スポーツニッポン 06月30日06時00分
ヤクルトが29日、14日のオリックス戦(京セラドーム)で樹立したプロ野球新記録「1イニング11打数連続安打」をギネス申請した。メジャーでもマークされていない記録について「ギネス・ワールド・レコード社」が着目。24日に同社から問い合わせを受けた球団は、この日、役員会議を開き手続きを完了した。7月中旬までに認定証が届く予定で、貯金13で2位につける好調のヤクルト打線が“ギネス打線”となる。
プロ野球では過去、阪神が06年に金本の904試合連続フルイニング出場を申請したが、かなわなかった。07年からロッテがタイアップ企画「24時間以内に野球場で血圧を計った人の数」で認定された例があるが、試合内容自体の認定は日本プロ野球史上で異例のこと。11打数連続安打となる中越え二塁打を放った飯原は、翌15日から記念のバットを使おうとしていたところを関係者に止められて保管しており「とっておいて良かったです」と胸をなで下ろした。認定証については、球団関係者は「何らかの形でファンの皆様にお見せしたいと考えています」と説明。首位・巨人追走へギネス認定が追い風になりそうだ。