goo blog サービス終了のお知らせ 

札幌ではここだけ!自然派美容・糸の脱毛サロン《エルムの風》のブログ

★北海道ではここだけ★
お肌に優しいオールハンドの糸の脱毛であなたも素肌美人に♪
≪糸の脱毛スクール≫開講中!

ジャンルのちがう4本 映画の面白さを味わってきました 

2025-04-23 18:25:59 | 映画の話
ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今
あの、恋愛下手で補正デカパン愛用者のブリジットがシングルマザーとして帰ってきた最悪の出会いからやっと結婚した夫マーク。あこがれの人で元カレのダニエル、新たに彼女の周りを彩る登場者たち。古くからの友人に再会したような気分で楽しんだ作品です。
弁護士のマークは4年前にスーダンの人道支援活動中に命を落とし、ブリジットは悲しみと寂しさを抱えながら息子と娘を一人で育てています。人手が必要な時にはダニエルが子供たちを見ていてくれたりして、親戚のおじさん的立場で支え続けてくれています。ようやく前に進みだそうと職場復帰したブリジット。活動的になると、年下の彼や、子供の担任の先生との新しい恋も子供たちとの生活と、新しい恋を見つけるドキドキと。ブリジットの友人のような立場になって楽しめる作品でした。
アマチュア
CIA分析官のチャーリー(ラミ・マレック)はロンドン出張中の妻を無差別テロで殺されてしまいます。彼は自分の手で犯人を見つけ出し、裁きを下す、と決心しますが、彼は事務方。CIAの上司に特殊スパイとしての訓練を受けさせてもらい、自分のスキルも生かしてヨーロッパ各地に潜む犯人4人を特定。ITを駆使しながら一人ひとりに迫り、復讐をとげていくのです。ミッションインポッシブルのトム・クルーズのような超人的な戦いはできない彼、犯人を自ら撃つ、ということもしません。あくまで頭脳をもって追い詰めるのですが、最後4人目の相手への復讐は見事でした。この作品は復讐劇ではありますが、後味はなんだかさわやかに感じました。
シンシン
シンシンとはNYの刑務所。映画では収監施設と言っていて、中にいるのは受刑者ではなく収監者。日本の刑務所は行動も管理され、日々労働が課せられているとテレビなどで紹介されていますが、収監者はこの映画では労働の義務はなく、更生のためのプログラムに参加するのです。舞台演劇のプログラムを「RTA」と呼び、参加者は脚本を書き、演技をし、舞台に立つことを目標に自分と向き合う日々を過ごしています。公演に向かって対立したり友情を育てたりしながら、自分を再生していく姿。本作のキャスト8割以上が実際の「RTA」卒業者と関係者だそうです。いろいろ考えさせられる作品でした。
ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男
人類史上、最も重い罪を犯したヒトラー。その傍には彼を英雄に仕立て上げたゲッベルスがいた。本作は実際の映像と音声も使いながら、ナチスが台頭し、国民を欺き、多くの命を奪い続けた史実を描きます。
ここで描かれるヒトラーは総統として尊大に振る舞い、幹部とテーブルに着く時は、自分の正面にはだれ、右隣はだれ、左隣はだれ、などと序列を指示します。ある日、ヒトラーの信頼を損なったゲッベルスはその序列を外され、信頼の回復のため映画や新聞、国民に向けての演説などを使い、徹底的なプロパガンダを仕掛けていくのです。ヒトラーが望む反ユダヤの映画、国民感情をあおる演説、綿密に計画された軍事パレードなどなど。ゲッベルスとヒトラー、ナチス・・・歯止めが利かなくなった彼らは、絶望的な戦況の中、第三帝国のイメージを後世に残す最も過激なプロパガンダを仕掛け、そして破滅へと進むのでした。
世界にはアウシュビッツの生還者もまだおられ、こうした記憶は語り継がれていますが、なかったことにしたい勢力もあると聞きます。人類の負の記憶ではありますが、決してなかったことにはできないですよね。


精神的にも自立している、女性を魅力的に見せる作品たち

2025-02-19 11:19:33 | 映画の話
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
重い病で命の終わりを感じている元戦場ジャーナリストのマーサ(ティルダ・スウィントン)は、かつての親友で作家のイングリッド(ジュリアン・ムーア)と再会し、自分の今を語ります。そして話の最も重要なこと、「自分は安楽死を望み、その準備もできている。ただ、人の気配を感じつつその時を迎えたいの」話を聞いて、悩みつつもマーサの最後に寄り添うことに決めたイングリッド。そして森の中の一軒家で二人の静かな生活が始まるのです。ここからが二人の俳優のすごい演技が続きます。どちらの言い分も葛藤も分かるし、意思の強さにすごみも感じられます。ずっと自立して生きてきた二人の大切な数日間を見せてもらった気分でした。二人の姿がとても魅力的です。

ドライブ・イン・マンハッタン
夜のジョン・F・ケネディ空港、タクシーに乗った若い女性とドライバーのマンハッタンまでの車内の会話だけ。ショーン・ペン演じるドライバーは後部座席の女性客の様子が気になり、ルームミラー越しに話しかけ、困難な恋愛に身動きが取れなくなっている彼女を少しづつ開放していきます。ドライバーは自分の経験や考えを話し、結果的に彼女の気持ちに優しく手を差し伸べたのです。この、たまたま出会っただけの関係が会話を滑らかに進めてしまう、そして何かが変わったり、吹っ切れたりするものですね。アメリカのタクシーは支払いの時にドライバーにチップを渡すのですが、仕事で自立している彼女は、クレジット支払いのチップの欄にニヤッと笑いながら金額を書き、降車します。アパートに消えていく彼女と、見送るドライバー。最後の表情もイイ。渋みを増したショーン・ペンと、仕事も恋も手に入れて充実している彼女、ダコタ・ジョンソン、ステキでした。

愛を耕すひと
18世紀のデンマークを舞台にしています。開墾は無理だと言われている荒れ地の開拓に名乗りを上げる退役軍人のルドヴィ。国王からも許可はでたものの、やせた土地と冷涼な気候、そしてたった一人での作業。彼のうわさを聞き付けた周辺の土地の実力者、デ・シンケルはそこを我が土地だと言い張り、あらゆる手で妨害し、ルドヴィを追い出そうとします。ある日、デ・シンケルから逃れてきた元使用人の夫婦が流れ着き、開拓のために匿いながら雇います。開墾が進む中、用事で出かけた夫はデ・シンケルの手のものに殺されてしまい、妻アン・バーバラはルドヴィに頼まれて家事を担い続けることに。また、家族に見捨てられ、泥棒を働いていた少女アンマイ・ムスを悪の手から保護し、動物の世話を任せるようになります。
あまり明るいシーンのない作品ですが、3人で畑仕事を楽し気にする場面は、希望と幸福感が伝わります。
この先はデ・シンケルとの戦いになりますが、ラストではアンマイ・ムスが愛する人に出会って去り、離れていたアン・バーバラをルドヴィが迎えに行って再会。ルドヴィは開墾で望んでいた貴族の称号を得るも、すべてを捨ててアン・バーバラと海辺の町を目指して行くのでした。
この作品ではルドヴィは望んだ貴族の称号を得る、アンマイ・ムスは愛する人を見つける、アン・バーバラは命がけで夫の仇をうち、海辺の町で暮らす夢をルドヴィとかなえる旅に出ます。彼らは自分の意志で道を切り開いていく人たちでした。

2024年、個人的にガッカリだった映画

2024-12-31 22:09:25 | 映画の話
聖☆おにいさん
公開前に何度も予告編を見せられ、オモシロそうと思ったのが間違いキャストはみんな面白いのになーストーリーがムリがあり、脚本で面白くなくなっていたキャストがもったいなくてざんねーーーーん
スオミの話をしよう
三谷幸喜の作品はとっても面白いか、全くつまんないかのどちらかなのね、私にはこれはつまんなかった~。三谷さんは舞台の人、なのかな

投稿その2 まだまだ良かった映画、あります

2024-12-31 21:52:33 | 映画の話
邦画も面白かった~

はたらく細胞
何も難しいことは考えずに画面のハチャメチャな可愛い子たちを楽しむ映画。アクションもカッコイイ
アングリースクワッド
まじめな税務署員・内野聖陽と天才詐欺師・岡田将生の対決&共同詐欺詐欺師メンバーが個性的で楽しい
侍タイムスリッパー
これは、映画と映画屋を愛する人たちが作った映画Loveな作品時代劇の製作が減っている中、本物のサムライが殺陣をやり、切られ役として本物のチャンバラで作品に重厚感を出していく。サムライの背景には会津藩の悲しい事実があって・・・いい作品です。
ラストマイル
日本の映画ではあまりなかった、大きなスケール感の作品。舞台が大きな物流センターで、その映像が日本の映画らしからぬ素晴らしさ。火野正平さんが出ていらっしゃいました。
八犬伝
映画のチラシに「虚」と「実」が交錯する前代未聞のエンターテインメントとかいてある通りの作品。役所広司の滝沢馬琴と内野聖陽の葛飾北斎がとてもイイ長く書き連ねている二人は、ともにどんどん年を取っていき、互いをリスペクト。八剣士の活躍の話も良かった

2025年はどんな面白い作品に出合えるのか楽しみにしています

2024年 様々な映画を観て楽しみました

2024-12-31 21:11:53 | 映画の話
2024年、洋画も邦画もたくさん観に行くことができ、満足した1年でした。
観てよかったと思う作品と、観なくても良かったあるいは観るんじゃなかったとガッカリした作品を挙げてみます。 

観てよかった作品 洋画
レ・ミゼラブル(デジタルリマスター)
名作です何度でも映画館で、スクリーンで観たい作品。キャストが実際に歌いながら芝居をし、撮影されたので、臨場感も緊張感もあります。
ラブ・アクチュアリー(4Kデジタルリマスター)
名作ですクリスマスに起きるたくさんの小さな、優しい愛の物語たち。毎年クリスマス時期に上映してほしい
レッド・ワン
クリスマス直前にサンタクロースが誘拐されたそして最強コンビが24時間のタイムリミットの中、世界中を飛び回り救出に
グラディエ{ーター~英雄を呼ぶ声
24年前の大作のその後を描き、壮大な映像と濃密な人間描写で感動的な作品になっています。
2度目のはなればなれ
夫婦で老人施設に暮らす穏やかな日々。ある日、夫は退役軍人の懇親会に出るため施設を脱走(本品は無断外出ほどの気持ちで)
イギリスからフランスへ渡り、兵士の頃にやり残した約束を果たし、帰宅。その行動でなぜか一躍、時の人になって大騒ぎ
ブルックリンでオペラを
なんてオシャレな精神科医の妻と作曲家の夫。シアワセなのにすれ違って、それぞれが新しい幸せをつかみ取っていくおはなし
本日公休
台湾の映画で、町の床屋さんのおばさんが、最近来ていない常連さんのところへ『本日公休』の札を店に出して出張散髪に行く話
全体に流れる温かい空気と優しい時間。ちなみに出張は依頼されてなくて、押しかけです
お隣さんはヒトラー?
第2次大戦からしばらくたったある日、田舎の町に住む男の隣家が慌ただしくなり、なんと!ヒトラーにそっくりの男が越してきた
この2人の男たちの奇妙な友情のおはなし
エドガルド・モルターラ
1858年に起きた事件の映画化。ある晩、ユダヤ人の家庭に教皇の兵がやってきて、息子を連れ去ります。家族は抵抗しますが、子供はキリスト教の洗礼を受けた、と言われ、訳も分からぬまま親は息子を失い、息子はただ一人、異教の教会で育てられていきます
関心領域
第2次大戦時、アウシュビッツ収容所に隣接する高位の看守の家。家族は欲しいものはどこからか調達され、なに不自由なく生活している。が、塀の向こうからは何やら音や声や煙が・・・それが何なのか、家族には何の関心もない、そんな様子が淡々と映し出される作品です