介護のグチ話~母と私の静かなるバトル~

「ねぇ、ちょっと聞いてよ~」って感じの愚痴話

『秘密兵器』の効果ー夜編

2017-08-12 08:07:30 | 日記
リハパンのカバーをしてから、
初めての夜。

11時過ぎに介助をした後、
お母ちゃん、
これから私寝るから、
夜中はパンツの中にしてね。


「分かったよ。中にしても大丈夫ね?」
夜用にしたから、大丈夫だよ。
朝になったら、お手伝いするからね。


「ゆっくり寝さい。」
よろしくお願いしますね。



夜中、
母の気配で根が覚める。

お母ちゃん、
何してるの?


「これ・・・脱げなくて・・・」

お母ちゃん、
夜は、パンツの中にしてね。

「そうすか。」

そのまま寝かせた。

次は、
明け方の4時。

もう、朝だな。
と、手助けをする。

パットが重かった。
中にできたんだ。

母は、
辛い夜を過ごしたのかもしれない。

どうしてもやりたく無い事を、
せざるを得ない状態にさせられ、
情けない思いでパンツにしたのだろう。

お母ちゃん、ありがとね。
おかげで私、寝られたよ。


母は、
一言も、愚痴も不満も言わなかった。
ただ、
私に笑いかけてくれた。