行徳平兵衛の徒然

とりあえずは奥の細道の自転車放浪記

平兵衛の「奥の細道」ー19  新庄~羽黒

2007年10月19日 | 奥の細道
2007年6月3日(日) 晴れ
天気予報は5日迄晴れ、6~7日が曇り8日は雨の予報だ。今回の旅は新潟県村上までを予定し出発する。
前の旅で自転車のスポークが破損するトラブルがあり、今回は前輪のスポークが20本 後輪が32本の新品と交換し万全を期す。
上野6:34発つばさ101号で、前回涙を飲んだ新庄駅に10:02到着。
自転車を組み立て10:30スタート。駅前を左折しR47をしばらく西進し本会海に入る。案内板に従い左折、数百メートルで右折すると芭蕉乗船の地に着く。小さな高台の公園に芭蕉と曾良の像と句碑がある。奥の細道に「最上川はみちのくより出て、山形を水上とす。碁点・隼などといふおそろしき難所あり----左右山覆ひ、茂みの中に舟下す---水みなぎって舟あやふし。 五月雨を あつめて早し 最上川」とあり、大きく蛇行する最上川が悠然と流れている(写真)。無粋なことだが、最上川を眺めながらコンビニ弁当を気分よく食べる。
本合海大橋より最上川は右側となり、川が削った山肌に老木が美しく配された風景を眺めながら古口に向かう。間も無く歩道が消え、しばらくすると右側に「最上川芭蕉ライン」の乗船場がある。一時間おきに草薙温泉港へ発船する。船はエンジン付の大型田舟の感じで、好天のため船の中はフライパンに乗せられた卵のように熱く、目玉焼きの気分。 なお自転車は舳先に乗せられ無料だ。
川は水量も多く右手の山は緑豊かな原生林に覆われ、見目麗しくまた声も良き娘船頭さん(ガイド)に仙人堂や白糸の滝を案内され、また山形民謡(真室川音頭、花笠音頭、最上川舟歌)を聞き、しかも当日は6月3日で芭蕉と同じ日(新旧歴に差はあるが)の“ちょっと暑い”船下りとなった。
下船後は歩道のないR47を西へ進むが、清川辺のトンネルは歩道が狭く点滅灯をつけ通過した。間も無く清川の風力発電の風車が見えると、平坦地となり快適なサイクリングとなる。道路案内に従い狩川から南進し、車が少なくやや下り坂の道を気分よく進む。羽黒近くは上り坂で、宿坊が多くなると町中だ。
本日の走行距離 38km



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