、早朝は体が不活発でもあり、また石段が乾いた石や濡れた石、色違い、木漏れ日も入り、しかも老人目には要注意だ。
人気は無く厳かな雰囲気の中、まずは祓川神橋を渡り、1000年の大杉、国宝の五重塔(写真)、急な登りの一の坂~二の坂の杉並木、芭蕉塚を過ぎ、右折し南谷へ。静寂の朝もやの立つ池面にカメラを向けた二人が無言でチャンスを待っていた。傍らには「ありがたや 雪をかおらす 南谷」の句碑がある。三の坂を上り草屋根の見事な三神合祭殿を拝す。
下山する時は、階段の幅が狭くカカトが引っかかり何度かのめりそうになるが、枯れ木の杖を調達し慎重に下る。
10:30旅館をスタートし、R47の大鳥居をぬけ鶴岡に向かうが、下り坂と追い風で快適に進む。藤島川を過ぎ赤川の羽黒橋を渡ると鶴岡市街だ。市役所を過ぎ右手に鶴ヶ岡城跡の護国神社や公園を見学し池を眺めながら暫し休憩する。来た道を戻り市役所先の二つ目の信号を左折、アーケードを北上、すぐに芭蕉が酒田へ下る時に乗船した大泉橋に到達する。この川の左岸の案内板に従い、長山氏重行家跡や日枝神社の弁天島にある句碑「珍しや 山を出羽の 初なすび」を訪れる。鶴岡駅前通りを経てR350、R112、R333を北上し赤川の蛾眉橋の小さな公園でコンビニ弁当を食べる。興屋からR7を走り 京田交差点からR355、R112を経て雄大な最上川を出羽大橋で渡り酒田市街に入る。かっての賑わいを思い起こす山居倉庫や旧本間家を見学し、枝神社を参拝後日和山公園の多くの歌碑を見て酒田駅へ向う。
駅で象潟の宿をJRビューで予約し、17:34発秋田行きに乗車。田園地帯を北上し、北東には雄大な鳥海山が見える。鳥海山が東に見える頃には、電車は吹浦駅を通過し海岸線に出る。西には広大な日本海と夕日に映え金色に輝く風景が次々車窓に入って来る。奥の細道の旅で初めて見る日本海の絶景が象潟まで続く。18:14象潟駅に着く。送迎車でホテルへ。
本日の走行距離 42km


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