calico日記

2010年10月1日ガラスショップglasscalico
オープン!とほぼ同時にブログはじめてみました☆

青年

2019年02月13日 | 日記
あれはいつだったか
いつもは 作業中だと電話は取れないので
切れてしまう事もしばしば。。
その日は 忙しい毎日の中で
たまたまアシスタント不在となり
アシスタント無しで制作できる作品もあるけど
ほんの少しの息抜きのつもりで
早めに制作を切り上げた日だった。

鳴る電話。
久しぶりに取る電話。

若い男の声で「撮影に場所を貸して欲しい。」とのこと。
いつもは 取れない タイミングだったし
これも何かの縁と思い。
アポイントを承諾。

後日 会う事に。

ひさびさに見た キラキラした目の青年。
目は口ほどにモノを言う。
なんて昔の人は言ってたな。なんて
一瞬でいろんな 良い感情が湧いてきたのをよく覚えている。
映画に対する貪欲な気持ち。
映画を撮りたいという真っ直ぐな気持ちの青年。
ガラスがしたい。
ガラスを続けたい。そんな気持ちだった昔の自分に重なってみえた。

あれから数ヶ月 予定より遅れて本日撮影となった。
まだ27歳の彼が スクリーンを通して伝えたい映画。
完成は今年夏頃の予定らしい。

今日も再び再開して
何かに夢中になっている人の目は
本当にキラキラしていると感じた。
多分 年齢に関係なく。

そういえば ガラスを始めた頃に 地元の友達が
俺の目がキラキラしてるって言ってたなと思いだす。
ガラスで食べて行けるかなんて分からないし
就職できるかも、ましてや 上手になれるかもわからなかった時期。
ワクワクやらチャレンジ精神やら不安やら
ごちゃ混ぜだった気持ちだったけど
何もしてなかった自分より 行動を起こしている自分に満足出来てたり。
なんか懐かしい。

工房を持ちたい。結婚もしたい。子供も欲しい。ガラスを続けていたい。
全ての理想の為 勤めていたガラス工房を退職し
トラックの運転手をしながら作家活動をしていた時
自分自信に満足してたかもな。。。ただ
周りのガラス仲間が展示会をしてたり、後輩の活躍を感じるとき
サラリーマンとしてのストレスや理不尽な出来事など不安もあったけど
ガラスが好きで 真っ直ぐだったかもな。

工房を持ち あの頃の不安とは、別の。別次元の不安を抱えているけど
現状に満足せず、自分の理想を形にしていきたいな。
なるべく キラキラした目を持てるように。笑
いや
キラキラした目を持つ若者に 頼られる男がいいな。
そして 協力してあげられる男。
なんて
サーティワンのプラスチック容器を使い回して
自宅でサーティワン風に
安いアイスを食べている 小さな男でした。

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