クリスマスの時期によく流れる音楽に、「メリークリスマスが言えない」というのがある。 I can't say Merry Christmas. It's hard to say Merry Christmas. 日本語の発想から言えば、同じようだが英語の発想は違う。 前者は「私」の気持ち、can'tは「言いたいのにできない」といった表現。 一方、「そりゃ難しいよ」と客観的な表現、It's hard for me〜としても同じだ。
今までこのブログをご覧になった方は以下のような説明を覚えていると思う。 「アイル セイ メリークリスマス」 言うつもり ※ I will say Merry Christmas. 「アイキャン セイ メリークリスマス」言うことができる ※ I can say Merry Christmas. 「アイ ガナ セイ メリークリスマス」 言う予定 ※ I am going to say Merry Christmas. 「アイ ワナ セイ メリークリスマス」言いたい ※ I want to say Merry Christmas. 「アイ ハフト セイ メリークリスマス」言わねばならない ※ I have to say Merry Christmas. 英語はbe動詞系列とbe動詞以外の一般動詞系列の二つで成り立っている。 当講座の主教材「九九のように覚える英会話」では、冒頭にそれぞれの「表現の枠組み」についてのトーニングから始まっていたことを思い出して欲しい。
次回から第5章 「英語の九九テーブル」はさらに展開する」に進むことになるが、今までトレーニングに登場した補語や動詞フレーズがさらに表現展開をすることなる。しかし重要なことは、今まで登場したフレーズの「表現の枠組み」を身につけていれば、上のsay Merry Christmas.の運用にも展開する、これが私の言う「英語脳」だ。 I can't say Good-bye. It's hard to say Good-bye. I will say Good-bye. I am going to say Good-bye.I don't want to say Good-bye.I have to say Good-bye. さらに「主語」はyouだけか、あるいは「時制の展開」もある。 そんな文例をすべて採り上げるとことはできないが、たった一つあるのは、皆さんの「脳」、つまり英語脳だ。