Sydney Yajima


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捕鯨問題

2010-01-08 04:23:13 | 世界情勢
オーストラリアは何度も書いたが、人種差別の国である。これは、そうだと結論付けても、いい。
インド人の大学卒業生が、殺された。
理由は、インド人だから・・・だ。

何度も言う。

誰がなんと擁護しても、オーストラリアには、人種差別がある。

そこで、捕鯨問題が人種問題、やカルチャー問題などとリンクしているか?と言われたら、もちろんその通りだ。
日本語で話していると、「SPEAK ENGLISH!!!」よ言われる。かつては、「FUCKING ASIAN GO BACK YOUR COUNTRY  」とよく言われた。

それで、オーストラリアをさっさと出て日本に帰ろうとしたことは、何度もあった。

さて、捕鯨問題。

これが、デイリーテレグラフ (日本で言えば 夕刊フジとか東京スポーツ レベルの新聞)では、「戦争だ」と書いてあった。

よく、彼ら反捕鯨者たちに対して、「君たちは、この船の前に来るべきじゃなかった」と言うべきだというが、そうではない。彼らは自ら選んで あの日本船の前に来たのである。つまり、あれは、自爆テロで、後ほど裁判で自分たちの主張が有利になるように計算して、そして、彼らは船の前に 「来た」のである。

裁判の結果がどうであれ、日本バッシングはひどくなり、残念ながら、私たちの子供たちの安全は悪くなる。

私は、今、また日本に帰るべきかどうかを選択しなければならない時期が来ているのではないかと、心配している。

日本政府とオーストラリア政府が、他には大きな問題を抱えているわけではないが、この問題はお互いの選挙民の意思という、別々の異なったステーク ホルダーたちが、政治家にプレッシャーをかけているので、どちらも、「はい そうですか」とは譲れない。

日本は、鯨肉をゲームミートとして食べる目的で捕っているのだとしたら、調査目的という言葉は、矛盾がある。
したがって、捕鯨は食料目的だとするべきだ。

なぜかというと、堂々とした主張ができなくなるからである。
オーストラリアは、その調査目的の曖昧さを逆手に、裁判を押してくるだろう。日本は、文化および捕鯨は食料目的で、さらに、一定量以内であることをきちんと明記した上で、捕鯨および鯨の保護が、お互いに矛盾しない数値目標および、科学的根拠さらには、ミンク鯨は、海のラビットのように増え続けていることなどを示すべきだ。

オーストラリアでカンガルーミートを売っているのを、例に出し、日本の鯨肉も、同じ目的だと主張し、さらには、日本では鯨の養殖を行う研究もするべきだ。それが行われたら、「放牧鯨」という「放牧牛」と同じ扱いになるので、文句は言い難くなる。

日本は、これからエスカレートする反捕鯨団体と、今後も衝突をし続けるのは、実に中国にとって、いい結果になるだろう。なぜなら、日本という鬼子がいるおかげで、アジアでも中国という台頭してきた国に対し、よりオーストラリアは資源輸出国として有利に働くことが目に見えているからだ。

日本にとって、捕鯨が、得か損か?ということは、大きな意味で今のやり方では 損だ。
やり方を変えるべきだ。

まずは調査ではない。我々は捕鯨をどう継続するかを、ロシアと共同でやることをほのめかすべきだろう。ロシアは、日本が鯨を高く買うことを知っているので、とても捕鯨をやりたがっている。ただし、ロシアは、日本のように捕獲高を守ったりはしないし、今回のような妨害をする相手に対しては ミサイルを撃ち込んで、テロ対策として片付けてしまうことだってありうる。日本はその点とてもお上品だから、ただ「遺憾である」で済ませるから、実に相手側にしたら、ルールを守ってくれる相手なのである。ほっぽうりょうどだ

日本の次の選択は、捕鯨をやめてしまうことだが、どうだろう?

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