野へ山へ

2004年~

2017年12月13日 | 日々

大掃除はまず、煩雑になっている本棚の整理から始めています。
趣味柄、本の嗜好は山岳関係や自然関係に偏っていますが、
中でも今年の夏に、立て続けに読んだ数冊の本を紹介します。


羽根田治 著書  “遭難もの”と呼んでいる数冊です。
『滑落遭難』  ヤマケイ文庫
『生還』    ヤマケイ文庫
『道迷い遭難』 ヤマケイ文庫
『単独行遭難』  ヤマケイ文庫
『山の遭難』     平凡社
『気象遭難』   山と渓谷社

☆「山岳遭難の本」というと、有名な登山家が海外遠征で・・・と
想像されるのが一般的もしれませんが、羽根田さんの書かれた遭難ものは、
低山や身近な山岳で起きた普通の登山者の遭難が取り上げられています。
当事者達から取材した痛烈なドキュメンタリーは、身につまされる事象が
多く、夢中で読みまくりました。
そして読後、思わずGPS(ガーミンの山岳モデル)を購入し、
アマチュア無線4級(無線機も)を取得しました。
遭難をしない為に、というより遭難してしまった時への強烈な心構えになった数冊でした。


「くう・ねる・のぐそ」
著者:糞土師 伊沢正名
出版社:ヤマケイ文庫

☆山中における排泄は、食と共に除くことは出来ない生理現象です。
特に排便に関して、今まで疑問に思っていたことが多かったのですが、
この本を読んで共感したこと、解決したことがあまりに多く、
お陰様で山での排便ライフが清々しいものに変わりつつあります。
出会って良かった、と思える本でした。

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