TIFF Best of Times

続きだよ～ん。
まりおさんと別れてから麻布署へ戻ってホテルの場所を確認、
ホテルに着いてお風呂に入って・・・気がついたら朝でした。

１０月１９日（月）の予定は・・・東京国際映画祭で３本の映画を観る！

まずはタイ映画の「ベスト・オブ・タイムズ」を観ました。
「アタック・ナンバー・ハーフ」ヨンユット・トンコントーン監督
（名前長いですね・・・）の作品と聞いて観たいと思っていたのです。

高校生のゲンとオームが女の子に贈る歌を録音しているシーンから始まり、
次はその１０年後、同窓会でどんちゃん騒ぎのシーンへと続きます。
べろんべろんの状態で運転して帰ろうとしたら検問に引っ掛かってトラ箱入りの
ゲン。助手席に乗っていたやはりべろんべろんのオームは
「じゃあの～」
と車で帰ろうとして標識にぶつかって同じくトラ箱入り（・・・バカすぎる）
保釈のためにオームに呼ばれてやって来たのは元妻のファーイ。
（実はファーイはゲンの初恋の人。
内気なゲンが、好きだといえないうちにオームのヨメになってしまい、
そして離婚したみたい）
ファーイがふたりをトラ箱から出してくれて車に乗せて帰る途中で傷ついた
犬を見つけて連れて帰ります（こういうのを放っておけない性格のファーイ）
上手い具合にゲンは現在獣医・・・なのでゲンが連れて帰り、久しぶりに
初恋の人と再会＋繋がりもできてとまどいつつもうれしいゲンでした。



交通違反の償い？のため高齢者のパソコン教室の講師をすることになったゲン。
（無償の労働なのかな？）
ワードの使い方よりも出会い系サイトに興味津々のシルバーメンバー達にちょっと
圧倒され気味です。
生徒のひとり、ちょっとかわいいおばあちゃんのソムピットとソムピットに
モーションかけてるジャムラット。
ジャムラットは田舎で農園を経営しているのですが、パソコン教室に通うため
（というかソムピットに会うため）はるばるバンコックまで出てきてます。

ゲンの初恋の行方とソムビットとジャムラットの話・・・二つの恋のお話が同時
進行するんですがくすっとしたり、しんみりしたり・・・とってもすてきな映画でした。

上映終了後監督のQ＆Aがありまして、ソムビット役の
サンサニー・ワタナーヌクーン（名前長いですね・・・）さんについて質問
した方がありました。

若い頃は女優さん、今はどちらかというと声優さんをしている方で、
「ドラえもん」ののびた君や、「ドクタースランプ」のアラレちゃんの声を
担当しているのだとか。アラレちゃんと聞いて一瞬客席がざわめきましたけど、
（だって７０才くらいの方なので・・・）とにかくタイのアニメ界では
有名な方、この「ベスト・オブ・タイムズ」は久しぶりの声優じゃなく
女優のお仕事だったそうです。

劇中「”ドラゴン・ボール”の１８巻がない」と探すシーンがあったり、眉毛を
いたずら描きされた犬を見て「クレヨンしんちゃんみたい」というシーンがあったり
日本のマンガがタイでとても愛されてるみたくてそんなところもうれしかったですね～