永遠に、幸せになりたい。    by gorosuke

真夜中、いいおっさんが独り海に向かって延々と竿を振る。
アホだな。でもこのアホ、幸せなんだよなあ。

思わずスズキ釣り。

2013-10-25 | スズキ
幸運にもデカイのが釣れるともっとデカイのに出会ってみたくなる。

実に欲深くキリがないのだが、とまらない、仕方ない。

てなわけで、またイカ釣りに出かけたのだが、海は大荒れ、いつもの磯は波が被り入れなかった。

折角海に来たのだからと他に釣りが出来そうな場所を探して見るが、結局何処も無理だった。

イカには荒れ過ぎの海だがスズキには良さそうだ。

イカ釣りのとき、フクラギやヒラマサ、シイラなど青物が釣れる可能性があるのでいつもバッグの中にレッドペッパーなどトップウォーターを忍ばせているが、そのケースの中にスズキにも使えるルアーが少し入っている。

それに先日のモンスターイカにイカ用の玉網の柄を折られたので、スズキのでかい玉網も持って来ていた。


釣りを始めた頃、もっぱらスズキ釣りをやっていたが、その頃よく通った漁港に行ってみた。

時刻は丁度夕まづめ。

堤防に立って見ると、外界の荒れた波が突堤の先のテトラ群に当り、渦巻きサラシが出来ている。

ロッドもラインもイカ用だが、リーダーの先にノースクラフトのバリスティックミノー100EXをつけサラシを狙ってフルキャストした。

ルアーの重さは23g、遠くのサラシに届くルアーはこれしかなかったが、エギの3.5号ディープと同等、まあ心配はなかった。

数投目にゴツンとアタリがあった。

魚がいる気配濃厚。

思った通りヒットするまでそう時間はかからなかった。

引きは強く重くイカロッド、スペシメンは激しくしなるが問題はなかった。

グングン引き寄せるが途中で根に潜られた。

動かないのでラインを緩めるとバレてしまった。

昨春以来スズキを釣っていないので、この引きの激しさは懐かしかった。

一匹目をバラしたことで目が覚めたように闘志が沸いて来た。


数投後、再びヒット。

こいつは慎重に寄せた。

強い引きの割には小振りな魚体だった。

足場が高く、玉網の柄ギリギリで走り回る魚の取り込みは難しいものがあるが、何とか入ってくれた。

上げて見ると、銀色の魚体、体高の高さ、ヒラスズキだった。

以前、違うポイントで一度釣ったことがあるが、こいつで二匹目だった。





その後も入れ食いではないがぼつぼつヒットした。







こう書いて気が付くのは、このヒットする間隔、釣りの雰囲気はこのところのあまり釣れないイカと同じだということ。

まるでイカ釣りをしているようにスズキを釣っているのである。

その感じが自分でも可笑しかった。



結局、ヒットは8回だったが、寄せる途中で抜けたり、根に潜られたり、激し過ぎるエラ洗いでフックアウトしたり、玉網入れに失敗したりで取り込みが出来たのは三本だった。

バラシが多いのは久しくスズキ釣りをやっていないからか、或はPEラインのせいか、と思ったが

ようするにヘタクソなんだな。





イカ釣りも楽しいが、スズキ釣りも力勝負、豪快で楽しいのだ。

スズキたちは元気である。

彼らを相手にすると自ずと血沸き、肉踊るのだ。


スズキたちに遊んでもらった夜だった。









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