長い間うまく動かなかった時計がまた動き出した。
このあいだ携帯を買った、街の一坪もない小さな店で、
親父さんが時計を分解しているのを見つけたのだ。
聞くと修理だという。
それで今回日本から動かない時計を持ってきたというわけだ。
壊れたスプリングの交換部品を探すのに苦労したようだが
うまくいったようだ。
値段は1200タカというのを1000タカにしてもらう。
新しい時計が400タカくらいで買え . . . 本文を読む
HIROBA
ダッカから飛行機で南西へ一時間飛んで、車で2時間南へ来たクルナという所で君たちの作文を読んでいます。焼け付くような太陽と、突然やってくる強い雨の毎日です。そんなところのホテルでみんなの作文を読んでいます。天井にはゆっくりと扇風機が回っています。
○昨年より
まあ、宿題ってのは。まったくないと夏休みらしくなくて良くないんじゃあないかなー。そして八月中旬に終わるなんて . . . 本文を読む
駅までうちの若い人とリキシャで20タカ
綺麗な建物が建っています。
リキシャの間をぬって
サンダル屋や靴磨き、物乞いの間も通り抜けて
駅に入るとすぐに切符売り場。
数字が、洋数字がまったくないので
金額も、時間もまったくわからない。
もちろんABCなんかないから
行き先もわからない。
まあ、聞くしかないだろう。
しかし今日は散歩だから気楽なのだ。
ホームは相変わらずいろいろな人がたたずんだ . . . 本文を読む
ビシュタカ(20タカ)で話はついてリキシャは身軽に夜の街を走り抜けてゆく。
昼間の暑さも、雨も、みんな忘れるくらい快適な気温
そして風の中を走り抜けてゆく。
時々振り返って話す車夫と短い言葉を交わす。
風になったようないい気分だ。
いつまでも続いて欲しい。
灯りの海の路上の市場を走りぬけ、
暗闇を走り抜け、
しんとした静寂の中を走り抜けてゆく。
遠くに灯りが見えてきた。
そうだよ、そこを . . . 本文を読む
プラスティックとはいえ5個のドラム缶を頭に載せて運んでいます。
乗せるのは手伝ってもらいますが
おろすのは一人でやっていました。
何人かの労働者が荷降ろしの最中です。
その体を見ると
私など、軟弱、矮小な身をさらに小さくして隠れたくなります。
たいしたものですGNOMES . . . 本文を読む