昨年末から連日の様に報じられている「年越し派遣村」。派遣切り等によって職を失った人々が、食糧や住み処を求めて東京・日比谷公園に続々と集まって出来た“村”で、その総数は約500人に上るとも。この村の開設が許されていたのは5日の朝迄だった為、昨日は都内に確保された学校跡地の体育館等4ヵ所に移動する彼等の姿がニュースで報じられていた。
ブログ「田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)」を運営されている右打ち職人様が1月3日、年越し派遣村に足を運ばれたそうで、その様子を「派遣村に行ってみた」という記事にされている。騒然とした雰囲気を想像されていた様だが、実際にはこぢんまりとした感じだったとか。自分の目で確認しないと見えて来ない物も在る訳で、報じられた記事だけでどうこう書いているアームチェア・ディテクティヴの如き自分としては、アクティヴに動かれている右打ち職人様を見習わなければという思いにさせられた次第。
右打ち職人様は記事の最後を、次の文章で結んでいる。
「現状でも大変な人はいるだろうが、そんなに騒ぐ事なのか。今騒ぐなら、なぜ以前からこういった問題をきちんと伝えないのか。『?』な感情が渦巻きながら、派遣村を離れた。」
「今騒ぐなら、何故以前からこういった問題をきちんと伝えないのか?」という点は全く同感だ。マスメディアの問題は確かに在る。唯、彼等がこれ迄報じなかった理由として、「こういった事態になる迄は、この手のニュースを報じても多くの視聴者が関心を寄せてくれない。」というのも在ったのではなかろうか。そうなると、我々視聴者の側にも責任が無い訳では無い。
又、「現状でも大変な人は居るだろうが、そんなに騒ぐ事なのか。」という点に付いては、右打ち職人様とは異なった考えを持っている。他者の不幸を政争の具にしてはならないし、実際に起こっている以上の事を報道して、徒に世論誘導する事が在ってもいけないと思っている自分だが、実際に食糧や住み処が無くて彷徨っている人々が少なからず居る以上は、「騒ぎ過ぎ。」と言われ様とも報じる必要性は在るのではないかと。でっち上げた内容を報道するのは言語道断だ。だが、そうで無ければ、大きく報じられる事で救われる命が多くなれば、それは悪い事では無いと思う。
ブログ「田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)」を運営されている右打ち職人様が1月3日、年越し派遣村に足を運ばれたそうで、その様子を「派遣村に行ってみた」という記事にされている。騒然とした雰囲気を想像されていた様だが、実際にはこぢんまりとした感じだったとか。自分の目で確認しないと見えて来ない物も在る訳で、報じられた記事だけでどうこう書いているアームチェア・ディテクティヴの如き自分としては、アクティヴに動かれている右打ち職人様を見習わなければという思いにさせられた次第。
右打ち職人様は記事の最後を、次の文章で結んでいる。
「現状でも大変な人はいるだろうが、そんなに騒ぐ事なのか。今騒ぐなら、なぜ以前からこういった問題をきちんと伝えないのか。『?』な感情が渦巻きながら、派遣村を離れた。」
「今騒ぐなら、何故以前からこういった問題をきちんと伝えないのか?」という点は全く同感だ。マスメディアの問題は確かに在る。唯、彼等がこれ迄報じなかった理由として、「こういった事態になる迄は、この手のニュースを報じても多くの視聴者が関心を寄せてくれない。」というのも在ったのではなかろうか。そうなると、我々視聴者の側にも責任が無い訳では無い。
又、「現状でも大変な人は居るだろうが、そんなに騒ぐ事なのか。」という点に付いては、右打ち職人様とは異なった考えを持っている。他者の不幸を政争の具にしてはならないし、実際に起こっている以上の事を報道して、徒に世論誘導する事が在ってもいけないと思っている自分だが、実際に食糧や住み処が無くて彷徨っている人々が少なからず居る以上は、「騒ぎ過ぎ。」と言われ様とも報じる必要性は在るのではないかと。でっち上げた内容を報道するのは言語道断だ。だが、そうで無ければ、大きく報じられる事で救われる命が多くなれば、それは悪い事では無いと思う。
他にもネットカフェ難民とか、そもそも勝ち組とか負け組みという言葉が流行ったころからこの問題は見え隠れしていたと思います。 また、ビンボウな若者の生活を明るく笑いにしてしまうバラエティ番組などでも目にしていると思います。 ただ、私もマスコミに関しても、それに気づいていた賢明な人たちについても、問題を先送りにした後悔が大きくあるのではないでしょうか。 年金も含め、社会保険の問題も明らかに先送りのツケが今頃きています。 だから騒ぎもより大きくなるのでしょう。 国会が始まりましたが、すばやい対応は民間のボランティアや民間企業、地方の自治体などです。 もしかすると国の対応が鈍重なのを批判する意味でも、今の政局を批判する意味からわざと騒ぎを大きくするというブレーンがマスコミの中にもあるのかもしれませんね。 それから私事との比較なのですが、震災の時に仮設がたくさん立ち並びまして、幸いにも私の家族ともども、転勤族でしたから、本社に戻ればよいだけのことでした。 その時の様子とよく似ている気がして、何か助けてあげたいという気持ちは結構あるのです。
昨日、某中堅建設会社が約190億円の負債を抱えた為、民事再生法の適用を申請したというニュースが報じられました。不景気さを改めて実感させられた訳ですが、その夜には英国の大手陶磁器メーカー「ウォーターフォード・ウェッジウッド」が約500億円の負債を抱え、事実上経営破綻したというニュースに触れて愕然。中国製の安価な陶器に押されて苦戦していた上に、世界的な不景気の風が吹き荒れた事での経営破綻と。収入が減ると、生きて行く上で絶対不可欠な物以外から支出は削られて行く訳で、その意味ではブランド品関係の販売も流石に苦しくなって行くのかなあと。
自営業の方と話をすると、大凡「昨年の夏迄は何とかかんとか凌げていたが、10月辺りから全く駄目になった。」という話をしています。それだけ急激に景気が悪くなったという事で、だからこそマスメディアも追い切れなかったという面は在るかと思うのですが、御指摘の様に「“過度な”格差社会」に対する警鐘を鳴らし続けた来た人達も居るのですから、マスメディアに従事している人の中には忸怩たる思いを持った方も居られるでしょうね。
派遣村でのマスコミの取材、ちょっと怪しいなと思ってます。派遣切りにあって突然宿泊するところをなくされた方は大変だとはおもいますが、手取り12万ほどもらっていて宿泊も出来る仕事先に居たならばある程度の蓄えもしようと思えばできたはずじゃないかと思ってます。(もちろん全てのケースに当てはまるとは思いませんが)。あるニュースに出ていた人は所持金(全財産?)6千円とか言ってましたけど、その人はそれまでちゃんとお金を貯めようとしていたのだろうかと。。。
私も派遣村にいって実際に利用されている方とお話したいとおもっておりましたが、もう閉村したみたいで、いけないのが歯がゆいです。
ただ、派遣会社の代表がこういっていたとかの伝聞とか、現実に色んな求人情報を見る限りまだまだ働こうと思えば働き口はあるはず。しかも結構良い条件でです。
一つの例をお示しいたします。
ハローワークインターネットサービス
http://www.hellowork.go.jp/
求人情報サービス
https://www.hellowork.go.jp/kensaku/servlet/kensaku?pageid=001
ここに就業形態 一般、月給15万
職種はフリー(希望せず)
地域を関東~東京、神奈川、千葉
年齢35
産業の希望~なし
で検索を掛けると
47866 件が該当
上記条件でパートにして(時給850円)
23830 件が該当
(40歳・パートでも23811 件が該当しました。)
ずっと派遣でラインで機械工をしていたから、○○という自動車工場で期間工をしていたから、吉野家でバイトなんて出来ないと最初から彼ら自身で選択枠を減らしている事実もあると聞きました。
突然職を失うのはショックだと思いますが、そればかりに焦点を当てたマスコミの姿勢は良くないと思います。
極論を言えば「そうなったのも自業自得!」という例の派遣労働者の存在も報道するべきだと思います。
すべて世間が悪い、景気が悪いからと他人のせいにしているばかりでなく、もっと自分で出来ることがあるということを、広報すべきだと思います。
「認知症の夫(幸い元より穏やかな人なので徘徊・暴力のような酷いことにはなっていないようです)を抱える者としては介護の人がもっと増えて欲しい、賃金が低いからイヤなのだろうか。車の工場や土方の賃金と差があるのだろうか。
話は変わるがなぜ介護職の方を安く悪い条件で働かせるのかも分からない。未だ医者だけが偉くて高賃金でいばっていて奥様会までいばっている、しかし看護婦他のものは低賃金の「白い虚塔」の世界なんだろうか。もしそうなら戦後60年も経ったのに酷い世の中だ」と。
もっとも、甘いといわれるかもしれませんが、私の意見としては必ずしもtakさまの意見を全面的に肯定することはありません。
ただ老女の意見のような気持ちもあります。それはtakさまとも通じると思います。
もっとも10年ぐらい前、公共工事の削減から、建設業者・土建業者を福祉事業に目を向けさせようという動きがあったように記憶していますが、あまりにもかけ離れた分野だわ、その手の皆様の「男の沽券」にかかわるのか全く成功しませんでしたネ。
なかなか難しい問題です。
私とて長年経理をやっていたのにいきなり営業へ行けといわれたらうろたえます(実際定年退職寸前の非管理職の者がやられやすいイヤガラセです)。
差別問題を悪用して、不当な利益&権利を享受している様な不埒な人間が居る。以前から何度も指摘している様に、そういう輩には憤りを感じています。「年越し派遣村に居た人達の中に、勤労意欲が高いとは言えない様な者が居る可能性。」や「所謂“プロ市民”の様な連中が関与している可能性。」は正直、自分の頭に過らなかった訳では在りません。坂本哲志総務政務官の「本当に真面目に働こうとしている人達が集まっているのかな、という気もした。」という発言も、その辺を指しているのだと思いますので、この発言を100%否定する気持ちも無いです。もしそういう不埒な人達が居たとしたら、それは当然乍ら同情の余地は無いからです。唯、安定した職を得ている人達からは見えない部分というのも在ると思うんです。
確かに色々検索すると、仕事が全く無い訳では無い。しかし以前にも問題になった様に、雇用者(又は仲介者)による“中抜き”等、余りにも理不尽と言える事柄が未だに存在しているという話も耳にします。働いている間に貯金が出来なかった人の中には、そういった理由が在ったケースも否定出来ないし、紹介されている仕事の中にそういった類の物が在るのかもしれない。あくまでも「推測」でしか語れない訳ですが、実際にその立場に身を置いてみないと断言出来ない部分が在るというのも、頭の片隅に置いて考えなければいけないだろうなと自分は思います。
くどい様ですが、勤労意識が全く無く、「これ幸い。」とばかりに騒ぎに便乗している連中は論外。「自分達で出来る事は、しっかり自分達でする。」と訴える重要性も全く同感。
先日も書いた話なのですが、以前に若い看護師(男性)を取り上げた番組が印象に残っています。激務乍らも必死で頑張っていた彼が、最後には介護の現場から離れる事になる事となった。高齢者の御世話をするのが好きで、彼としてもずっとその仕事をして行きたかったのだけれども、将来的に家庭を持った際、今の賃金体系では余りに不安要素が多過ぎるというのがその理由でした。苦悩した挙句の決断だった様で、「好きなのに辞めなければいけない・・・。」と涙する彼の姿が忘れられません。労働に値する対価がきちんと払われなければ、例えその現場で働きたいという気持ちが在ったとしても、ずっと働き続けるには無理が在る。そういう実態も、改善されていかないといけないでしょうね。
ハイエナ様の書かれておられる事、自分も実体験として判ります。正社員の中に優秀な者も居れば遣る気の無い者も居る様に、派遣社員の中にも同様の事が言える。以前の職場でも、正社員よりも遥かに優秀で、献身的に業務に当たってくれる派遣社員が少なからず居ましたし。勿論、優秀な派遣社員の中に「組織に縛られたくないから。」という理由から、望んで派遣の立場になった人も居るでしょう。どれだけ怠惰で在っても、正社員で在る以上は組織に縛られる部分が在る訳で、「それを自らの意思で忌避したのだから、安直な馘首に晒されても致し方無い面が在る。」という御意見も世の中に存在している事も理解していますが、それにしても正社員よりも必死で業務に当たっていた者迄、過酷な環境下に置かれている“としたら”、自分はどうしても同情を覚えてしまいます・・・。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
医師のtakです。
>未だ医者だけが偉くて高賃金でいばっていて奥様会までいばっている
いえ、勤務医の平均給料、生涯賃金は他の職種と比べて傑出して高いとはいえないんです。むしろ勤務時間で割ると低いぐらいです。そしてそんな給料でかなりの責任とリスクを負わされます。
開業医の先生の場合は確かに勤務医より収入も多いですが、親の後をついでされる先生の場合は初期立ち上げコストがかからず(これはどの職業でも同じ)、自分が最初から独立してやる場合はこれも数千万から億単位の借金を背負い、それはそれはものすごく働いていらっしゃいます。(私はその大変さを知っているので、あえて開業の道は選んでいない。)
奥様会というのは(今でも時代遅れのドラマ「白い巨塔」を思い出す人がいるんですねw)まあ未だにあるのかどうかしりませんが、そんなものはどの職業でも家族会みたいなものがあるのと同じです。
>しかし看護婦他のものは低賃金の
たしかに医師に比べれば看護婦さんの給料は低いですが、同じ歳のOLさんよりずっともらっている場合が多いです。そしてこれが決定的にちがうのですが。。。。
「彼女達は一生喰いっぱぐれがない!」
ここがOLさんたちと違う生きていく上でものすごい強みなんですね。
そうそう、話は変わって、今日ハロワに電話して直接尋ねました。
「例えばハケン切りにあって寮を追い出され住所も不定な場合でもなにか仕事は見つかりますでしょうか?」とたずねたら
「ええ、なんでも相談に乗りますよ。一度いらしてください。」とのこと。
そのほか色々とお話を伺った印象としては、やっぱり仕事は選ばなければちゃんとありそうです。
もちろん時間がゆるせば現場に行きたいのですが、私自身の仕事を抜ける事ができなかったのです。
以前にも書いた事なのですが、どんな職業で在れ「高給取り=悪」という事では決して無いのは言う迄も在りません。例えば政治家の場合、多くの国民は彼等に極限の高潔さなんか求めてはいないと思うんです。「“或る程度”の悪さが在っても構わない。だけれども、得ている対価以上の国益を生み出す仕事をして欲しい。」と思っている人が多いのではないかと。勿論、悪いだけの能無しでは御話になりませんが。
どんな職業にも言える事ですが、対価に見合う責任感を背負わされるもの。人の命を救うという医師に関しては、「肉体的&精神的なプレッシャーが半端では無いだろうし、大変だなあ。」という思いが在ります。それを考えたら、それなりの高い対価を得てもおかしくないと思います。