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「スターシップ・トゥルーパーズ2」でXserve

2004-06-20 | シネシネアーカイブ
ものすごく、金のかかってない映画だ。いわゆる低予算映画であり、スターウォーズやジュラシックパークでアカデミー特殊効果賞を受賞している、特撮&CGのオーセンティックなオーソリティー=フィル・ティペットの初監督作品――

スターシップ・トゥルーパーズ2」。

前作の「スターシップ・トゥルーパーズ」がスキトキメキトキスな俺としては、これは見ないわけにはいかない。当たり前のように、公開初日にこの映画の数少ない上映館のひとつ、銀座シネパトスへと馳せ参じたのだった。

ところで、この銀座シネパトス。初めて行ったんだけど、とてもヘンなとこにありやがる。なんつったって、道路の下にあるンだぜ? 道路をくぐって、反対側にも出れるときたもんだ。そんな地下歩道橋のような場所に、映画館があるというミスマッチの妙。そして、たばこ屋やら定食屋やら飲み屋やら床屋さんやら、果ては大人のおもちゃ屋まである(!)という、昭和のダメ横丁みたいな雰囲気。オマケに、地下鉄が近いのか、映画を見てる最中たまに「ガタンガタンガタン...」と地響きとも嗚咽ともつかないような、心地良いゆらぎを感じることまでできるんだ――。ああ、アタイ…(以下略)。

で、「スターシップ・トゥルーパーズ2」は結局南極どうだったのか?

フツーに面白かった。

低予算映画であることはいい。フィル・ティペットの初監督作品ということも興味をそそる。しかし、前作の監督であるバーホーベンは参加していない。ネット上の前評判もイマイチ。一番の懸念点は、低予算映画であることについての理由だった。フィル・ティペットほどのビッグネームが初監督する作品であるにもかかわらず、なんで低予算なの……? という素朴な疑問。金を集めることができないということはつまり、

・企画がショボイ
・プロデューサーがヘボイ
・そもそも誰もやる気がない
・出資者がみな呪われて変死した
・出資者がゲーム化権が欲しいだけのエレクトロニックアーツのみ
・スタッフの誰かが金庫にあった金をすべて持ち逃げした
・実は借金のカタとして無理矢理作らされた

などなど、想定される原因はいろいろあるんだろうが、要は「フィル・ティペットがバ監督(←バカ監督の略)だからなんじゃないの?」という疑念があったんだ。スペシャリストとしての技能と、ゼネラリストとしてのパフォーマンスって、全然別次元だと思うから……。

でも、映画はフツーに面白かった。このフツーに面白いということに、なんか無意味性を感じた。しかし、作った側の満足度の高さは、(600円もする割にはレコショの無料冊子より薄くてちっこい)パンフレットを見て感じた。

帰り路。

ginzaPICT0167.JPG歩行者天国の銀座通りで、謎の着物族の一派を発見。頭のなかで、悪代官がよくやる例の「あ~れ~」がめくるめく。

この人たちは、一体何だったんろう。次の逢瀬では、シネパトスの地下道に連れ込んで「あ~れ~」を決行し、はす向かいの大人のおもちゃ屋でゲッツした極太電動マトリョーシカをねじ込んで、Xserveと夜のおかずのネタにしてくれるわ! ギコハハハハ……ひ、ひぎぃ~っ……そんなことを、思ったり。思わなかったり。

それでは、またね。

・追記
「世界に先駆け日本で先行公開」とか宣伝してたのに、メリケンでは今年の4月24日にテレビ放送されていた説。
そもそも最初からテレビムービーとして企画されていた説。
シネパトスで俺が観た前の回に喧嘩が勃発し警察沙汰にまで発展していたとの噂。

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4 コメント

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パトスは昔 (しなたま)
2004-06-21 01:11:43
リブギコやネズミがでたんで、それも有名ですw いまはどうなんだろ。改装したんですかね?
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Unknown (ゴー)
2004-06-22 00:09:10
改装を匂わす目新しさみたいなのは皆無でした。

ポップコーンが100円なのはリーズナブルだとおもった。

リブギコって小動物か何かですか?
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すみません (しなたま)
2004-06-22 00:55:56
リブギコは映画版アラレちゃんに出てきたマシリト博士が作ったMSの名前で、当時、プラモも出ておりました。語源は逆から読んでいただければ。というか、古すぎる話でほんともうしわけないっw
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Unknown (ゴー)
2004-06-22 02:13:09
ああああ!

思い出しますた。
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