あゆみ橋と旧宮崎家
あゆみ橋を渡ってみた。
近代的でしかも簡素な造りのつり橋だ。
橋の上から川面を見る。
川幅の半分くらいは砂利の洲のようになっていた。
上から見た川の流れは橋の名の通り美しく澄んだ清流を見ることが出来、橋の名に恥じない風景だった。
橋の近くに重要文化財・旧宮崎家という藁葺屋根の家が建っていた。
破風造りの重量感あふれる堂々たる家だ。
庭先には梅の木、その根元には苔むした巨岩が置かれ、庭の造りと藁葺家屋のたたずまいがしっくりとマッチしていた。
このような風景に接すると何となくほっとする。
都会の無機質なビル群に比べれば実に情緒あふれる風景だ。