Feelin' Groovy 11

I have MY books.

鉄観音

2005-03-20 | その他
先週いただいた台湾のおみやげ「鉄観音」を飲んだ。
普段飲む烏龍茶と比べると少し苦味があり、どっしりとしている。
香りはもとより、色がいいねっ。

色を見て思い出したこと。

何かのドラマで演っていたオニオンスープ
(玉葱を焦がさないよう、ずーっとかき混ぜていないといけない云々)
ナウシカが小さい頃、王蟲と遊んでいた場面
(ナウシカ・レクイエムが流れるトコ)
スティングの「Fields Of Gold」中のオーボエ(かな?)んトコ

つまりは黄金色のイメージ。
それは見惚れるほど。

アトランティスのこころ

2005-03-13 | 
映画は見逃していたし、ビデオは後で見ることにして
先に本を読むことにした。

主人公ボビーは老人テディと一緒にいた一時が一生の支えになった(だろう)。
(だろうってのは下巻に再登場するまでのボビーは想像で埋めるしかない)

このテーマは『スタンド・バイ・ミー』でクリスがゴーディーに言っていた言葉を思い出す。
私の中では一番の名セリフ。

「(前略)あんな作品をいっぱい作れるなにかを与えてくれた
神様みたいに、こう言ってやれるんだ。
“これこそ、わたしたちがおまえに望むことだよ、息子や。
  その才能を失わないようにしなさい ”ってね。
だけど、子どもってのは、誰かが見守っててやらないと、なんでも失ってしまうもんだし、おまえんちの両親が無関心すぎて見守ってやれないってのなら、たぶん、おれがそうすべきなんだろうな」     
(『スタンド・バイ・ミー』スティーブン・キング著 山田順子訳 新潮社)

ゴーディが途中であきらめず作家になれたのはクリスのおかげだ。
誰かが側にいてくれれば、あるいは自分を見守ってくれている人が
いるという心の支えがあれば、乗り越えられることがある。
残念ながらテディとバーンにはなかったものだ。

って、ほとんどスタンド・バイ・ミーの話じゃん。





『河童新聞 第7号』

2005-03-09 | その他
【『河童新聞 第7号』より読者を混乱に陥れたまま放置していた私の記事の内容】

 村上春樹の『スプートニクの恋人』から「スプートニク2号の犬」の最期が気になる。
 当時図書館で借りられた文献の引用と私の心の声で構成。
 文末は「かくして名前も死に方も分からぬまま、混乱のうちに調査は終わった」
 で結ぶ。別項 『河童新聞(H14.5刊)の探求』はこの記事を受けて書いたもの。

         
河童新聞とは・・・ 平成11年1月創刊より思いつきでアバウトに発行。
        現在平成16年6月に発行した第10号まで有り。
        メンバーは記事を書いてくれる人、随時募集中。
        テーマは常に「最近気になっていること」。 
        ネットで一定以上の長さの文章を読むことに苦痛を感じる私は
        今の時代、敢えて紙で発行することに密かにこだわりを持っている。
       (単に世の中のいろんな権利にひっかかりそうだから公開できないとも?)

*人により趣味は違うのだから協力してくれるメンバーに感謝している。
 私だってもし友達から「1年に1回ソフトボールの試合に出て」とか
 頼まれたら、絶対に断るのだから。

河童新聞 (H.14.5刊)の探求

2005-03-09 | その他
結局スプートニク2号の犬の最期はどうだったのか?
          

第7号の河童新聞は心残りが多かった。
混乱のまま調査が終わっていたスプートニク2号の犬と
疑問を投げかけたまま次号に回答を載せていない「裏まんが」。

実は発刊直後の2002年10月に世界宇宙会議で重大な調査報告があり、
自分の中で勝手に決着をつけてしまっていた。
あくまでも新事実が発表されるまでは、だけどね。

The animal, launched on a one-way trip on board Sputnik 2 in November 1957,
was said to have died painlessly in orbit about a week after blast-off.

Now, it has been revealed she died from overheating and panic
just a few hours after the mission started.
『BBC NEWS』Monday, 28 October, 2002


死因は「過熱とストレス」、衝撃的なのは生存期間である。
一週間でも数日間でもなく数時間だったこと。

この事実に対して私はただ、考えると涙が出てくる、とだけしか言えない。
私たちは多くを犠牲にして今を生きている。
必要最小限だとは言えない、牛肉だって食べている。
解明されていない宇宙のことだってもっともっと知りたいと思っている。

ちなみに名前は
「はじめクドリャフカと呼ばれ、後にライカと改名された」ってことで。
ライカ (犬) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
→急に何言ってるんだ?と思う方は別項『河童新聞 第7号』参照ってことで・・・



ねじまき鳥

2005-03-07 | 村上春樹
  近所の木立からまるでねじでも巻くようなギイイッという規則的な
  鳥の声が聞こえた。我々はその鳥を「ねじまき鳥」と呼んでいた。
  クミコがそう名づけたのだ。本当の名前は知らない。
  どんな姿をしているのかも知らない。でもいずれにせよねじまき鳥は
  毎日その近所の木立にやってきて、我々の属する静かな世界のねじを巻いた。
                     (「ねじまき鳥クロニクル」村上春樹著)


私の近所でもその鳴き声はした。
隣の土手がまだ整えられる前、まだ木々が生い茂っていた
その奥から決まってギギイーギギイーって聞こえてきた。
どう考えても動物園でしか聞けないようなその声に
小さい頃から興味を持っていたが、姿を見たことはなかった。

そうか。ねじまき鳥だったんだ。

私は「ねじまき鳥クロニクル」を読んでそう思った。

これは子供時分の話というわけではない。
この本を読んでいた頃もまだ、
部屋でゆっくりと過ごしている休日なんかには聞こえていたのに。
いつからだろう。
最近その声が聞こえてこない。
その声をしばらく聞いていない。

テクテク

2005-03-02 | スピッツ
やっぱりシングルで出ますね。
「春の歌」


気になるのは最新曲「テクテク」。
一瞬トゥクトゥクみたいなものかと思ってしまったけど
歩く音の「テクテク」のことなのかな?

春だし。