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鎌倉日記33・・・本覚寺人形供養

2017年10月01日 22時13分44秒 | 鎌倉日記

              鎌倉 本覚寺 人形供養

午前中の自治会理事会を終えて、その足で地下鉄、横須賀線を乗り継ぎ20分で鎌倉駅に着く。駅より徒歩5分足らずで本覚寺に到着。本覚寺は、日出上人を開山として永亭8年(1436年)に創建された日蓮宗の寺院。本尊は釈迦三尊。

予てより見たいと思っていた人形供養が年1回10月第1日曜日に行われる。供養が始まるのは午後1時で、30分前に本堂に到着して椅子席にて待たせていただいた。

本堂戒壇の両脇には500体はあろうかと思う数の人形が並べられていた。お坊さんの説明では、戒壇裏側にも同じくらいの数の人形があるそうで、この日までの1年間で寄せられた約1000体の人形供養が始まる。

大きな鐘の音に驚き、大太鼓の音が本堂いっぱいに響き渡ると、白装束の僧侶5人が入場して読経が始まる。約40分ほどで読経が止まり、人形の御霊抜きと供養が終わった。

そのあと境内の人形塚の前で、人形のお焚きあげがなされ行事のすべてが終わった。1000体もの数の人形を一度に全部燃やすのは、環境問題もあって出来ないとの説明があったが、少しずつお焚き上げされるようだ。

人形は古来からの日本人形が多くを占めていたが、西洋人形やアニメの人形も見られ、持参した方たちは別れを惜しむかのように手を合わせていた。供養が終わって心安らかな顔をしている姿も見られた。日本人として大切に守られてきた供養の精神を、これからも守り続けたいものである。

 

 

 



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