去る4月にウクレレ同時演奏のギネス記録挑戦に失敗したばかりですが、今度はHSGA(ハワイアン・スチール・ギター協会)から「スチール・ギターのグループ演奏人数記録への挑戦を実施する」という連絡がありました。
なんでもアレン・アカカが主催しているハワイアン音楽の学校「ケ・クラ・メレ・ハワイ・オ・アカカ」が5月13日に実施する「母の日コンサート」の中でギネス記録樹立を目指しているとのこと、ホームページを見るとそのことが書かれていました。
さっそく参加の申し込みをするとともに、メールで返事をいただいたアディスン・チン氏にいろいろと伺ったところ、思っていたこととは多少様子が違っていることが分かってきました。
すなわち、これまでの最高人数は?いつ?どこで?演奏曲目は?等々の質問への回答がなかったのです。
そしてその理由が演奏会の数日前にケ・クラ・メレから届いたメールでわかりました。
すなわちギネス本部に連絡していたところ「ギネスにはハワイアン・スチールギターのカテゴリーがない」「ギターの集合演奏記録に挑戦したらどうか」という返事が来て、挑戦は断られたとのことでした。
でも、「カテゴリー」というのは申請を受けて設定されるものと思っていました、たとえば海苔巻きの長さの記録などがあらかじめギネスのカテゴリーに有ったとはとても思えません。
まぁ、今後ともアレンがギネスと交渉を続けることを期待して、とりあえず「非公式のハワイ記録」に挑戦するメンバーとして演奏することに致しました。
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本番には日本やカリフォルニアからも参加するとのことですが、とりあえずハワイに住んでいるか滞在している人たちを対象にしたリハーサルが本番4日前の5月9日にあるとのことで早速出かけました。
リハーサル会場は本番が行われるカネオヘのウィンドワード・モール
の空き店舗の中でした。
ワイキキからバスを乗り継いで会場に到着すると、「母の日コンサート」に出演するケ・クラ・メレの生徒たちのリハーサルの途中でした。
そして私のような外部からのスチール演奏参加者も集まってきましたが、そのなかに「ハワイ・ロア」のエディー・パラマが居たのにはビックリしました。彼のようなプロは当日参加するだけでも十分なのに、わざわざアマチュアに混じってリハーサルのために重たい楽器一式を引っ張ってきた彼に頭が下がります。
上記のアディスン・チン氏と並んだエディ(左)です。
そしてリハーサルが開始しました。
あらかじめネットからダウンロードした4パートの楽譜と参考演奏音に基づいて練習を十分に(?)して臨んだリハーサルはスラスラと進行し、一回の通し練習で無事に終了しました。
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さて、いよいよ本番の13日になりました。
日本からこの会への出演だけを目的にわずか3泊5日という駆け足で来られた「カニカピラ」の荒川さん(中央)と遠藤さん、そして地元のグレッグ・サーディナが談笑していました。
グレッグが大変古いギブソンのスチールを捨てられる前に入手し、エアーブラシで塗装しなおした上で指板に名前を入れ、ピックアップやボリューム類も新規に購入し取り付けたことで、新品と見まがうほどの出来栄えになったヨ、と皆に見せていました。
「母の日コンサート」に先立って控え室でアレンとアディスンから全員への注意事項伝達が行われた後全員ステージに向かいました。
ステージはこのモールの中央にあり、真上にある明り取りの丸天井を通して降り注ぐ日光によりステージ周囲が大変明るく浮き上がっていました。(写真をクリックすると拡大します。)
まず主宰者のアレンからのひと言があり、
続いて生徒の子供たちが入れ替わりながら曲目紹介をしてそれぞれの曲の演奏が行われました。
ステージ前に並んだ椅子はこのあとスチール奏者たちが座るために用意されているもので、すでに楽器とアンプはセット済みになっています。
そして彼らの演奏が45分間程度進行しました。
いよいよスチールの出番です。頭数を数えていただくとお分かりのように、今回は24名のスチール奏者が演奏を致しました。リーダーのアレンは終始ギターを弾いていたので、もし彼が加われば25名になるところでしたが・・・・・。
前列向かって左から5人目の赤アロハが私でそのお隣が遠藤さん、遠藤さんの右後ろがエディー、その隣が荒川さん、ステージ上で座っているのがグレッグ、その後ろがアディスン氏です。
遠藤さんは珍しい8弦のスチールをお持ちでしたので記念写真を一枚。
地元カイルア在住のWさんが会場のあちこちから演奏写真を撮ってくださいました。
スチール演奏を含めた全プログラムが終了し、ケ・クラ・メレ全員の記念撮影が行われました。
スチール・ギター発祥の地でありながらすっかり下火になってしまったこの楽器の復活を願い、若い世代に教え続けているアレンの努力に心から拍手を送りたいと思います。
そして、ギネス本部が「ハワイアン・スチール・ギター」というカテゴリーを一日も早く設けてくれることを祈っております。
最後にこの記念すべき「記録」をご覧くださいね。
日本でMATTさんが招集したら記録を抜いてしまうのでは?汗、、、
ハワイに花を持たせて欲しい気もしますが(笑)
もうすぐ帰国ですね。
お気を付けて~☆
でも私はペダルだからラップを買っていかなければ・・・。
もちろん人数は不足ですが「日本記録」として(笑)
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=1318%5ELS100MN%5E%5E
そうでなかったら、イィヴィさんのトリプルネックを三人で弾くのは如何?
その絵が浮かびます。ほかに、1人は左手バ-で、もう一人は右手のピッキング・・これは難しいだろうなぁ
みんなそれぞれがミニアンプを足元に置いて演奏してるんですねぇ。楽しそう。私だったらあれとアレで参加かなぁ。
参加条件に「電池駆動のアンプを持参のこと」とあったのですが、日本から参加したお二人にはそれが免除され、教室の生徒さんの持っている余分のアンプが貸し出されたようです。
実は私のアンプの普段ACで使っていたので電池はOKと思っていたのですが、リハーサルの時に音が出なかったのです。電池の間に絶縁紙を挿入していたのにもかかわらず、どうやらそれが不十分だったようです。
でもかならず予備の電池を二組持っているのですぐに取り替えて事なきを得ました。
グループ演奏の記録、最初はこのぐらいの人数の方が、
あとあとの為にいいかもしれませんね演奏、聴いてみたかったなぁ。
もちろん、MATTさんが「リード」だったのでしょうね?