Gorbyharp

ハーモニカのページ。

ゴム管

2014-02-15 | メンテナンス/改造
クロマティック・ハーモニカのマウスピースを固定しているネジのところにビニールのチューブがあります。
ゴム管などと呼ぶ人が多いと思いますが、正式名称はわかりません。英語だとBuffer(バッファー)かな?

このゴム管がないとスライドレバーを押したときに、スライド音が大きくなってしまいます。
スライドがネジに直接当たるのを防ぐ緩衝材+消音装置みたいな役目を持っているのです。

スライド・レバーを奥まで押しきらない人はそうでもないかもしれませんが、思いっきり、押し込む人は、このゴム管が傷んだりします。そもまま使い続けてもいいけど、気になる人は、交換をオススメします。

もちろん、純正品を注文してもいいですが、今回、私は、自転車部品の虫ゴムを使ってみました。購入は、100円ショップのダイソー。適当な長さに切って使います。この虫ゴムのいいところは、ちょうどゴムの内径がネジにフィットするので、マウスピースを分解した時に、マウスピースをひっくり返してもネジが落ちないことです。釣り具の浮き止め用のゴム管を使う人もいます。ただ、釣り具用だといろいろな大きさがあるので、買うときには、気をつけましょう。

ゴム管とハーモニカのボディの素材によっては、侵蝕してしまう場合もあるらしいです。みけまんまさんが、以前のブログ記事のコメントに書いてくれています。ハモキチに聞いたら、侵蝕しないゴム管も売ってるそうです。

さて、虫ゴムの注意点ですが、新しいうちは、若干ですが、外径が大きいのか、遠慮してスライド・レバーを押してるとスライドが上手く切り替わらずに、「サブトーン」の出来損ないのような音が出てしまうことがあります。そんな時は、スライド・レバーを最後まで押しきってあげると虫ゴムにクセがついて、丁度良くなります。

上手な人は、スライドを押しきらない人が多いですが、私は、押しきるタイプ。虫ゴムに慣れると非常に心地いい。使用して3ヶ月ですが、今のところボディへの侵蝕は、ありません。気になる人は、侵蝕しないタイプのゴム管を買うといいです。

これだけいろいろ試してみましたが、最近のスズキさんのハーモニカは、ゴム管の内径が小さくなって、ネジにフィットするみたいですよ。よって、分解したときにマウスピースをひっくり返してもネジは、落ちない。じゃあ、純正品のゴム管買えばいいじゃん!その通りです!ホーナーはどうなんでしょう?

ラリー・アドラー生誕100周年

2014-02-10 | プレーヤー
Larry Adler plays Summertime in three arrangements


Larry Adler play Strauss on Harmonica


2014年2月10日は、ラリー・アドラーの生誕100周年です。

ラリー・アドラーは、クラシックやポピュラーなど幅広く活躍したプレーヤーです。私は、彼のCDを聴くと必ず眠くなります非常に心地よいサウンドなのです。来日したときに生で演奏を聴きましたが、やっぱり眠くなりました。

ジャズ・ハーモニカといえば、トゥーツが有名ですが、私がジャズ・ハーモニカに興味を持ち始めたきっかけは、実は、ラリー・アドラーでした。

そんなわけで、おすすめアルバムは、The Glory of Gershwin。ポップス界を中心とした有名スターとアドラーの共演アルバムです。ほとんどがオブリガード的参加ですが。Antony Danneckerがハーモニカの調整を行っていたようです。昔のHPでは、「この曲は、このピッチのハーモニカを使用」と書いてありました。曲によって違うピッチのハーモニカを使っていたようです。

ホーナーからは、ラリー・アドラー12ラリー・アドラー16が出ています。カバープレートのデザイン以外は、それぞれ、270280と同じですが、ラリー・アドラー・モデルの方が若干、明るめの音のような気がする。あとは、ケースに可愛らしいラリー・アドラーのイラストが印刷されています。(変わってなければですが…)

それにしてもワン・アンド・オンリーなサウンドだよなぁ~