2008年札幌ドーム最終戦 ナイス・ゲーム！

今シーズンの札幌ドーム最終戦は
２－１で勝利。

緊迫感に満ちたいいゲームでした。
昨年ＣＳでのマリーンズとの対戦を思わせるような。
ダルビッシュ－小林宏之が先発した今シーズンの
開幕戦の再現のような。

ダルビッシュはすばらしい。
昨日、ブログで「明日。」というタイトルの
登板前日の記事を読み、涙がこぼれました。
「絶対勝ちます」という言葉は、チームの勝利のためで、
その力があるダルビッシュだからいえることだけど。
もちろんＦｓのために頑張ってほしいけれど、
自分のために頑張ってくれていいのに…
でも、ダルビッシュにとっては同じことなのでしょう、
野球というチームスポーツのエースにとっては。

ゲームが始まり、ダルビッシュのキレのある球を
マリーンズの各打者が見送る姿は再現フィルムみたい。
小林宏之投手もすばらしかった。
いいコースにピシピシ投げ込まれ、Ｆｓ打線はチャンスすら
なかなかつくれない。
６回の賢介のホームランは、まさにこの一球をとらえた、
という感じでした。
７回表に２アウトから１点を取られたダルビッシュ。
福浦選手を２ストライクに追い込んでから
鶴ちゃんのサインに頭を振ること、１回２回…６回？
結局四球を出し、これが失点につながって。
ＧＡＯＲＡ解説のがんちゃんは、「次の回にいい形で
投げられるよう、絶好の球を投げたいんでしょう」
と話していましたが、
実際のところはどうだったのかな。知りたいなぁ、
と思いました。

８回、先頭の糸井選手がツーベースで出塁。
この試合、Ｆｓでホームラン以外の初めての長打。
得点圏を自らつくるヒットが糸井選手から生まれたのが
すごくうれしい。
代打で坪井選手が登場したときの大歓声、
「７」と記した紙を掲げるファンに感動しました。
今日一軍登録され、ゲームに出るかどうかわからない
坪井選手のために用意した、その想いに。

坪井選手、１・２塁間を破るヒット。
流し打ちではない強い打球は、この時期に登録された
気持ちがこもっているように感じました。
１アウト２・３塁で賢介。セカンドゴロ、あ～…、
でも、塀内選手のバックホームよりも糸井選手の足が
ホームベースに届くのが速かった！
シーズン当初は「ぽかん」とした、つかみどころのない
印象だった糸井選手、どんどん好きになってきました。
今日の活躍はホントうれしい。

９回、２番から始まるマリーンズ打線をダルビッシュが
３人で抑えてゲームセット。

私が知っているホーム最終戦は、ここまで
いつも勝ってくれているＦｓ。
そして、賢介はホーム最終戦に強いなぁ。
昨年は決勝点につながるスチール、一昨年はホームラン。
その前年・2005年はさよならホームラン、
あのときは、少し前に一軍に登録された若い選手の
大きな仕事でした。
2006年の飛躍、2007年はかなりはらはらさせられた
シーズン。
2008年の賢介は、私が心配する必要のない
選手になったなぁ。

試合が終わり、グラウンドに全員が整列してのセレモニー。
梨田監督の挨拶はごく短い、でも感じのいいものでした。
成績が良かったときも悪かったときも
挨拶が長かったヒルマン監督と対照的（笑）。
梨田監督、勝ちゲームの後の挨拶でほっとしている
ように見えました。
むずかしいシーズンに監督に就任した梨田監督のためにも
今日勝ってくれた選手たちに感謝です。

Ｆｓのレギュラーシーズンはあと１試合、
明後日仙台でのイーグルス戦。
最後の試合、もちろん勝っていこう。
頑張れ、ファイターズ！