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自分は他人のためになにができるのか?を見せてくれる作品

2023-04-17 18:33:22 | 映画の話
生きる LIVING
黒澤明監督の名作をカズオ・イシグロがリメイクした作品。映画館で予告を見た時から期待して公開を待っていました
1953年、戦後復興期のロンドンを舞台に、名優ビル・ナイが主役の公務員を演じています。確か、私は黒澤監督のオリジナルは観ていないのですが、この作品を観てその良さが伝わってきたように思います。昔の公務員にありがちに描かれる『今日できることは明日に回す』とか『陳情は何か理由を付けて他の部署に回す』とか『書類の山が大きいほど、人からは仕事をしているように見えるから、とりあえず積んでおく』という姿勢で勤めてきたウィリアムズ課長は、真面目に決まりきった毎日を過ごしていました。ある日、自分がガンで余命半年であると告知され、家族にも打ち明けられないまま仕事にも出られなくなって街をさまよいます。そこで最近転職した元部下の女性に再会し、彼女と話すことで自分のこれまでとこれからどう生きるかをじっくり考えることに。そこからの彼は、ずっとたらいまわしにしてきた陳情に目を向け、驚異の行動力で同僚を巻き込みつつ解決します。
余命を知ったビル・ナイのベンチに座る後姿がイイ名優はその佇まいでも魅せてくれますね。

パリタクシー
この作品も話題になり、予告を見て面白そう、と思っていました。ほとんどがタクシーの中で交わされるドライバーのシャルルと乗客の会話で進みます。タクシーなので目的地はあるのですが、乗客のマドレーヌは若かりし日の思い出の場所に寄り道するよう指示し、シャルルは仕方なくそこに車を進めます。パリの現在の街並みや凱旋門やエッフェル塔も、火事で焼けてしまって再建中のノートルダム寺院も見られ、観光気分が楽しめます。
車の中でマドレーヌが話す過去は辛い話で、シャルルが直面する現在の問題も切羽詰まったものでした。そんな二人はだんだん旧友のように会話できるようになり、アイスを食べて休憩したり、レストランでディナーを楽しむなど、マドレーヌの最後の自由な夜を過ごすのでした。
彼女の目的地は介護付き老人施設。明日からは「年寄ばかりと暮らすのよ」とこぼす彼女はどんなにつらいか、残念か。。。
数日後、施設に面会に来たシャルル夫妻は、彼女が数日前に亡くなったと知らされ、深く悲しむのでした。ただ1度、お客として乗せただけで、心を通い合わせた友人のあっけない別れでした。帰り道、彼女の遺言を渡され、シャルルの人生に大きな変化が起きたのでした。
こういう作品はなぜか、日本ではできないですね。やはりパリだからこそ、なのか?
もし、日本の俳優たちが二人芝居でやってくれるなら、ステキなものになるような気もしますが
マドレーヌは草笛光子・美輪明宏、シャルルは堤真一・遠藤憲一 なんてイイよねー



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