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Since 1999.7.23

Gibson Les paul standard

2022年11月30日 14時44分08秒 | Weblog
これはいつ頃購入したのだろう?3年前?
現在所有しているギブソンレスポール3本
中の1本である。製造は2006年頃のはず。
詳細はいづれまた投稿します。


Martin 00028-EC

2020年03月29日 23時15分59秒 | Weblog
消費税もそろそろ10%になるのかと思い、
御茶ノ水のギターショップをブラブラして
いた時、ある店でこのギターに出会った。

生まれてこのかたMartinギターとは全く
縁がなく、スタンダードなD-28などどうな
だろうなあと、Martinを探しているうちに
このギターに巡り合ったのでした。

店員の勧めで試奏してみると、なんとまあ
ネック幅が広いこと。でも、厚さはそれほで
もなく、むしろギターを弾き始めた頃の感
覚が蘇る感じで、音も抜群でした。

ちょっと話はそれるが、客よりギターの試
奏にうるさい店員ってダメ。
この時もそうだった。
ゆっくり弾いて音を確認したいのに、店員
がそばで講釈垂れて、何年ものがああだこ
うだと、うるさくて仕方ない。だったお前が
買えよ!と言いたくなる。本当。

クラプトンのシグネイチャーモデルなのだ
が、弾きやすいし、音も良いい。しかも値段
がお手頃価格だった(これには訳がある)
ので、気に入って清水の舞台から飛び降り
る、というやつで家にお持ち帰り。

だが、早速トラブル発生。
安い何かには訳があるのでした。

まず、2弦がオープンでビビります。
それと12フレット以降がビビって全くダメ。

もちろん、これはお店に持ち込んで修理して
もらったのだが、購入時のチェックで気がつ
かなかった自分も悪かったかなと、反省。
でもお店にはしっかり伝えました。
値段に問わず、売るからにはしっかりと
チェックをお願いします、と。

このお店でもう二度と買うつもりは無いに
せよ、MartinというギターにはGibsonには
無い魅力と、発見がありました。

ギターの仕様は以下の通り。

ブランド:Martin
モデル名:EC Signature
型  番:000-28
製  造:2000年
ト ッ プ:シトカスプルース
サ イ ド:インディアンローズウッド単板
バ ッ ク:インディアンローズウッド単板
指  板:ローズウッド
ブリッジ:ローズウッド
ペ グ :GROVER製
シリアル:972XXXX

Tokai BREEZY SOUND TE-60RR 1981

2018年02月20日 08時07分07秒 | Weblog


仕事帰りに某楽器店に寄ったときの事。

ジャンクコーナーに出力端子が壊れている
BOSSのDS-1が転がっていた。

価格は540円(税込)。値段も値段だし
修理出来なかったとしても、何かのパーツ
に使えるかな?、と購入した。

そのまま帰ろうかと思ったのだが、すぐ近
くに、最近ご無沙汰している別の楽器屋が
あるのを思い出し、その店にも何かジャン
クがあるかもしれないので、立ち寄ってみ
ることにした。

その店は、中古ギターも扱っていて、以前
寄ったときにはジャパンビンテージと呼ば
れるれる70年代から80年代のギターが数本
販売されていた。

店に入ると、レイアウトがすっかり変わっ
ていて、ピックや弦などの小物コーナーは
無くなり、そのスペースにはすべてギター
が並べてあった。

その中に目に留まるギターがあった。

ジョージ・ハリスンがLet It Be で使用し
たFenderのAll Rosewoodテレテキャスター
に酷似したTokaiのギターだ。

ただ、All Rosewoodの場合、メイプルをサ
ンドイッチした構造になっているため、
サイド中央にそのメイプルの層が窺えるの
だが、このギターにはそれが無い。

ネックジョイントの金属プレートを見ると
シリアルナンバーが1から始まっているの
で1981年製であることが分かる。

ヘッドのロゴもいわゆるスパゲッテイロゴ
とよばれる70年後期~80年初期に使用
されたもの。

ギターのカラーだが全体的に焦げ茶っぽい
感じなのだが、店内が薄暗く、よくわから
ないので、明日、また見に行くことにして
帰宅した。

翌日は土曜だったのだが、午前中は仕事を
して、午後からまたその店に行ってみた。

店員さんにそのギターを試奏したい、と
お願いすると、店員さんは快く応じてくれ
て早速試奏の準備をして、私にそのギター
を渡してくれた。

実際には、試奏というよりもギターのヘッ
ド、ネック、ボディ、各パーツの状態をチ
ェックするのが目的で、サウンドチェック
もスイッチやボリューム、トーンが正常に
動くか?程度の確認だった。

まず、前日よくわからなかったカラーだが
All Rosewoodっぽく見えるような焦げ茶で
木目が透けて見えるような配慮がなされて
おり、オリジナルのAll Rosewoodの雰囲気
がとてもよく出ている。

驚愕なのは、ブリッジが新品同様だった事
である。

オリジナルでは3WAYなのだが、これは
6WAYなのでオクターブチューニングに
は良いスペックである。

ただし、残念なことに各弦がリアピックア
ップの6つのボビンの位置よりズレている
ので、これは調整が必要になるだろう。

打痕もいくつかあるのだが、そんなに目立
たない程度で、35年以上前のギターにし
ては大変状態が良い。

ちなみに、お店ではTE-60という型番で販
売していたが、Web検索してみると少し違
っていて、TE-60RRが正式な型番らしい。

TE-60RRは、上位機種TE-200RRの廉価版で、
当時はFender JapanもAll Rosewoodテレキ
ャスターを発売しており、そちらの方が人
気があったため、売れ行きは良くなかった
らしい。

海外サイトで、ジャパンビンテージのギ
ターをネット販売しているサイトがあり、
そこではTE-60RRに千ドル以上の値が付
いていたが、それだけの価値があるのか
は疑問だ。

ギターの仕様は以下の通り。

ブランド:Tokai
モデル名:BREEZY SOUND
型  番:TE-60RR
製  造:1981年
ボ デ ィ:セン
ネ ッ ク:メイプル
指  板:ローズウッド
ペ グ :クルーソンタイプ
(カバーに"DELUXE"の刻印あり)
シリアル:10XXXXX

BOSS OD-1 1977~1979 / CE-3 1982~1992

2017年12月29日 11時53分32秒 | Weblog


今回はBOSSのコンパクトエフェクターに
ついて紹介してみたい。

初めてBOOSSのコンパクトエフェクターを
買ったのは40年近く前のころになる。

たぶんSD-1だったと思うが、まろやかで粒
が整った歪が出るのでとても好きなエフェ
クターだった。

当時はまだOD-1も並行して販売されていた
記憶もあるのだが(もしかしたら中古だっ
かもしれない)、SD-1を買ったのはV字配
列のツマミでOD-1より1個多く(TONE)
それがカッコいいと思ったからかもしれな
い。

SD-1は一時売り払ったものの、最近楽器屋
さんで中古を購入し、また、OD-1はオーク
ションで入手し、現在はOD-1、SD-1の両方
を所有している。

いろいろなサイトで知ったのだが、この2
つの違いはTONEボリュームが有る無しだけ
で、回路的には全く同じらしい。

OD-1には前期、後期タイプの2タイプがあ
り、簡単な見分け方としてはOD-1のハイフ
ンが全角であれば前期タイプ、半角なら
後期タイプである。

写真のOD-1は後期タイプで、ビンテージと
して中古でも高値のプレミアがついている。

楽器店で3万円代。前期タイプともなれば、
それ以上の値段で取引されるようだ。

これはオークションで1万円代で購入した
もので、写真のようにかなり状態が良い。

ビーンテージとはいえ、使ってナンボ、
使えてナンボなので、今後も大切に使って
ゆきたいと思っている。


OD-1の仕様は以下のとおり。

ブランド  :BOSS
モデル名  :Over Drive OD-1
製  造  :1977年~1979年
スイッチ  :ON / OFF
コントロール:LEVEL OVERDRIVE
電  源   :ACA-100(生産終了)




最近、揺らぎ系のエフェクターが欲しいな
と思っていたのだが、何気にハードオフ巡
りをして、3軒目で帰りがけで見つけたの
写真のCE-3である。

CE-3ということで、CE-1、CE-2も存在する
のだが、初代のCE-1を所有しているので
これについては来年紹介したいと思う。

CE-1は弁当箱くらいの大きさで、2代目の
CE-2からコンパクトエフェクターになった
のだが、これが今ではビンテージエフェク
ターとしてOD-1並みに高額なのである。

違いはCE-2はモノラルで、CE-3はステレオ
というだけで、その他は同じものらしい。

CE-3はとくにビンテージというものではな
く、ネットでは中古で5~6千円という価格
で販売されている。

自分は4千円ちょっとで購入したのだが状態
も良くてとても気に入っている。

とあるサイトでこのCE-3について面白いこと
を書いてあったので紹介したい。

ツマミが3つ並ぶ配列になっていおり、これ
だとLEDが見えない、見えにくいとの不評が
多く、この配列はCE-3のみで廃止になり、
以降はV字配列になった。

色に関して初めてメタリックカラーが使用
された。

また、ツマミだが初期タイプは黒いツマミ
だったが(写真は黒なので前期タイプ)、
途中から色つきに仕様が変更された。

CE-3はその後もモデルチェンジを繰り返し、
2016年10月にCE-2Wが発売された。

面白いのはCE-1というスイッチがあること。

CE-1には、コーラスとフランジャーの2つ
の効果音があるが、CE-2Wではそのうちの
コーラスをスイッチ切り替えで再現できる
というものらしい。

自分のエフェクトボードにはCE-1、CE-2
両方セットしてるが、暖かいアナログ音
が欲しいときはCE-1、綺麗で透明感のある
音が欲しいときはCE-3というふうに使い分
けている。

発売から20年~40年を経過してもなお使い
続けているエフェクター達だが、これから
も長く使い続けてゆきたい。

エフェクターについてはまだ、数台保有し
ているのでまた紹介してゆきたいと思う。


CE-3の仕様は以下のとおり。

ブランド  :BOSS
モデル名  :Chorus CE-3
製  造  :1982年~1992年
スイッチ  :ON / OFF
コントロール:DEPTH、RATE、STEREOMODE
電  源   :ACA-100(生産終了)



Gibson Hummingbird 1966

2017年12月28日 18時33分29秒 | Weblog


前回、同じGibson Hummingbirdを紹介した
が、その後またネットオークションで入手
したのがこのギターである。

出品者曰く、今から30年~40年前に購入し
たものですとの説明があったのだがネット
上の写真から、かなり使い込まれたもので
あることは想像していた。

しかし、届いてケースを開けた瞬間にあま
りにも使い込まれ過ぎた状態に絶句してし
まう。

まずヘッドチューニングはGOLD GROVER
に交換されており、交換の際のビス穴は
埋木せずに穴があいたまま。

ボディは数か所割れており、裏から当て木
で修理されているところが数か所あり。

極めつけは、以前は内蔵マイクを仕込んで
ライヴかなんかで使用していた跡があり、
エンドピンはジャック状のものが埋め込ま
れており、おそらくは電池ホルダーを両面
テープでホール内に接着していただろう、
ネトネトした両面テープ跡もあった。

そしてブリッジが、いったん剥がされたよ
うな形跡があり、たぶん交換されたのでは
ないかな?と思われる。

理由としては、前持ち主はピエゾマイクを
仕込んでライブで使おうと思ったものの、
この年代のモデルはブリッジがアジャスタ
ブル式なので、ピエゾマイクが仕込めない。

そのため、通常のサドル式のブリッジに
交換、もしくは改造したのではないかと
思われるのである。

とにかく、取り除ける汚れは清掃して、
新しい弦に張り替えてチューニングして
みた。

外見がこのようだから、肝心のサウンドは
期待してなかった。それに、このような状
態であることはオークションの説明にも一
切なかったので、私はかなり憤っていた。

というのも、前回紹介したギターがあまり
にも状態が良く、サウンドも抜群だったし
そのギターとこのギターも値段的には大し
た変わらなかったことに大きなショックを
受けていたためだった。

しばらく放置プレイしていたのだが、内蔵
マイクを仕込んだ跡が気になっていたし、
内蔵マイク仕様のアコギを持っていなかっ
たこともあって、巷で売っている内蔵マイ
クを買って取り付けてみようと秋葉原で
良さげなマイクを購入してみた。

取り付けたのはL.R.Baggs iBeam という
もの。

マイクはピエゾと違い、サウンドホール内
のブリッジ真裏にとりつけるという仕様。

取り付けるためのツールも付属しており、
サウンドホールに取り付ける小さなボリュ
ームや電池ホルダーも付属して、初心者で
も安心して装着できる。

装着後、改めて、真剣にサウンドチェック
をしたのだが、これがイイ。かなりイイ。

生音もそうだし、アンプにつないでも、
生音を損なわない感じで素直にアンプから
アコギサウンドが出てくる。

外見はかなりの状態だが、肝心のサウンド
はとても素晴らしいし、もしライブでこの
ギターを使うとしたら十分に使えるギター
だといえる。

前持ち主は、外見や修理跡の件を一切オー
クション説明に記載しなかったが、もしか
したらサウンドを聴いたらこのギターの
良さを理解してくれるという自信があった
から何も記載しなかったのかもしれない。

シリアルナンバーを調べたら、1966もしく
は1969とあったのだが、ここまで使い込ま
れた状態から1966ではないかと判断した。

ギターの仕様は以下の通り。

ブランド:Gibson
モデル名:Hummingbird
型  番:同上
製  造:1966年
ト ッ プ:スプルース
サ イ ド:マホガニー
バ ッ ク:マホガニー
指  板:ローズウッド
ブリッジ:ローズウッド
ペ グ :GROVER製
シリアル:815XXXX


BOSS Flanger BF-1 1977

2017年11月24日 07時49分34秒 | Weblog


最初はハードロック系の曲をコピーから始
めたので、使用するのもファズやオーバー
ドライブ系のエフェクターが中心だった。

雑誌やカタログで、歪み系以外のエフェク
ターの存在はもちろん知っていたし、それ
に興味を持って初めて買ったのがマクソン
のフェイザーだった。

だが、これを使う局面があまり無く、その
ため友人のAF-100(前回紹介した)と交換
してしまったのだが、今ではちょっと後悔
している。

今回紹介するのは、そのフェイザーに似た
フランジャーというエフェクターである。

フェイザーはジュワ~としたうねりが特徴
だが、フランジャーは同じうねりでもシュ
ワシュワ~とした感じと思ってもらうとイ
メージしやすいと思う。

このエフェクターは、ローランドの子会社
であるBOSS社が設立されて間もない頃
に発売されたBF-1というモデルであり
現在は3世代目のBF-3にその機能を引
き継いでいる。

BOSSは、世界的に標準になっている、
コンパクトエフェクターというジャンルを
確立させたが、この頃はまだエフェクター
の筺体は大きく、しかし中身はスカスカと
いうのがほとんどであった。

また駆動用の電源も様々で、通常のコンセ
ント仕様や、ACアダプター、9V電池な
ど、多様で、中には9V電池を2個使用す
るエフェクターもあった。

現在のBOSSのエフェクターは9V電池
もしくはACアダプターで駆動する。

BF-1はACアダプターでのみ駆動する
のだが、それにあたっては厄介な問題があ
る。

BOSSのACアダプターの現在の仕様は
PSAという型式なのだが、これは、この
BF-1をはじめとする、70年代の後半
から80年代初めのビンテージエフェクタ
ーには使用できないのである。

というか、使えないことは無いのだが、
効果が思うように機能しない、ボリューム
が出ないなど、パフォーマンスが著しくダ
ウンするのである。

では、使える型式は何かというと、ACA
という仕様のアダプターなのだが、なんと
現在は生産終了となり販売されていない。

入手するには、オークションサイトで探し
て落札するか、ハードオフなどのジャンク
コーナーで探すしかない。

オークションサイトでは結構見かけるもの
の、希少価値のため3千~4千円という高
値で取引されている。

私がBF-1を入手したときは、ACAは
生産販売を終了しており、ジャンクショッ
プで他メーカーの類似品を見つけ、なんと
か無事正常に動作することを確認できた。

ではなぜ、ビンテージなBOSSエフェク
ターにPSAは使用できないのだろか?

まずACアダプターは家庭の交流100V
をエフェクター用に直流9Vに減圧する
働きがある。

だが、直流といっても実際は多少波打って
おり、その波の高い部分をカットして直流
に近づける必要がある。

それを行うのが「整流回路」というものら
しい。

PSAは「整流回路」を持っているので、
PSA駆動仕様のエフェクターは自身の
内部に「整流回路」は無い。

ACAは「整流回路」を持っていない為、
ACA駆動仕様のエフェクターは自身の
内部に「整流回路」が有る。

実際に、PSAをBF-1に使用してみた
BF-1はパフォーマンスが低下するどこ
ろか、全く作動しなかった。

これはPSAで「整流回路」が働き、さら
にBF-1内でも「整流回路」が働くので
電圧が低くなったため思われる。

逆にACAをPSA駆動仕様のエフェクタ
ーに繋ぐとどうなるのか?

試したことはないが、ACAはで整流され
ない電流がエフェクターに供給されるので
エフェクター側に負荷がかかり壊れる原因
になりかねないので、止めておいたほうが
良いと思われる。

BOSS社側ではこの解決方法として、
電源供給機能があるエフェクターから電源
を配給すれば、PSA駆動、ACA駆動の
どちらのエフェクターも問題なく動作する
と照会している。


BF-1の仕様は以下の通り。


ブランド  :BOSS
モデル名  :Flanger BF-1
製  造  :1977年
スイッチ  :ON / OFF
コントロール:MANUAL,DEPTH,RATE,RESONANCE
電  源   :ACA-100(生産終了)

Roland AF-100 BeeBaa 1974

2017年11月13日 07時49分02秒 | Weblog


これまでギターばかり紹介してきたが、
今回はエフェクターを紹介したいと思う。

エレキギターを弾くようになったのは、今
からだいぶ前のことだが、初めはアンプが
無くて、ステレオに搭載されていたマイク
端子に繋いで音をだしていたのを覚えてい
る。

高校生になってから、ギターアンプを手に
入れて、学校の仲間とバンドを組むように
なったのだが、それに伴いエフェクターも
いくつか入手し、使うようになっていった。

当時の日本のエフェクターブランドといえ
ば、マクソン、グヤトーン、ローランドな
どで、BOSSはブランドとしてはまだ無
かった。

このRoland AF-100 BeeBaa は、もと
もとは友人のもので、そいつから私が持っ
ているマクソンのフェイザーと交換しない
か?と話を持ちかけられて、交換し、入手
したものである。

交換はしたものの、フットスイッチが3つ
もあり、使い方を探るのも面倒なのでしば
らくは放置していた。

しばらくしてから、「ボストン」というア
メリカのロックバンドがブレークした時に、
あの独特のディストーションサウンドを何
とか再現できないか?と思い、そこで放置
していたAF-100を使うことを思いついた。

AF-100にゲインコントロールを追加する
改造を施し、さらにグヤトーンのコンプレ
ッサーでロングサスティーンを得るように
することで、再現を試みた。が所詮は素人
の思いつきで、本物には程遠く試みは失敗
に終わったのであった。

その後、社会人になり、年月が経つにつれ
バンド活動も少なくなった。

やがて興味はパソコンに移り、資金捻出の
ため、集めたエフェクターも売り払い、気
がつくとAF-400だけが手元に残っていた。

というか、改造したので売ることができず
そのまま行き場が無く、残ってしまったと
いうのが正しいかもしれない。

やがて、また音楽活動をする機会も増えて
きてたので、数年前にAF-100を改造前の
オリジナル仕様に戻すことにした。

なお、写真の左右のフットスイッチの後ろ
に小さなボルトがあるが、それが改造を元
に戻した名残である。

このエフェクターは9V電池で作動する。

ACアダプターによる電源供給が可能な
エフェクターは当時は無く、あってもほ
とんどがコンセントを使用するタイプで
あった(大型のエフェクター)。

ボディは厚めのアルミダイキャスト製で、
電池交換の際は、ボディの左右にある大き
目のネジを緩めることで開腹でき、ドライ
バーは必要としない。

また、ボディは大きいが内部はスカスカで
各パーツの配置にゆとりがある設計になっ
ている。

サウンドとしては「FAZZ」と「BOOSTER」
の2種類を選択、またはミックスして使用
することができる。

またサウンド面では、各々のコントロール
ツマミの可変幅による音色の変化がかなり
強烈なのが特色で、ツマミ一つの操作で様
々なサウンドが得られる。

現在は、ビンテージエフェクターとして、
程度の良いものだと数万円の値がついてい
るようだ。

なお、ローリングストーンズの名曲である
「サスティスファクション」のイントロの
リフだが、このAF-100を使用するとそっ
くりなサウンドが再現できる。

エフェクターの仕様は以下の通り。

ブランド  :Roland
モデル名  :AF-100 BeeBaa
製  造  :1974年
スイッチ1 :EFFECT / NORMAL
スイッチ2 :FUZZ / TREBLE BOOSTER
スイッチ3 :TONE SELECT
コントロール:SUSTAIN,TONE,VOLUM(FUZZ)
ADJ(BOOSTER)
電  源   :9V

BLUEBELL FACTORY BlueBell W-1000 1976

2017年10月23日 12時11分44秒 | Weblog

70年代から80年代にかけて、日本のギ
ターメーカーでは、こぞってマーティン社
のコピーモデルを製作したが、これもその
1本である。

どのメーカーも、最高級モデルともなると
良質の木材の使用はもちろん、ヘッドやボ
ジショニングマーク、バインディングにア
バロン貝の装飾を施すなど、D-45をモ
チーフにしたようなギターが大半を占めて
いる。

このギターは、シリアル番号から判断して
おそらく76年頃に製造されたものと思わ
れるが、当時の価格は10万円という高級
なギターではあるものの、上記のような派
手な装飾は一切無い。

バインディングがヘリンボーン仕様になっ
ていることから、おそらくD-28をモチ
ーフにしたものだろう。

また、製造から40年を経過しているが、
その割に打痕は少なく、トップの日焼けも
軽度で、白い状態を保っていることから、
室内で大切に扱われていたのではないか、
と思われる。

ホール内には型番と製造元と示す四角い
ラベルが張ってあるのだが、W-1000に関
して「MADE BY TAMA」と印字されている
ものと「MADE BY BLUEBELL FACTORY」と
印字されている2種類があるようだ。

この違いについて、前者は国内販売向け、
後者は輸出向けという説があるが本当の事
はよくわからない。

前者は多満製作所というメーカーであり、
ここはギターの他にドラムも有名なのだが
後者は名称からBLUEBELL専門のメーカーに
思われるものの、そのようなメーカー名は
見たことも聞いたことも無いので、もしか
したら、輸出向けの記載という説は正しい
のかもしれない。

ちなみに、このギターはWebサイトで
ある中古楽器店で見つけたのだが、サイト
では「TAMA製」と紹介されていた。

その中古楽器店だが「ご来店いただければ
試弾きもOKです」とあったのと、場所が
自宅の最寄り駅から電車で30分程という
事もあり、電話して会社の帰りに店に寄っ
てみることにした。

店は「えっ?こんな所に?」という感じで
ごくごく普通の住宅街にあり、入口は硝子
戸で、狭い道路に面しているので店内の楽
器が道路から丸見えなのであった。

そのせいか、私が訪れてからも何人かの
お客が入店してきては興味津々に楽器を眺
め、試奏している私に「お店の方ですか?」
と声を掛けてきた。

さて試奏だが、外観は問題がないようだ。

若干、ネックがやや順反りで、弦高が少々
高めだがサドルも余裕があり、弦高の調整
の心配ないだろう。

トラスロッドの調整だが、通常このタイプ
はサウンドホールから行うのだが、これは
ナットの下に隠れており、調整する際はナ
ットを外さなければならない。

面倒な仕様だが、あえてそうしたのは製作
者の、滅多にそのような調整は必要としな
いと!という、品質へのこだわりや自信な
のかもしれない。

肝心の音だが、これが良くわからない。

最初はピンとこなかったが、慣れてくると
このギターの良さが段々と分かってきた。

高音が綺麗で、バランスが良く、今では手
元に残しておきたいギターの1本になって
いる。


ギターの仕様は以下の通り。

ブランド:BLUEBELL FACTORY
モデル名:BlueBell
型  番:W-1000
製  造:1976年
ト ッ プ:スプルース
ボ デ ィ:ローズウッド
バ ッ ク:ローズウッド
ネ ッ ク:マホガニー
指  板:エボニー
ペ グ :グローバーゴールドタイプ
シリアル:601****

Gibson J-50 1978

2017年10月13日 12時28分46秒 | Weblog

このギターは今から25~26年くらい前
に購入したもので、現在所有しているギタ
ーの中で、2番目に長く保有しているギタ
ーである。

購入したお店だが、当時は靖国通り沿いに
あって、確か地下1階に店を構えていた記
憶があるのだが定かでない。

なおそのお店は、お茶の水橋近くのビル1
階に引っ越しして現在も営業をしている。

J-50は、ギブソンが70年代初頭に
ノーリン社に買収されてからギター製造
の取り組み方が変わり、また、ライバル社
マーティン社に対抗してなのか、それまで
のラウンドショルダーから、ボディサイズ
の大きいスクエアショルダーへ大きく仕様
を変更した。

また、ホール内部のブレーシングも同様に
仕様変更になり、良く言えば、70年代で
しか出せない音色であり、悪く言えば、
音が以前より響かなくなったとも言える。

このギターもその仕様を継承して78年頃
に製造されたものであり、60年代に比べ
70年代が安価であるのは、前述のような
背景と、それに起因して人気があまり無い
せいかもしれない。

当時の私は、そういう諸事情は全く無知
で、このJ-50は私が欲しかったラウン
ドショルダーではなかったが、私の持ち
合わせで買える範囲のギターだったので
そのまま購入した。

それから20数年が経過して、ギターも
年を取り、あちこち支障が発生する。

以前から修理しなければと思いながら、そ
のまま放置していたのだが、状態がだんだ
んと悪化して、このままジャンクギターと
して二束三文で売り払うか、それとも修理
してこのまま保有し続けるかない。

悩んだ結果、まずリペアショップに相談し
て、修理を見積もってもらい、その金額
次第でどうするか様子を見ることにした。

Webで様々なリペアショップを探したの
だが、都内のあるショップで、色々なタイ
プのギターを修理し、その過程を細かく掲
載ているサイトがあったのでそこに電話し
てみることにした。

リペアショップの主(A氏と呼ぶ)は、
私のギターの不具合をこと細かく聞いてく
れた後、私が直接ギターをショップに持ち
込み、A氏がその場で診断し、修理費を見
積もる提案したので、お互いに都合のよい
日程を決めて、その日に訪問することとな
った。

A氏のリペアショップ?は、ショップの看
板も何も無い、とあるマンションの一室に
あった。

とても気さくな方で、挨拶を終えると早速
私のギターをいろいろな道具で調べ始めた。

A氏の診断によると、私が思っている以上
に状態が悪いわけでは無い、演奏に支障が
無い程度の修理であれば、そんなに修理費
用はかからない、とのことだった。

提示された修理費は、私の許容範囲の半分
程度だったので、快く修理をお願いするこ
とにした。

ただし、他にも修理依頼が数十件あるため
修理が完成するのは来年の1月から2月と
思って欲しいとのことだった。

修理についての話が終わった後、年齢も近
いせいか?(同年代に見えた)ギター談議
に....

日本のギターの精巧さは、海外のメーカー
に劣らない事、これから今まで普通に使っ
てきた木材が、資源の枯渇から入手が難し
くなってくるなど、様々な話を聞かせてい
ただいた。

帰り際、修理が完了したら、それと引き換
えに別のギターの修理をお願いすることを
相談したら、快く了解いただいた。

多分、A氏ならいい仕事をしてくれると思
いつつ、マンションを後にした。

来年1月?、それとも2月?

今から修理が完了する日を楽しみにしてい
るのである。

ギターの仕様は以下の通り。

ブランド:Gibson
型  番:J-50
製  造:1978年
ト ッ プ:スプルース
ボ デ ィ:マホガニー
バ ッ ク:マホガニー
ネ ッ ク:マホガニー
指  板:ローズウッド
ペ グ :Gibson製クルーソンタイプ
シリアル:修理中のため判別不能


Aria Dreadnought D-40 1970~1973

2017年09月20日 08時15分26秒 | Weblog


このギターは、Aria Dreadnought D-40と
いう型式で、初代Dreadnoughtシリーズ
(1970~73年頃)のものである。

先月末に、Aria Dreadnought AD-80Nにつ
いて紹介したが、そのギターは同シリーズ
の第3世代目にあたる。

まず入手のきっかけだが、ネットオークショ
ンで見かけたのが始まりだった。

「ジャンクギター2」と、何のギターかさっ
ぱわからない見出しで出品されていたため、
おそらく肝心のギターの写真を確認せずに
スルーした人が多かったのか?入札者人数
も数人だった。

出品内容を確認すると、正面、ヘッド部、そ
してバックの3点の写真が掲載されていたが
ヘッド部を見てすぐにDreadnoughtの初期
モデルであることが分かった。

初期モデルは、Aria Dreadnoughtとヘッド
にプリントされている。

2世代目は、Aria Dreadnoughtのプリント
の下にEST 1960とプリントされている。

3世代目は、ロゴも立体的に現代風になって
Aria Dreadnought の下にEST 1956とプ
リントされている。また、製造は日本ではな
く中国である。

Aria Dreadnoughtといえば、クラシック
ギター製造で有名な松岡良治工房製造が有名
だがこのギターもその中の1本で、当時のカ
タログや、他店で販売されている同タイプの
ギターから、おそらくD-40という型式では
ないかと想像していた。

さて入札だが、最終的には、ネット応募者は
7人で、結局私が発売当時の半額以下で落札
した。

当初は宅配便で送っていただくはずだったが
出品者の方の住まいが意外にも近いので、
電車で引き取りに行くことになった。

その日は、台風が近づいてきていて、生憎雨
が降っていたが、最寄駅に到着し、待ち合わ
せ場所でお会いすることができた。

落札したギターであるかどうか確かめるため
近くのマンションの軒下でギターヘッドを確
認したところ「Aria Dreadnought」と
だけプリントされていることを確認。

出品者の方は、ギターの事が全くわからず、
詳しい説明ができなかった事を詫びていたが
私は十分満足したので、問題ないことを伝え
無事、取引成立となった。

自宅に戻り、サウンドホールの中のタグを見
と、想像通り、R.MATSUOKA Aria D-40と
いうスタンプが確認できた。

弦は張られていなかったので、マーチン弦を
さっそく張ってチューニングしてみた。

そして弦が落ち着いてから、まずはストロー
クで軽く引いてみる。合板特有の響きがして
キラキラとした、心地よい鳴りがする。

見た目は経年のキズや多少打痕はあるものの
大切されながら、かなり弾き込まれているの
がわかる。

このギターを監修、製造した松岡良治氏は、
2012年に他界されているがギターへの思い
は次の世代に引き継がれているものと思う。

このギターの仕様は以下の通り。

ブランド:Aria
モデル名:Dreadnought
型  番:D-40
製  造:1970~1973年頃
ト ッ プ:スプルース単板
サ イ ド:ローズウッド合板
バ ッ ク:ローズウッド合板
ネ ッ ク:マホガニー
指  板:ローズウッド
ペ グ :Aria社グローバータイプ
シリアル:不明