海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

海水魚飼育を中心に飼育方法や意見交換の場。小型水槽嗜好。ECOSYSTEM ECOMINIで挑戦中 

ヘンな奴:ニシキヤッコ幼魚 その2

2011-08-27 19:51:12 | 海水魚飼育




ニシキヤッコの海外の分析を一部ご参考にて書き留めておきたいと思います。

The Regal Angelfish, Pygoplites diacanthus


WET.WEB.COM の Marine Aquarium Articles/ FAQs/Index The Regal Angelfish, Pygoplites diacanthus から引用しました。


以下 意訳ですのでご参考までに。(誤りがあればご指摘ください。)



ニシキヤッコ

エンゼルフィッシュ(ヤッコの仲間一般)は概して水槽環境に良く慣れ与えられた餌を良く食べ
病気への抵抗力もあり、一部は大きくなる(フレンチ、パッサーなど)という点を除けば概して強く飼い易い。

しかしこのニシキヤッコだけは上記の種類とは明らかに異なり例外である。
特に餌への順応性が低いのが残念なことである。


ヤッコ属は85種が存在するがニシキヤッコは1種1属である。

20種類程度のヤッコが年に回数にして(採集地から)2度程度提供されるが、このニシキヤッコは(個人的な意見かもしれないが)良く提供されている。(良く知られないディラーから不注意な飼育者に販売されている)

(※年に2回というのは特定の便と思え、現在では世界の海から輸入されるので多くの種類は年中手に入ると思える。)




生息域は浅場から600フィート(約20m)の深さに及び世界の海域に生息する。
ヤッコ特有の鰓トゲがないことからチョウチョウウオに近いとされている。

ニシキヤッコはインド洋、紅海、東アフリカ、サモア諸島、南日本に至るまで生息。
15センチほど。フィジー産は灰色の鰓。インド洋 紅海のものが丈夫である。
 

生息域はサンゴの良く発達したところに住み、岩だなから出たり入ったりしている。

水質への注意点として ヤッコは水質が良く安定した水槽だけに入れなければいけない。窒素系の汚染(アンモニアとか硝酸塩)の変化をしのげない。強い水流と頻繁な換水がこのヤッコの飼育のコツ。

餌のコツとしては一日一回生餌(貝とかエビとかのミンチ)を与えるべきで 海苔、レタス、ほうれん草などを与える。またゼラチン質の冷凍食はさけてあげるべきとの意見も。
乾燥餌は主食になりえず海水の生餌は病気を招く。


後は個体の選択などが長々と記載されていますが割愛します。


とにかく、ニシキヤッコは難物というのは世界の共通のようです。w

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

補足:記事にこのニシキヤッコについて結論という項目があり読むとおいおい!それじゃニシキヤッコはおすすめしないということじゃん!と驚きます。


Conclusion:

Only advanced aquarists with large tanks should attempt to keep P. diacanthus providing adequate habitat and daily animal and plant food matter.

When enough dealers lose money for lack of demand for this most beautiful of angelfish species, Regals will be left in the oceans where they belong. With so many other attractive, hardy marine angels available they should be. See it in a video or book, take up diving and go enjoy regal angels in their natural surroundings. Please don't buy this fish unless you're prepared.


結論

大型水槽を持ち十分な居住空間と動物性植物性の餌を与えられる上級者のアクアリストだけがニシキヤッコを飼うべきです。ヤッコの種類の中でももっとも美しいその美を人が求めなくなり販売者が金をかせげないことになれば、ニシキヤッコは自分の住む海域に残されることになるはずです。もっと多くのほかに魅力的で丈夫なヤッコらが手に入るのですから。ニシキヤッコはビデオか本で見ましょう。またはダイビングをして自然な環境でニシキヤッコを鑑賞することです。
充分な準備がなくしては購入してはいけません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんと目線の高い結論なんでしょうねぇ。ま、一意見ぐらいで解釈しておきましょう。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アキオ)
2011-08-28 06:29:54
確かに難物ですね。。

でも、それがいい、でしょw
返信する
Unknown (よしひろ)
2011-08-28 17:57:29
アキオさん:

できればもっと飼育がやさしければよいのに
とつくづく思います。

餌に苦労するというのは基本的に辛いよね。
返信する
Unknown (k.z)
2011-08-29 14:51:28
こんにちは よしひろさん

記事を読むと確かに難物
でもあえて難しい種に挑むなんてすごいなぁ~
私もなんかチャレンジしたくなって来ました


返信する
Unknown (よしひろ)
2011-08-29 20:34:10
KZさん:こんばんは。

難物に挑戦するのがすごいなんていうのは・・・
お褒めの言葉?を頂戴していうのもなんですが・・・うううん? て感じです。

私の場合他の皆様とちょっと自分でも感じま
すが動物に過度な愛情を寄せないという点かな
と思うのでたとえば餌を色々尽くしてたべない
ならたべないでもう死んでもしょうがないなと
あっさり思ってしまいつぎの候補なんか考えてしまうタチです。

だから自分の中では区分をしますが難物も平易も
なく飼いたい魚にチャレンジするだけと思っています。そうおもうと飼育が楽になりますよ~。
KZさんも色々な魚にチャレンジしてみてね!

ただ根本的に避けたいなと思うのは水槽に許容量を超えて色々な魚を混泳させることとか縄張りを主張する同種の魚を一杯泳がすとか…それらは愚の骨頂と思います。
返信する

コメントを投稿