まぜごはん

ミーハーなマチルダが気まぐれに
なんでもかんでも書いちゃうブログです。
映画の話題が中心です。

王様の片思い

2009-05-26 00:37:39 | チュ・ジンモ
霜花店ネタバレな続きですけど

王妃はホンニムに
「元でもどこでも一緒に逃げましょう」
と言いますがホンニムは
「これからは王だけの家臣として生きます」
と突っぱね、王には
「死んでわびます。」
と一晩中裏庭に座り続けますがそれは許されず。
王妃は自殺未遂。

ホンニムは
「王妃への気持ちは一時の気の迷い、単なる出来心だな?」
と念を押されて、1週間後に前線へ行き全て忘れてくるように、
と王様から言われます。

琴の稽古をしたり絵を描いたりして、一緒に過ごします。
表面上は元の生活に戻ったように見える王様とホンニム。



王様がホンニムと馬で駆けている夢を見てそれがあまりにも鮮明だったのでと
絵に描いているところ。
後ろの人物はただ弓を持っている絵だったのですが、ホンニムが
「これは私ですか?私も弓を射っている方がいい」
と言ったら
「そのほうがいい。」
と速攻採用の王様


王様は誰よりもホンニムを思ってくれているし(ちょっと重いけど・・・)
時間をかければ王妃のことも忘れられるかも知れないし、
ずっとこんな風に過ごしていけたらよかったのに・・・
とここのシーンを観ていたらそんな風に思ってしまいました。

ホンニムが王様のこと愛していなかったとは、思いたくないし、
私は思いません。王様にとってホンニムが大切な人だったように
ホンニムにとっても大切な人だったと思っています。


でも相手を思う気持ちの強さが同じゃなくて王様の方がより愛していたので、
結局王様の片思いになってしまったのかな・・・と。
そんなことを考えながらまた眉間にシワをつくってしまいました

この映画濡れ場の多さとくどさで、話題になってしまった
ところもあるようですが、でも、心理描写の素晴らしいドラマでした。
特に王様の怒りや悲しみをたたえた目・・・(終盤の展開ではシワもそうですが
王様の気持ちを思うと辛くて、胸がキリキリきてしまいました・・)
セリフのひとつやふたつ(やみっつやよっつ・・・もっと・・・)わからなくても、
王様のその表情が語ってくれてました。







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6 コメント

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ありがとう! (なあご)
2009-05-28 17:36:58
解説、お疲れ様でした。
ソウルで字幕ナシでみたために、わからなかったところも多く、マチルダさんの解説がとても役立ちました。
字幕が付いてなくても良くて、さすがユハ監督だなぁと思ったのですが、解説を拝読して、なるほどと思うところが沢山ありました。
ありがとうございました。
返信する
いんや~(汗) (マチルダ)
2009-05-28 23:56:56
なあごさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

解説とかありがとうとか言われると赤面してしまいます・・・
多分大きくはずれていないとは思う(思いたい)のですが、アヤシイですよ

でも、私の頭の中では「霜花店」はこういう映画でした。

これ三角関係の悲しいラブストーリーを軸に、
アクションシーンがいい感じのタイミングで
はさまれいて、観ていてあきないというか、
テンポよかったです。
セリフで説明する映画もあるけど、これは
絵で観る映画・・・監督の腕でしょうか。
(↑すいませんこんなワタシのナニサマ発言お許しください)
それに見事に応えた俳優さんたちも素晴らしかったです。
私にとって忘れられない映画になったと思います。
返信する
そこに愛に迷う男1人 (sala)
2009-06-06 14:26:00
マチルダさん、最後は何と言っていいのか、哀しい展開が続きましたね。
王の下したホンリムへの処罰。
そして2人の下した結末。
ホンリムの最後の質問の答えですが、あぁ言わなければ王は覚悟できなかったから、あぁ、答えたと思うのが私の本音です。
王の想いが強すぎて迷いが続き王も苦しみ、王妃もまた苦しみ、自分も苦しんでいる。結局この物語はホンリムが起こした出来事であるから、こう言わなければならなかったんじゃないかと思いました。
自分の生きる場所は永遠に王の傍なのですから。
だから私も王を想っていたと思います。

とまあ、真面目に語ってしまいましたが、これだけの記事を書かれたのは大変だったでしょう。
お疲れ様でした。
キャプってあるシーンもツボな所が多く胸キュンです♪
それに眉間の皺・・・私もあります(笑)
綺麗な映像で物語の展開もよかったので、私も買いの映画作品です。これは韓国版がポイントですね(笑)
長々とコメントしてしまいました。
ありがとうございます♪
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やっぱ詩的ですっ! (マチルダ)
2009-06-07 00:26:05
salaさん、またまたコメントありがとうです。

>そこに愛に迷う男1人
ううっ、このタイトル文学的ですわ

>これだけの記事を書かれたのは大変だったでしょう。お疲れ様でした。

いいえ~、ものすごくはまってしまったので
(ダダはまりってやつですか)憑かれたように
書いてましたね・・・
ネタバレでこれだけ書いちゃっていまさらこういうこと言うのもヘンかも、ですけど、
でも
この後の話は書いちゃいけない気がして書きません・・・。
(以下観てない人には謎のコメントになっちゃいますけど)

>ホンリムの最後の質問の答えですが、あぁ言わなければ王は覚悟できなかったから、あぁ、答えたと思うのが私の本音です。

私も本心から出た言葉とは思いたくないし、
思いません。salaさんの、お考えのように
↑こんな理由だったなら少しほっとできる気がします。

それより前のシーンになりますが王様が横たわっているホンニムに会いに行って

「戻ってきてくれるなら、なんでもやる。
この国だってやる。」

と懇願するシーン、元々この国を守るためにはじめたことなのに、ホンニムのためにそこまで
言ってしまう王様に、半泣きでした。
眉間のしわもそうですが胸はキリキリ痛むし
ホント美容と健康によくないですね、この映画・・・

でも、また観ます。そして新しい感動が
あったらまたしつこく書いてしまうかも・・。


長々と読んでくださってどうもありがとう
ございました。
返信する
はじまめして・・・ (kaho)
2009-06-07 12:44:29
 先日、ようやく「霜花店」を入手しまして、どなたかと感想を分かち合いたいと思いましたら、マチルダさんのブログを発見して、なるほど王様目線でみるとそういう感想かと思いました。

 というのも私は完全にインソンくんファンですから、前評判ではインソンくんがあんなことまでと言われてたので、やはり観て少し驚きましたが、きっと兵役に行く前に勝負したかったのかなと思ったりしました。

 現代劇なら完全にホンナムが優柔不断な困った奴なんですが、この時代なので、いろいろ不自由な部分が3人ともにあって、こういう展開しかなかったのかなと・・・

 王様がホンナムになぜ自分を王妃の相手に選んだのかと聞かれて「優しい子がほしいから」と答えたのがとても印象的でした。

 王様も王妃には悪いという思いもあって、きっとやさしいホンナムを相手に選んだのでしょうが、まさか2人がドンドン深みにはまるとは思ってなかったかも知れませんね。

 ホンナムが王妃と王様の間でいろいろ悩むせつない表情が私はインソンくんらしくてとても好きでした。

 もちろん、ジュモさんも王妃役の方もとてもよかったです。王妃役の方は女優さんって大変なお仕事だなと思ってしまいました。

 確かにそういう場面が短い映画の中では多すぎの気もしましたが、不必要な場面というよりは、展開上やむを得ないのかなと思い、納得した素敵な映画でした。ただ、映画館で友達や恋人とみるのはちょっと恥ずかしいかも・・・・

 余談ですが、同時期に「妻が結婚した」も入手しまして、こちらは現代劇なんですが、夫婦とは何かを考えるのにはおもしろい作品でした。では、また読ませてください。長々と失礼しました。
返信する
・・・すいません (マチルダ)
2009-06-07 14:05:35
kahoさん、はじめまして。
ようこそいらっしゃいました。

インソンくんのファンの方でしたか。
せっかく感想を分かち合おうと来ていただいたのに
こんな王様目線の感想ですみません。

インソンくんの映画(ドラマも)を観たのは
実は初めてでした。
撮影時26歳くらいでしょうか。

コルリョンウィのりりしい隊長姿もステキでしたが王妃を目の
前にしておどおどした目をしたチェリーボーイ?
のホンニムもまだ少年の面影を残していてキレイでした。

 濡れ場がとにかく濃厚で多かったのですが、
ラストまでの展開を思ったら、あのくらいは
必要だったのかもしれません。

 けどそのせいでひとりでこっそり観る映画
になっちゃいましたけど・・・

 この映画相当はまってしまいましたのでまた
しつこく何か書いてしまいそうです。
相変わらず王様目線になりそうですけど、よかったらまたツッコミでも入れに来てください!

 コメントどうもありがとうございました。
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