私、水廼舎學人です

久保憲一のプライベートな世界。なんでもありです。

水屋神社は水との関わりが深い神社です

2008年05月11日 | 神社
              情報誌はちゅ~す Vol.22 2004 July あそびにおいで





 飯高町の赤桶(あこう)という場所の櫛田川のほとりに水屋神社があります。今回は、宮司を務めておられる久保憲一さんに、神社にまつわる行事などについてお聞きしました。


久保憲一さんとおかあさまの貴美子さん

 「水屋神社という名前や赤桶という所在地の地名、龍神さまが祭られているなど、水屋神社は水との関わりが深い神社です。また、この神社に特徴的な神事としてお水祭があります。この祭事は、1200年ほど前に始まったと伝えられています。当時は、神社の近くにある『閼伽桶(あかおけ)の井』の神水を2つの桶にくみ、奈良の春日大社に奉納していたとのことです。春日大社への奉納は、戦国時代の兵乱で途絶えてしまいましたが、神水はその後も水屋神社へ奉納され、お水祭は現在まで続いてきました。閼伽桶の井では、約1200年もの間、岩清水が枯れることなく湧き出ているのです。


 長い間途絶えていた春日大社へのお水送りですが、平成14年、425年ぶりに復活しました。飯高町出身の方が、春日大社の権宮司(ごんぐうじ)と私の間の仲取り持ちをしてくださり、お水送りの復活に向けて熱意を注いでくださったのです。大変うれしいことです。



神社の近くにある「閼伽桶(あかおけ)の井」



 水屋神社には、樹齢千年といわれる『水屋の大くす』や春日様ゆかりの『鹿子(かご)の木』などが、悠久の時を経ても毎年緑あざやかな葉を繁らせています。ここは水が豊かなのでしょう。水は人の命、生活に欠かせないものです。櫛田川の水も、今よりもっときれいになればと思います。そのためには、多くの人の協力が必要です」



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