さいごのかぎ / Quest for grandmaster key

「TYPE-MOON」「うみねこのなく頃に」その他フィクションの読解です。
まずは記事冒頭の目次などからどうぞ。

Ep6イメージ密室の「謎の人」は誰?(密室解法まとめ)

2010年02月12日 06時28分31秒 | ep6
※初めての方はこちらもどうぞ→ ■うみねこ推理 目次■ ■トピック別 目次■


Ep6イメージ密室の「謎の人」は誰?(密室解法まとめ)
 筆者-初出●Townmemory -(2010/02/12(Fri) 06:15:45)

 http://naderika.com/Cgi/mxisxi_index/link.cgi?bbs=u_No&mode=red&namber=40224&no=0 (ミラー
 Ep6当時に執筆されました]


●再掲にあたっての筆者注

「【第31回】皆さまの推理、集計させてください!」(通称、皆集)への回答を再掲するものです。
 公式掲示板では、このように、「共通のお題に対して、推理をつのり、その数や方向性などを検討する」企画がほぼ常時おこなわれています。

 とても長い書込みになってしまったため、2回に分けて掲示します。今回は第1回です。

 Ep6密室解法の現状でのまとめと、Ep6内で印象的に描かれる、戦人とも誰ともつかない「イメージ的に閉じこめられた人」の正体についての推理です。

 引用部は、以下の書込みからコピー・ペーストした問題文です。
 http://naderika.com/Cgi/mxisxi_index/link.cgi?bbs=u_No&mode=red&namber=39564&no=0 (ミラー


 以下が本文です。


     ☆


> 【第31回】皆さまの推理、集計させて下さい!
>
>  【F:戦人の密室について】
> F-1:戦人のロジックエラー密室の脱出法(トリック)は?(Daedalus・村正)


 要点だけいいますと、

1.戦人、客室バスルームに熱湯トラップを仕掛ける。
2.留弗夫(か誰か)、番線カッターで客室のチェーンを切る。
3.戦人、客室を退室。
4.ヱリカ、検死にやってくる。存在しない戦人の死体を「存在する」と誤認。
5.ヱリカ、窓と扉を封印。
6.ヱリカ、上位戦人に「被害者6人が発見現場に今も存在する」ことを復唱要求。
7.上位戦人、沈黙する(答えない)。
8.ヱリカ、「この程度のことで復唱拒否ですか?」とつっこむ。
9.上位戦人、復唱拒否であることを「認める」。
10.ヱリカ、扉の封印を破って客室に侵入、チェーンロックにガムテープ封印をし、チェーンを掛ける。戦人の死体がないことを確認する。

 単純な脱出方法としては以上です。チェーンロックにガムテープ封印がほどこされた時、すでに戦人は客室の外にいたというほどき方です。

 嘉音関係の整合のつけかたはこれ以降の設問にて。

     *

> F-2:EP6の密室は、かつてのベアトリーチェが過去に作った密室の焼き直しだと言っています。どのEPのどの晩の事でしょうか?(村正)
>  ※上記は、ロジックエラー発生前の台詞です。


 基本は、Ep1の第二の晩だと思います。そこに、Ep3第一の晩の要素がトッピングされているような形です。

 わたしはEp1第二の晩は、
「チェーンがかかっていた。それを切って入室したら、死体だけがあり、犯人はいなかった」
 ということを、
「第一発見者が言い張る」
 というトリックだと思います。第一発見者熊沢を共犯と見ることで、解くわけです。

 犯行自体は、
「犯人が番線カッターを使ってチェーンを切って強引に押し入った」
 か、もしくは
「「内密の話がある」みたいなことを言って被害者本人たちに招き入れさせた」
 か、あるいは
「チェーンロックはあらかじめ取り外しておいた。2人を殺してから扉にチェーンロックを取り付け、鎖を切っておいた」
 か、そのへんだと考えます。

 さて、Ep6の密室の作り方ですが、
「チェーンがかかっていた。それを切って入室したら、妻たちと戦人と真里亞が死んでいた。犯人はいなかった」
 ということを、
「第一発見者である留弗夫、蔵臼、秀吉、郷田が言い張る」
 ことで成立しています。

 これはわたしがEp1第二の晩のトリックとして想定している解き方と、まったく同じです。ですから基本アイデアとしては、戦人はEp1第二の晩を焼き直したのだと思います。

 余談、というか、ちょっと思い上がったような言い方になるんだけれども、竜騎士07さんは、
「真相がわかった人には、それが正しいことがちゃんと伝わる。そういう描き方をしたい」
 という趣旨の発言をしていらっしゃいますね。
 たとえば、Ep1第二の晩にわたしのような解法を想定していた人は、Ep6第一の晩の様子を見て、また「それが過去の密室の焼き直しである」という情報を見て、
「あ、Ep1第二の晩の自分の推理はやっぱ正しかったんだ」
 と確信できそうです。竜騎士07さんの発言の趣旨は、このような描き方を指しての言及である可能性があります。
 だとしたら、今後のEpでも、「過去の密室の焼き直し」が使われ、そのことが「解答編」の代わりとして機能する。そういうことがあるかもしれません。


「Ep3第一の晩の要素がトッピングされている」と先に書きましたけれど、Ep3第一の晩は、犯人が使用人たちに呼びかけて、「殺人ドッキリをしよう」と持ちかけ、各部屋に被害者を配分したところで、ひとりずつ殺していく……という形だったのかな、と考えます。
 その点がEp6と同じ。

 でも、違うのは、Ep6では戦人は被害者たちを殺すつもりはなくて、本当にただのドッキリのつもりだったのです。が、犯人役をヱリカがつとめたことで、最終的にはほんとうに全く
「Ep3第一の晩とおなじ」
 状況になってしまいました……。

 かってな想像だけれど、ヱリカも、Ep3第一の晩をわたしと同じような方向性で考えてるんじゃないかな? で、「じゃあ、私がまったく同じにしてあげましょうか」みたいなことを考えたかもしれない。
 ……みたいなことも想像したりしますが、このへんは基本的に、自分の考えを正解だと思いたいわたしの心理の問題です。

     *

> F-3:あなたの考えるEP6戦人の密室のロジックエラー解消後の「戦人脱出方法」はEP1長女夫婦密室の犯人脱出方法と同じ方法ですか、違うものですか(あやにゃん)

 戦人が想定してた密室「構成方法」はEp1長女夫婦密室(第二の晩)と同じ方法だと思いましたが(上の設問参照)、脱出方法はどうだろう……。

 Ep1長女夫婦密室(第二の晩)のトリックを、
「犯人が脱出時にチェーンを切った」
 という、ざっくりした理解をするのなら、ほぼ同じともいえますね。はい、同じでいいと思います。

 それにしても、このF-1~3の質問の流れはきれいだ。答えやすい。

     *

> F-4:客室の密室の「救出者」についての質問です。(村正)
> F-4-1:ヱリカの推理通り、「救出者」はいると思いますか?(村正)
>  ※この問いでは、戦人が自力でチェーンをクリアし、脱出した場合は、救出者はいないとしてください。


 F-1の回答のとおり、戦人は誰かに身代わりになって客室に入ってもらうことなく、密室から消失したと考えるので、
「救出者はいない」
 が答えになると思います。この定義においての救出者はいないということですね。

     *

> F-4-2:「救出者」は誰でしょうか?(村正)

 さて、上の設問で「いない」と答えたんだけれども、
「戦人の外したチェーンを掛け直した者。救出の意図は問わない」
 という、「ベアトリーチェの定義」にもとづく救出者は、いないと困りますね。そしてその定義における救出者は嘉音でないとまずいですね。

(いや、わたしは「赤字は必ずしも真実ではない」という立場をとっているから、本当は困りません)

 ここでは、「ベアトリーチェの定義」にもとづく救出者について語ります。それは嘉音であるわけなので、嘉音はいったい何者かということについて。

 密室化された隣部屋から嘉音が消えてくれなければなりません。わたしは基本的に一貫して「嘉音は存在しない人」という主張をしてきました。嘉音は体のない人なので、隣部屋から消えることができます。「いないということを確認された」瞬間に消滅するという考え方です。

 で、わたしは、嘉音と紗音が二重人格だとは思っていません。
 このへんは微妙な(定義による)ことなんだけれども、真里亞はぬいぐるみのさくたろうに対して人格を認めていますね。これは外から見れば一種のひとり芝居です。これを「二重人格」とするのなら、嘉音と紗音も二重人格といえますが、どうもちょっとニュアンスがちがいそうだ。

 わたしの解釈では、
「嘉音は、紗音と朱志香にとっての“さくたろう”である」
 という考え方です。

 イメージとしては、紗音と朱志香が、嘉音人形というぬいぐるみを使って、お人形遊びをしているという感じです。
 たとえば、黄金郷に真里亞とベアトリーチェとさくたろうがいて、3人で楽しくおしゃべりをしているシーンがあるとする。
 このシーンで、真里亞とさくたろうがお話をしている局面があるとする。

 この局面、外部の第三者から見ると、
「ベアトリーチェがさくたろう縫いぐるみを持って、手や頭を動かしたりしながら、さくたろうのセリフを後ろからアテている」
 ということになるだろう、と考えます。
 さくたろうはベアトリーチェに認知されてから、人間の外見を得たりして、急激に立体化していったのです。

 それとおなじで、紗音が嘉音を演じたり、朱志香が嘉音を演じたりすることによって、嘉音という架空存在は、とっても立体化されていったんじゃないかなという想像。
 お人形遊びって、やってみたらわかりますけど、自分ひとり、お人形1体でやっていても、長続きしません。やっぱり、ひとり以上のアイカタがいります。あの、まったく詳しくないので想像で言うしかないのですが、ひとりでテーブルトークRPGって成立しないんじゃないかしら。

 そういうわけで、「嘉音とは、紗音と朱志香の頭の中に共有された、架空のキャラクターである」という考え方をします。これは完全に、『うみねこ』における魔法のシステムであって、二重人格解釈よりも作品にマッチしていると自認しているのですよ。

 まとめると、紗音と朱志香が同室している状況で、
「紗音と嘉音が会話するとき、朱志香が嘉音役である」
 同じ状況で、
「朱志香と嘉音が会話するとき、紗音が嘉音役である」
 とします。

 ルールとしては、
「紗音と朱志香は、ふたりとも“嘉音”を名乗ることができる」
 という感じ。

 なので、以下「嘉音が何々した」と書かれていたら、紗音か朱志香かのどっちかが、その行動をとった、と考えて下さい。


 まず、ゲストハウスというのは蔵臼が建てたリゾートホテルです。いとこ部屋はそのホテルの「客室」なのです。当然、ベッドルーム、バスルーム、クローゼットがあるでしょう。ゲストハウスの各室にチェーンロックがあることはEp3で描かれています。

 1日目の夜。嘉音は、トランプをしに、いとこ部屋という「客室」に「入室」します。
 戦人は急に、「ヱリカをドッキリにはめてやろう」と思いつき、真里亞をつれて、大人たちを巻き込むために屋敷へと向かいます。その際、いとこ部屋という「客室」を「退室」しますが、ここで、掛かっていたチェーンロックを「外します」。
 嘉音が用心のため、そのチェーンロックを「掛けた」とします。

 これで戦人の外したチェーンロックを嘉音が掛けた=嘉音が戦人を救出した、が成立します。

 このトランプシーン以降、次に嘉音が下位世界でまともに認知されるのは、いとこ部屋で急に頭から血を流して消えていくシーンなんです。
 つまり、トランプシーン以降、嘉音がいとこ部屋から「外に出た」描写はないとみなせる。描写がない以上、あれからずーっと嘉音はいとこ部屋にいた=「嘉音は入ったのみ」が成立します。
(厳密には、廊下で朱志香と嘉音が話し込んでいる場面があるのですが、このシーンで嘉音は朱志香ごと魔法でワープしてしまい、ワープアウト先はゼパルとフルフルがいる異次元なので、ぎりぎり無効とみなしたい)

 あの、2部屋に分かれて籠城することになったとき、嘉音や源次といった「あやしい面々」を押し込める部屋が「いとこ部屋」なのはちょっと不自然なのです。
 だって、いとこ部屋には譲治と朱志香の荷物が置かれているはずなので、あやしくない譲治たちをいとこ部屋に籠城させ、嘉音たちあやしいほうは隣部屋に押し込める、というのが自然なんです。
 なのになぜその不自然な部屋配分になったか、それは「嘉音をいとこ部屋に入れたままにしておきたかった=嘉音がいとこ部屋から隣部屋へ移動したことにしたくなかった」というトリック上の制限だと思います。
「蔵臼のそばにいたい」という理由をつけて、朱志香をいとこ部屋にいさせたままにしたのも、同様の事情かもしれません。朱志香がいとこ部屋にいないと、嘉音がいとこ部屋にいることにはならない、のかな。

 このことからすると、戦人が外したいとこ部屋のチェーンロックを掛け直したのは「嘉音を名乗れる朱志香」ということになるかなと思います。まあ、そうですよね。トランプのとき、紗音は使用人室にいたわけです。


 この推理の問題点は、
「そなたの入室からロジックエラー時まで、客室を出入りしたのは、そなたと戦人と嘉音のみだ」
 という赤字。客室を「屋敷の客室といとこ部屋両方」と定義するとしても、いとこ部屋に源次や蔵臼や留弗夫が入室したのは明らかなので、赤にひっかかります。
「そなたの入室」を「屋敷客室への入室」とは受け取らない、という手を考えているんだけども、それでもむつかしい。ここをうまく外せれば、わたしとしては大喝采です。

 まあ、わたしには「この赤字を真実とは認めない」という伝家の宝刀がありますから、いざとなったらそれで切り抜けてしまいます。

     *

> F-4-3:「救出者」が、ヱリカがバスルームにいる間に客室に来たようですが、このタイミングは偶然でしょうか?(村正)

 上で書いた答えのように、救出者は屋敷の客室には現れていない、というのがわたしの考えです。

     *

> F-4-4:「救出者」は何が目的だったとおもいますか?(村正)

 わたしの推理における救出者とは、戦人がいとこ部屋を出て行くときに開けていったチェーンロックを掛け直した朱志香、ということなので、えー、なんか、なんとなく用心のためにチェーンをかけた、くらいのことです。

     *

> F-5:EP6作中にて何度も挿入された密室に閉じ込められていたのは誰か?(Daedalus)
>  ※戦人ではない、という可能性はあるでしょうか?


 あれはですね、わたしの解釈としては、
「戦人を含めた、“八方ふさがりの状況に追い込まれてしまった人”の心理」
 を、ああした形で現してるんだと思います。

 なので、戦人だけでなくて、いろんな人の気持ちを、あそこに閉じこめられたあの人の声が代表しているんだと思います。

 たとえば朱志香。
 彼女は子供のころ、しばしばお仕置きでクローゼットに閉じこめられたそうです。
「自分はこんな寒い暗いところに閉じこめられているのに、廊下の向こうからは楽しげな談笑や、あったかいごはんの雰囲気がする」
 という描写は、朱志香の体験じゃないかなと思います。

 たとえばベアトリーチェ。
 ゲームマスターになった戦人は、雛ベアトに、「奇跡が起こって、おまえが元のベアトの記憶を思い出してくれたらいいな」みたいなことを言います。
 雛ベアトは元のベアトのクローンみたいなもので、つまり遺伝子が同じなだけの別人ですから、雛ベアトは絶対に元のベアトの記憶を思い出しません。絶対に思い出さないことが確定だから、もしそれでも思い出したとしたらまさに奇跡なわけです。

 以前はベアトが戦人に何かを思い出させようとしていた。今は戦人がベアトに何かを思い出させようとしている、という対比は、作中で何度か念押しされています。

 戦人の中の幻想のベアトリーチェも、「戦人が思い出したら奇跡」みたいなことを言っていました。
「そなたがいつかはきっと気付く、思い出す、奇跡が起こる。そう信じてゲームを繰り返した」
 戦人がド忘れしていて、それをふっと思い出した。これはよくあることで、奇跡でもなんでもないと思うのです。
 戦人が「最初から知らないこと」を、それでも「思い出した」りしたら、それはさすがに奇跡だといっていいと思うのです。

 で、ここで、
 戦人が、ルールを元にして、雛ベアトを再構成しました。それと全く同じようにして、
「ベアトリーチェは、(ルールか何かから)上位戦人を再構成した」
 としたらどうだろう、と仮定します。
 すると、上位戦人は、「罪を持った本来の戦人のクローン」みたいな存在です。

 雛ベアトが、元のベアトの記憶を持っていない(だから何も思い出しようがない)ように、上位戦人も、本来の戦人の記憶を持っていない。だからベアトリーチェが期待するようなことは思い出しようがない。
 そういう状況があったとする。

「もともと知らないから、何も思い出しようがない」戦人が、それでも「何かを思い出す」こと。
 それがベアトリーチェの勝利条件だとしたら、ベアトリーチェは最初からロジックエラーに陥っています。
 伏せた空のカップの中から、タネも仕掛けも使わずに飴玉を取り出してみろと言われているようなものです。

 だから、Ep1から4まで描かれてきたベアトリーチェのゲームは、それ自体が、
「ベアトリーチェがロジックエラーから抜け出そうとしてもがく過程であった」
 のではないか、と推理するのです。

「絶対に思い出さない戦人から、何かを思い出させてみろ」という矛盾した条件。
 それは、
「出られない部屋から、それでも出てみろ」
 というのと同じではないか。

 その八方ふさがりの心理が、Ep6のあの「閉じこめられた人物」に、こめられているという推理です。

 なので具体的には、あの人物の内訳は「戦人、朱志香、ベアトリーチェ」ということになるでしょうか。
 ちなみにわたしは、ベアトリーチェの創造主は朱志香だと考えていますので、実質でいうと2人かもしれません。

「奇跡が起こって、戦人は何かを思い出したのか」ということについては、思い出したのではなく、
「ちりばめられたさまざまなヒントから、何が起こったのか(何を思い出すべきだったのか)を推測し、確信した」
 のである、という理解のしかたです。


 続き→ 六軒島殺人事件は本当にあったのか?


■目次1(犯人・ルール・各Ep)■
■目次2(カケラ世界・赤字・勝利条件)■
■目次(全記事)■
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3 コメント

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ふと 思った謎について (ななし)
2010-02-13 02:09:54
いつも楽しく拝見させてもらっています。
私の中で、1つ大きな謎がのこっており、この謎についてどのように考えているのか聞きたく書き込みさせていただきました。
 謎とは、当主の指輪の継承についてです。
EP3では金蔵→??→絵羽→縁寿 と継承されており、またEP5では金蔵→??→戦人となってます。しかし、各EPのはじめには金蔵は死んでおり、ゲーム開始時はだれの元にあったのだろう・・・ また、蔵臼はなぜ、金蔵が死んだときに当主の指輪を自分のものとしなかったのか? EP3であれだけ絵羽が欲していたものを蔵臼が簡単に手放すでしょうか?
 この謎について、ずっと悩んでいます。
よろしかったら検討願います。
返信する
Re:ふと 思った謎について (Townmemory)
2010-02-13 17:20:20
●ななしさんへ
 こんにちは。わたしの推理上ではどういう扱いになっているか、ということでしたら、ざっとお答えします。

 わたしは、基本的に全Epで、ゲーム開始前に、金蔵は朱志香に指輪を譲っていると考えています。金蔵は、誰にも言っていないけど、ひそかに当主の座を朱志香にゆずっているという想定です(でないと朱志香が数億の金を動かしたりできないので)。

 Ep5では、金蔵→朱志香→戦人、という動きです。
 指輪入りの封筒を置いたのは朱志香だと見ます。

 全Epで「金蔵→朱志香」が発生している、と言いましたが、Ep6は、ひょっとして発生していない可能性もあります。指輪がまったく争点になってませんしね。

 で、Ep3がわたしもわからないのです。絵羽がどうやって指輪を手に入れたかですよね。爆発事故現場から奇跡的に見つかったか、九羽鳥庵に保管されていたか、絵羽の指輪は絵羽本人があらためて作らせたレプリカである、か。ぎりぎり、そんな切り抜け方です。

 Ep5~6で、蔵臼が指輪の所在を気にした様子がないのは、わたしも気になっています。「探したが、どうしても発見できず、あきらめた」くらいでも良いですが、ひっかかりますよね(朱志香が所持しているので、探しても見つからないのです)。
返信する
Unknown (ななし)
2010-02-14 00:19:07
ご意見誠にありがとうございます。
やはり???は犯人が入ると想定しますよね。
ただ、金蔵がなくなったときに蔵臼が発見できなかったからといってあきらめがつくとはおもえないのですが・・・
 私は話が2点3点して結論がころころと変わってしまい、今だまとまらないのですが、譲治が犯人で、指輪の継承者が紗音で、98年の世界では譲治が十三として生き残っており、紗音の肩身である当主の指輪を縁寿から奪い取ったなんて考えも、ふと描いております・・・
 ご意見ありがとうございました。
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