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人生で悩んだらまずこれを読みなさい 第七部

2017-08-02 12:45:32 | 人生の勝利者となる

汝盗むなかれ。        

 出エジプト記 20章15節

あなたは盗んではならない。

出エジプト記20章15節

 とても簡単明瞭な言葉です。

 しかし、この言葉をそのまま日常生活で本当に実行できる人、守る事の出来る人がどれほどおられるでしょう。

 多分にわたしの知る限り現在70億を越える人々の中に誰一人としてこの命令を守る事の出来る人はおられないと思います。

 なぜそのように言う事ができるのでしょう。

 実証していく事に致します。

 あなたはお店で万引きする事が出来ますか。

 会社勤めの方であれば会社の金庫から現金を盗む事が出来ますか。

 こうした重大な違反、犯罪について多くの人はそんな事が出来るわけないと答えられます。

 だからといってあなたが盗んではならないと言った命令を必ず守っているとは言えません。

 なぜそのように言えるのでしょう。

 あなたが会社勤めのサラリーマンであれば勤務時間中(会社が許可していない行動)で少し休憩して行こうと喫茶店に立ち寄る事がありますか。

 そこでインターネットを利用して仕事とは関係のない自分の趣味を満足させる事がありますか。

 それらはみな、給料泥棒としての汚名を自分に付け加えている事になります。

 つまりあなたは会社から盗んでいるのです。

 子供たちも近くの公園で砂遊びをしています。

 そこに一人の子供が最近とても人気の出ているおもちゃを持って来て一緒に遊んでいます。

 やがて日も暮れて一人、二人と家に帰って行きますが、おもちゃが砂場に置き忘れられています。

 あなたはどうしますか。

 とても欲しかったおもちゃです。

 あの子はきっとこのおもちゃがいらなくなったので捨てていったのだと思い自分の物にしますか。

これは盗みとなります。

 おもちゃの持ち主はお小遣いを何年も貯めてやっと買う事ができたのかも知れないのです。

 夜中に思い出して公園に探しに来るかもしれません。その子におもちゃを返してあげましょう。

 こうして考えてみるとあなたが普通に行っている中でもぬすみに関係していることがいろいろある事にお気づきになられたと思います。

 他の人や会社の所有物をぬすむ。勤務時間のぬすみ。他の人の心を強制的にぬすむ。こうして考えて見ると私たちの行動になにかしらの盗みが関係しています。

 これからはどんな小さなことでも盗みに関係する事の無いように自分を正していきましょう。

 一度しかない人生、後悔のない明るい一生を送れるように努力してまいりましょう。

 

 

汝その隣人に・・虚妄の證據をたつるなかれ。   

出エジプト記20章16節

あなたは・・偽りの証言をしてはならない。

出エジプト記20章16節

 日本の司法制度に陪審員制度が組み込まれ多くの国民は戸惑いと共に裁判におけ

る正しい判断が出来るか不安に感じる様子が取りざたされています。

 それは被告並びに告訴する側における証人の証言がどこまで信用できるか分から

ないので一層の不安材料として重く圧し掛かることになります。

 古代イスラエルでは死刑に値すると証言した証人は最初にその刑を執行する事が

求められました。

 石打の刑と言うもので、いわば死刑執行人として最初に石を投げつけなければ

なりません。

 その人が「わたしは無実だ」と叫んでいるかもしれません。

あなたは石を投げつける事が出来ますか。

 それともう一つの条件があります。

 もしも石を投げつけた人が偽りの証言をした事が明らかとなれば今度はその偽

りの証人が石打の刑に処されることになります。

 つまりその証言により死刑が行われるので証人はその責任を求められる事になります。

 今日、陪審員にはそこまでの責任が負わされる事はありません。

 しかし精神的、身体的には過重労働以上の苦しみを負わなければならなくなります。

 一昔前での事例ですが、カナダで実際に起きた裁判事件で一人の女性が何度も何

度も無実を訴え続け、死刑執行がなんども大統領命令で延期された事があります。

 しかし遂にガス室での死刑が執行されました。

 それからほどなくして本当の犯人が明らかにされたとの事です。

 この事実はなにを物語っているのでしょう。

 人は自分の為には平気に嘘をつくという事ですか。

 いいえ、勘違い、誤解、状況証拠が揃い過ぎているなどの理由で思い込みの証

言をする事がある事も否定出来ません。

 ですから、事実に基づく証言が出来る時のみ証言台に上る事が出来るのです。

 決して憶測での証言、だろう・・かも知れない・・の証言は行わないのが良いのです。

 陪審員としての立場からは証人が本当に真実を述べているかを冷静に判断しな

ければなりません。

 ときどきニュースとして取り上げられる事がありますが、陪審員を特定し被告 

に有利な条件を取り付ける為に暴力団の人々が裁判所の周りで待ち伏せし陪審員

に(どうか、宜しく)などと声をかけられた事があります。

 これらの事柄については事後処理で改善策が講じられたようですが、陪審員に

とって事後処理は顔も覚えられた事からたとえ陪審員としての責務を断ったとし

てもそれからの人生に不安が付きまとうことになると考えられます。

 これらのニュースを見た時に裁判員制度の抜本的な改善策、安心して陪審員と

しての務めが出来る制度を確立してほしいと思います。

 人が人を裁くことの難しさを考え正しい決定が出来る事を皆様にお願い致します。

 

 

汝その・・隣人の家・・妻・・その僕、婢・牛・驢馬・・すべての・・所有を貪るなかれ。

出エジプト20章17節

あなたは・・仲間の者の家・・妻・その男奴隷、女奴隷、牛、ろば・・どんなものも欲してはならない。

出エジプト記20章17節

 今日多くの人々は隣人に対する不信感を抱いています。

 わずか数十年前まで、特に田舎の家屋では鍵を掛ける習慣がありませんでした。

 鍵を掛けるのは都会の人だと考えていたのです。

 しかし、昨今は日本のどこでも鍵を二重、三重に掛けるようになり、余裕のある

人は警備会社との契約で24時間の監視体制を張り巡らしておられます。

 実に嘆かわしい事態となりました。

 それで私たちは仲間の者に属するどんなものも欲する事がないようにしなければなりません。

 あなたの大切にしてきたものが一瞬にして紛失あるいは盗まれたとすればどうし

ますか。

 人によっては盗み返すと述べる方もおられます。

 では次に盗まれた人はどうしますか、あきらめて泣き寝入りするのでしょうか。

そうであれば連続の盗難事件がおきる事なく無事に解決したと思いますか、

 いいえ、その人は深い痛手を負って立ち直れない傷を負わされているのです。

 隣人に対する不信感で満たされるようになります。

 隣人のどんな物が比較的簡単に盗まれているか考えて見ましょう。

 時間の点で約束を固く守る人はいつも約束の時間に遅れる人から時間を盗まれています。

 借りた者を返さない人からはその物品を盗まれています。

 それにも増して一番大切なもの、あなたの信頼を盗まれることになるのです。

あなたが欲する物はあなたの労力で賄うようにしましょう。

 地球上でこの盗みが大きくなると日本でも過去に大きな過ち(大東亜共栄圏な

構想の元に行われた侵略戦争)を起こしたような戦争へと発展して行きます。

少し考えてください、地球上に住んでいる人類は皆一つの家族であると言う事

を、あなたには兄弟がおられますか?あなたを産んでくれた親がおられますか。

 人のものを盗む、よその国の土地や財産、その住民の命を盗む戦争は家族の中

で兄弟や親と戦っている事と同じです。

 盗みとは親兄弟が共に憎しみ殺し合いをしている事に密接につながる事にほか

なりません。

なぜなら、世界人類は一つの家族ですから。

 盗みはやめましょう。

たとえどんなに小さなことだと思えるとしても、盗みはしてはならない犯罪です