日曜日にシネモンドで 不機嫌なママにメルシィ!観ました。 公式HP
コメディ・フランセーズの正団員で、映画イヴ・サンローランのベルジェ氏役ギヨーム・ガリエンヌの自伝的作品。
もともとは舞台劇(一人芝居)の映画化作品だそうです。
一人芝居の舞台に立つギヨームの姿から幕が開く。
パリの裕福な家庭に育ったギヨーム。
男ばかりの兄弟で兄たちと違い、ひ弱で女の子っぽい。
ママは子供たちを呼ぶとき「男の子たちとギヨーム!」と呼ぶ。
「ボクは女の子なの?それともゲイ??」
悩めるギヨームの自分探しのお話。
ママを演じているのもギヨーム・ガリエンヌ自身。
立ち振る舞いがエレガントで、しなやかな姿。なんだかいかにもいそうなフランスのお金持ちのマダム風。
「女装の男優」って感じがしない。
原題は LES GARCONS ET GUILLAUME, A TABLE! で映画の中で何度かママが口にするセリフ。
最後の方で女友だちがこのセリフを言います。
でも彼女はgarcons じゃなくてfilles(女の子)というのを聞いて、ギヨームははっとします。
ギヨームが自分を探し当てたとき、それは大好きなママからの巣立ちのときでもありました。
コメディなんですけど、観終わってしんみり、としました。
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